Free【高校生編】
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夏が終わり、月日は慌ただしく過ぎていった…
「うわぁ!!もうこんな時間!!
蒼行くよ!!」
「えぇ!?もうそんな時間!?」
時間を気にしながらアタフタと外へ出る二人。
外に出た二人は、東京の街を歩きあるアパートの扉の前で足を止める。
インターホンを鳴らしても一向に出てくる気配がない。
ドアノブに真琴は手をかけると小さくため息をつく。
「しょうがないなぁ〜」
「ハルらしいよね」
鍵が閉まってない扉を開け、毎度のごとくげんなりする真琴。そんな真琴を急かすように蒼は笑いながら先に中へ。
二人が向かうのはもちろん浴槽。
案の定、水風呂に浸かってた遙が顔を覗かせる。
「行こ!飛行機の時間に遅れちゃうよ」
蒼が遙を見ながら笑みをこぼす。
そして真琴と蒼は顔を見合わせタイミングを合わせ彼の名を呼んだ。
「「ハルちゃん!!」」
息のあった二人の呼び声に遙なげんなりとしながら、伸ばされてる真琴の手に己の手を伸ばした。
「だからちゃんづけはやめろって」
そして3人は飛行機に乗り、岩鳶へ。
飛行場で待っていた渚と怜に合流する。
「凛ちゃんのとこ行く前にちょっと寄りたい所があるんだけど」
渚の一声で、蒼・遙・真琴・渚・怜は岩鳶SC RETURNSに来ていた。
彼らの手には白い封筒。
それを花壇の前の地面に掘った穴に入れた金属製の箱に皆それぞれ入れていく。
皆が封筒の中に入れたのは各々がリレーで見えた最高の景色について綴ったもの。
また皆が集まった何年か後に見ようとタイムカプセルとしてその封筒をこの思い出のある土地に埋めたのだ。
ふと、遙が地面にしゃがみ込み木の枝で何かを書く。
『For the future』
皆が立ち去った後に取り残されるようにその文字が記された。
そして彼らが向かったのは鮫柄学園のプール。
だが、プールの扉の前には真ん中に凛が背中を向いて立ち、左右には紙袋で作ったお面を被った鮫柄の部員が仁王立ちで立っていた。
緊張した面付きを彼らがする中、凛が肩をクククッと震わせる。
「待ってたぜ…
お前らに見たことがない最高の景色見せてやるよ!!!!」
自信満々に凛は振り向きざまに目を光らせ、ドン!!っと扉を押し開ける。
その扉の先にある光景に皆は目を丸くする。
広がるのはピンク色のプール。
桜の花びらがプールの一面を覆い尽くしていたのだ。
去年、彼らが凛に見せた桜のプールよりも桜の花びらが舞い落ちていて、皆は顔を見合わせ嬉しそうに頬を緩ました。
そして凛も含めて皆笑いながら桜のプールへ一目散に走り出す。
着ている服を脱ぎ、水着姿になった彼らは桜のプールに飛び込むと少年・少女のように水しぶきを上げながらはしゃぎまわる。
はしゃぐ彼らの中心では、心地よさげに浮かぶ遙の姿があった…
キャッキャと普段の渚以上にはしゃぐ蒼は、太陽のように弾ける笑みを浮かべながら水しぶきを上げた。
この目にしっかりと焼き付かせようと誰よりも楽しんだ。
この景色を………
皆との楽しい思い出を………
心に刻むために。
何度だって何度だって夏は訪れる
これで終わりじゃない
皆バラバラになるけど理由があってこそ
けっして独りじゃない
心の奥で皆と気持ちは繋がっているんだから
苦楽を共にした仲間達と
蒼は桜舞う青空に目を向け細めた。
2年間のここでの記憶が鮮明に脳裏に蘇っていく。
どの記憶も蒼にとってかけがえのない宝物だ。
道に迷ったり、間違えたりした
それでも仲間達が助けてくれた
ずっと側には心の支えのように真琴がいてくれた
もう迷わない!皆がいるから大丈夫!!
「真琴!!」
「どうしたの?蒼??」
突然呼びかけられた真琴は、蒼の方を見て柔らかく微笑む。
ずっと好きだった真琴の優しい新緑色の瞳に蒼は吸い込まれる。
「これからもよろしくね!!」
エヘヘと笑う蒼に、不意をつかれた真琴は顔を赤くする。
その姿に周りからはからかい混じりのヤジが飛ぶ。
「ヒューヒュー!!
お前ら見てるとコッチまで恥ずかしくなるぜ」
口笛を軽快に鳴らしながら凛が真琴を小突く。
「マコちゃんが照れてる〜!!」
渚がからかいながら高笑いする。
「真琴先輩と蒼先輩、お似合いです!」
頬を紅潮させながら微笑ましそうに怜が笑みを浮かべる。
弾ける様な笑い声はしばらくの間、桜のプールで止むことは無かった。
それぞれの夢に向かって
彼らは新たなステージへ旅立った……
GO TO THE NEXT STAGE
「うわぁ!!もうこんな時間!!
蒼行くよ!!」
「えぇ!?もうそんな時間!?」
時間を気にしながらアタフタと外へ出る二人。
外に出た二人は、東京の街を歩きあるアパートの扉の前で足を止める。
インターホンを鳴らしても一向に出てくる気配がない。
ドアノブに真琴は手をかけると小さくため息をつく。
「しょうがないなぁ〜」
「ハルらしいよね」
鍵が閉まってない扉を開け、毎度のごとくげんなりする真琴。そんな真琴を急かすように蒼は笑いながら先に中へ。
二人が向かうのはもちろん浴槽。
案の定、水風呂に浸かってた遙が顔を覗かせる。
「行こ!飛行機の時間に遅れちゃうよ」
蒼が遙を見ながら笑みをこぼす。
そして真琴と蒼は顔を見合わせタイミングを合わせ彼の名を呼んだ。
「「ハルちゃん!!」」
息のあった二人の呼び声に遙なげんなりとしながら、伸ばされてる真琴の手に己の手を伸ばした。
「だからちゃんづけはやめろって」
そして3人は飛行機に乗り、岩鳶へ。
飛行場で待っていた渚と怜に合流する。
「凛ちゃんのとこ行く前にちょっと寄りたい所があるんだけど」
渚の一声で、蒼・遙・真琴・渚・怜は岩鳶SC RETURNSに来ていた。
彼らの手には白い封筒。
それを花壇の前の地面に掘った穴に入れた金属製の箱に皆それぞれ入れていく。
皆が封筒の中に入れたのは各々がリレーで見えた最高の景色について綴ったもの。
また皆が集まった何年か後に見ようとタイムカプセルとしてその封筒をこの思い出のある土地に埋めたのだ。
ふと、遙が地面にしゃがみ込み木の枝で何かを書く。
『For the future』
皆が立ち去った後に取り残されるようにその文字が記された。
そして彼らが向かったのは鮫柄学園のプール。
だが、プールの扉の前には真ん中に凛が背中を向いて立ち、左右には紙袋で作ったお面を被った鮫柄の部員が仁王立ちで立っていた。
緊張した面付きを彼らがする中、凛が肩をクククッと震わせる。
「待ってたぜ…
お前らに見たことがない最高の景色見せてやるよ!!!!」
自信満々に凛は振り向きざまに目を光らせ、ドン!!っと扉を押し開ける。
その扉の先にある光景に皆は目を丸くする。
広がるのはピンク色のプール。
桜の花びらがプールの一面を覆い尽くしていたのだ。
去年、彼らが凛に見せた桜のプールよりも桜の花びらが舞い落ちていて、皆は顔を見合わせ嬉しそうに頬を緩ました。
そして凛も含めて皆笑いながら桜のプールへ一目散に走り出す。
着ている服を脱ぎ、水着姿になった彼らは桜のプールに飛び込むと少年・少女のように水しぶきを上げながらはしゃぎまわる。
はしゃぐ彼らの中心では、心地よさげに浮かぶ遙の姿があった…
キャッキャと普段の渚以上にはしゃぐ蒼は、太陽のように弾ける笑みを浮かべながら水しぶきを上げた。
この目にしっかりと焼き付かせようと誰よりも楽しんだ。
この景色を………
皆との楽しい思い出を………
心に刻むために。
何度だって何度だって夏は訪れる
これで終わりじゃない
皆バラバラになるけど理由があってこそ
けっして独りじゃない
心の奥で皆と気持ちは繋がっているんだから
苦楽を共にした仲間達と
蒼は桜舞う青空に目を向け細めた。
2年間のここでの記憶が鮮明に脳裏に蘇っていく。
どの記憶も蒼にとってかけがえのない宝物だ。
道に迷ったり、間違えたりした
それでも仲間達が助けてくれた
ずっと側には心の支えのように真琴がいてくれた
もう迷わない!皆がいるから大丈夫!!
「真琴!!」
「どうしたの?蒼??」
突然呼びかけられた真琴は、蒼の方を見て柔らかく微笑む。
ずっと好きだった真琴の優しい新緑色の瞳に蒼は吸い込まれる。
「これからもよろしくね!!」
エヘヘと笑う蒼に、不意をつかれた真琴は顔を赤くする。
その姿に周りからはからかい混じりのヤジが飛ぶ。
「ヒューヒュー!!
お前ら見てるとコッチまで恥ずかしくなるぜ」
口笛を軽快に鳴らしながら凛が真琴を小突く。
「マコちゃんが照れてる〜!!」
渚がからかいながら高笑いする。
「真琴先輩と蒼先輩、お似合いです!」
頬を紅潮させながら微笑ましそうに怜が笑みを浮かべる。
弾ける様な笑い声はしばらくの間、桜のプールで止むことは無かった。
それぞれの夢に向かって
彼らは新たなステージへ旅立った……
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