無人島合宿
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「案外近いね」
夜が明け、太陽が昇り始めた頃…
皆は建物の外に出て海の向こうに見える島を見ていたのだ。
「手をふれば、天方先生か江さんが見つけてくれますよね」
「まだ寝てるだろ」
「起きたら気づいて船出してくれるんじゃないかな」
「起きるまで後どれくらい??」
蒼達が今後について話し合う中、真琴がポツリと次の言葉を呟くのだった。
「俺が泳いで連絡してくるよ」
真琴の言葉に皆が思わず驚きの声を上げた。
「バカいうな…」
「そうですよ」
そんな心配そうな彼らを横目に見ると真琴は海の方に目を向けた。
「でも、今の海はすごく穏やかだし。それに…みんなが居てくれるから」
目を細め微笑む真琴に、渚たちが手を挙げた。
「じゃあ僕も!」
「じゃあ僕も行きます」
渚と怜が海に駆け出す。
そんな彼らを見て真琴も海に駆け出す。
「よし!!島まで誰が早いか…」
「競争だね!!」
「いいでしょ!!」
「ハルちゃんもアオちゃんも早く!!」
「ほらいこ!ハル!!アオちゃん!!」
海の中ではしゃぎ二人に手をふる皆を見て遙が小さくため息を吐く。
そんな彼の背中に蒼は手を添えた。
「ほら…いこハル」
「そうだな…」
そして二人も皆がいる海に向かうのだった。
*
「あら~~」
天方と江が起き砂浜に到着したのだが、この光景に目を丸くした。
「みんな…何やってるんですか…?アオちゃんまで…」
砂浜に寝転がりスヤスヤと気持ちよさそうに眠る5人がいた。
そんな彼らのある一コマを江はパシャリとデジタルカメラで撮る。そして彼らに向けて大きな声を出すのだった。
「はいはい!練習、はじめますよ~!
ちょっと!
みなさん、聞いてるんですかー?
起きてくださーーーい!」