無人島合宿
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「人の家を勝手に置き場にするな」
「だって…ハルちゃん家広いから」
真琴が持ってきてくれたキャンプ用品は真琴も家から近くて部屋が広い遙の家で広げられた。
「これ全部無人島かなぁ?
あ!いっそ無人島でキャンプっていうのも!」
渚が先ほどの島が書かれた紙を広げはじゃぎまわる。そんな彼の後ろから怜が紙をひったくる。
「良くないです」
「無人島でバーベキュー!」
「バーベキュー!!」
「だから、無人島から離れましょうよ!!」
両手を天井に突き上げ、バーベキューだったり無人島と連呼する渚。釣られて江も楽し気に声をあげる。
そんな二人を落ち着かせようと怜も口を開いた。
微笑まし気な光景。思わず真琴も顔にも笑みが零れる。
「これでたしかに宿泊代は浮くけど…
どうやって行くの?」
遙の隣に座りジッと黙り込んでいた蒼がようやく口を開く。
「そうだよね…後は交通費か」
皆がうーんと考え込む中、渚が声を出す。
「天ちゃん。船持ってないかなぁ?」
「持ってないでしょ普通」
渚の考えを怜はピシャリと否定するが、その考えにあ!!と声を漏らす人物がいた。
「いた!!持っている人!!」
思い当たる人物に心当たりがあったのは真琴だった。
「うーーーん」
呼び出され事情を一通り聞いた彼は首の後ろをかき唸る。その彼をジッと身を乗り出して見つめるのは渚と江と真琴。
「確かにウチはじいちゃんのイカ釣り漁船がある。俺も船舶免許を持ってる。
だが…
ピザ一枚でそれを頼むか?普通!?」
真琴が呼び出したのは笹部だったのだ。
交通費代=ピザ一枚分
確かに割に合わない要求。
そこをわかってか皆無理を承知で頼み込む。
「そこをなんとか!!」
「これも付けるから!!」
渚が両手に持っていたのは木彫りのイワトビちゃん
「いらねぇーよ!!」
ピシャリと渚に一言一喝すると笹部はまた考え込んだ。そして彼は遂に結論をだす。
「うーーーーん。
まぁ……いっか」
それに俯いていた皆の顔が一斉に彼に向く。
「合宿までは付き合ってはやんねーけど…送り向かいだけならな。」
「ホント!?!?」
机に両手をつき渚は身を乗り出し笹部を見る。そして笹部があぁ!と了承の返事を出すと、渚や江そして真琴は喜ぶのだった。
「ありがとうございます!!」
「これもどうぞ!!」
江が差し出したのは渚が持っていたものと同じもの。
「だからいらねぇーて!!」
二度めの笹部の突っ込み。
思わず見ていた蒼が小さく笑った。
「良かった…」
そんな彼女の様子にポツリと声を漏らしたのは真琴だった。
「え!?」
「アオちゃんは笑っているほうがいいよ」
真琴の優し気な瞳に蒼は惹き込まれる。
が、次の瞬間…
「アオちゃん!!無人島だよ!!」
「バーベキューだよ!!アオちゃん!!」
テンションマックスの渚と江の二人に手を取られ騒ぐ彼らの輪に加わる羽目になるのだった。
「だって…ハルちゃん家広いから」
真琴が持ってきてくれたキャンプ用品は真琴も家から近くて部屋が広い遙の家で広げられた。
「これ全部無人島かなぁ?
あ!いっそ無人島でキャンプっていうのも!」
渚が先ほどの島が書かれた紙を広げはじゃぎまわる。そんな彼の後ろから怜が紙をひったくる。
「良くないです」
「無人島でバーベキュー!」
「バーベキュー!!」
「だから、無人島から離れましょうよ!!」
両手を天井に突き上げ、バーベキューだったり無人島と連呼する渚。釣られて江も楽し気に声をあげる。
そんな二人を落ち着かせようと怜も口を開いた。
微笑まし気な光景。思わず真琴も顔にも笑みが零れる。
「これでたしかに宿泊代は浮くけど…
どうやって行くの?」
遙の隣に座りジッと黙り込んでいた蒼がようやく口を開く。
「そうだよね…後は交通費か」
皆がうーんと考え込む中、渚が声を出す。
「天ちゃん。船持ってないかなぁ?」
「持ってないでしょ普通」
渚の考えを怜はピシャリと否定するが、その考えにあ!!と声を漏らす人物がいた。
「いた!!持っている人!!」
思い当たる人物に心当たりがあったのは真琴だった。
「うーーーん」
呼び出され事情を一通り聞いた彼は首の後ろをかき唸る。その彼をジッと身を乗り出して見つめるのは渚と江と真琴。
「確かにウチはじいちゃんのイカ釣り漁船がある。俺も船舶免許を持ってる。
だが…
ピザ一枚でそれを頼むか?普通!?」
真琴が呼び出したのは笹部だったのだ。
交通費代=ピザ一枚分
確かに割に合わない要求。
そこをわかってか皆無理を承知で頼み込む。
「そこをなんとか!!」
「これも付けるから!!」
渚が両手に持っていたのは木彫りのイワトビちゃん
「いらねぇーよ!!」
ピシャリと渚に一言一喝すると笹部はまた考え込んだ。そして彼は遂に結論をだす。
「うーーーーん。
まぁ……いっか」
それに俯いていた皆の顔が一斉に彼に向く。
「合宿までは付き合ってはやんねーけど…送り向かいだけならな。」
「ホント!?!?」
机に両手をつき渚は身を乗り出し笹部を見る。そして笹部があぁ!と了承の返事を出すと、渚や江そして真琴は喜ぶのだった。
「ありがとうございます!!」
「これもどうぞ!!」
江が差し出したのは渚が持っていたものと同じもの。
「だからいらねぇーて!!」
二度めの笹部の突っ込み。
思わず見ていた蒼が小さく笑った。
「良かった…」
そんな彼女の様子にポツリと声を漏らしたのは真琴だった。
「え!?」
「アオちゃんは笑っているほうがいいよ」
真琴の優し気な瞳に蒼は惹き込まれる。
が、次の瞬間…
「アオちゃん!!無人島だよ!!」
「バーベキューだよ!!アオちゃん!!」
テンションマックスの渚と江の二人に手を取られ騒ぐ彼らの輪に加わる羽目になるのだった。