メドレーリレー
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戻った遙に皆待ってましたと駆け寄る。
「そろそろ招集が始まる…行こう」
そんな4人の元に慌てて蒼と雪菜が走ってきた。
切羽詰まるような表情をする二人に一同は立ち止まる。
「どうしたの?」
「雪菜がどうしても…決勝の前に言いたいことがあるって言って…」
真琴の言葉に息絶え絶えの蒼が答える。
その言葉で視線が一気に雪菜に集まる。
緊張な面付きを浮かべながら雪菜は4人の顔を見てから、大きく頭を下げた。
「昨日はあのリレーを悪く言ってホントにごめんなさい。
蒼からさっき話しを聞いて…
全てそれが凛さんっていう人の為だったって知って…
どうしても謝りたいと思って……」
蒼の話を聞いて、あのリレーの真意に気づいた雪菜は、彼らの絆の深さを知る。
と、同時に昨日自分の吐いたセリフに気づき、謝らないとと思ったのだ。
「頭上げてよ…ユキちゃん」
「わかっていただけたならいいんですよ」
渚と怜の言葉に雪菜はゆっくりと顔を上げると、皆柔らかい表情を浮かべていた。
「皆優しいでしょ?」
呆ける雪菜に蒼は覗き込んで声をかける。
「………優しすぎるよ」
雪菜は唇を噛み締めながら独り言のように呟いた。
ただいまより男子400mメドレーリレー決勝を始めます。
アナウンスと同時に選手がプールサイドに出てくる。
前方を歩く鮫柄。渚と怜・真琴は、その中にいる宗介の肩が赤くなっていることに気づき困惑した面付きに。
「山崎さんのあの肩…」
「そうしちゃったんだろ?」
「あの状態で泳ぐつもりなんでしょうか?」
不安そうに声を上げる渚と怜。
そんな彼らに遙は先程聞こえた内容を皆に打ち明けた。
「山崎は…去年の泳ぎを見ていたんだ。
おのリレーを見て山崎は自分の夢を見つけた。そして仲間と泳ぐことの意味を知った
自分も泳ぎたいと強く思った。
最高のチームで最高のリレーを…たとえ肩が壊れても…」
そして遙は顔を上げ、皆を見渡し、自分が思っている事を言う。
「だから…俺たちもそれに本気で答えたい!!」
遙の想いに皆大きく頷くのだった。
4レーンを泳ぐ鮫柄
5レーンを泳ぐ岩鳶
必然的に両チームは向かい合って互いに火花を散らしていた。
「油断してると痛い目にあいますよ?」
「その強気…失敗フラグにならないように気をつけてね!」
ブレを泳ぐ似鳥と渚
「俺の必殺バサロ…見せてやるぜ!!」
「残念だけど…そんな余裕はないんじゃないかな??」
ブレを泳ぐ百太郎と真琴
「負ける気がしねぇ…」
「奇遇ですね……僕も勝てる気しかしません
バッタを泳ぐ宗介と怜
「これが俺たちのチームだ…最高のな」
「あぁ、それは俺たちも同じだ……」
フリーを泳ぐ凛と遙
それぞれの想いが交錯する中、いよいよ決戦。
よーーーい………
せい!!!!!
一斉に水に飛び込む百太郎と真琴。
最初は百太郎のバサロで一気に真琴との差を離す。しかし、真琴の泳ぎの強みは力強いストローク。徐々に差を縮めて追い越す。
バサロが強みの百太郎と
力強いストロークが強みの真琴
二人の対決はほぼ引き分け。
同時に次のブレに引き継がれた。
と同時に、真琴から渚への引き継ぎには練習の成果が出る。完璧な引き継ぎで一気に似鳥との差を広げた。だが、負けずに似鳥も喰らいついていく。
そして最後には似鳥が追いつき両者は並んで泳ぎ、ほぼ同時に次のバッタへ。
だが、スタート台にいた宗介を見た途端、応援していた鮫柄は目を疑った。
一体どうしたのか??大丈夫なのか???
どよめきが走り、応援が止まる応援席にとある人物からの一喝が響き渡った。
「何をしている!!!
今おまえたちがやるべきことはなんだ??
仲間への声援を送ることだろ!!!!」
その言葉になお一層声援の声は大きくなる。
そして宗介が怜に段々と追いついて背中を捉え追い越す。ターンに入り残り50m。しかし、そこで宗介の肩が悲鳴を上げる。そんな彼に最後の力を振り絞らせたのは、仲間の百太郎と似鳥とそして凜の声だった。
次に繋げる為、宗介は必死に手を伸ばす。力を振り絞ろうと…
最初に壁にタッチしたのは怜。そしてすぐに宗介が壁にタッチする。
勝負は最後のフリーにもつれ込む。
泳ぐ遙と凛は皆の想いを背負ってグングンとスピードを上げていく。そして二人同時にターンに入る。
互いに勝利のために仲間のために………
意地と意地とぶつかりあい………
それを制したのは遙だった。
1位 岩鳶
2位 鮫柄学園
それを見た瞬間岩鳶の応援席では飛ぶように皆跳ねて喜んだ。
これで全国進出が決定したからだ。
対して、後一歩及ばなかった凛達だが、悔いはなかった。皆で泳げたこと…このメンバーでリレーを泳ぎきれたことに喜び、飛ぶように4人は輪を作って肩を組み、弾けるような笑顔を浮かべた。
「そろそろ招集が始まる…行こう」
そんな4人の元に慌てて蒼と雪菜が走ってきた。
切羽詰まるような表情をする二人に一同は立ち止まる。
「どうしたの?」
「雪菜がどうしても…決勝の前に言いたいことがあるって言って…」
真琴の言葉に息絶え絶えの蒼が答える。
その言葉で視線が一気に雪菜に集まる。
緊張な面付きを浮かべながら雪菜は4人の顔を見てから、大きく頭を下げた。
「昨日はあのリレーを悪く言ってホントにごめんなさい。
蒼からさっき話しを聞いて…
全てそれが凛さんっていう人の為だったって知って…
どうしても謝りたいと思って……」
蒼の話を聞いて、あのリレーの真意に気づいた雪菜は、彼らの絆の深さを知る。
と、同時に昨日自分の吐いたセリフに気づき、謝らないとと思ったのだ。
「頭上げてよ…ユキちゃん」
「わかっていただけたならいいんですよ」
渚と怜の言葉に雪菜はゆっくりと顔を上げると、皆柔らかい表情を浮かべていた。
「皆優しいでしょ?」
呆ける雪菜に蒼は覗き込んで声をかける。
「………優しすぎるよ」
雪菜は唇を噛み締めながら独り言のように呟いた。
ただいまより男子400mメドレーリレー決勝を始めます。
アナウンスと同時に選手がプールサイドに出てくる。
前方を歩く鮫柄。渚と怜・真琴は、その中にいる宗介の肩が赤くなっていることに気づき困惑した面付きに。
「山崎さんのあの肩…」
「そうしちゃったんだろ?」
「あの状態で泳ぐつもりなんでしょうか?」
不安そうに声を上げる渚と怜。
そんな彼らに遙は先程聞こえた内容を皆に打ち明けた。
「山崎は…去年の泳ぎを見ていたんだ。
おのリレーを見て山崎は自分の夢を見つけた。そして仲間と泳ぐことの意味を知った
自分も泳ぎたいと強く思った。
最高のチームで最高のリレーを…たとえ肩が壊れても…」
そして遙は顔を上げ、皆を見渡し、自分が思っている事を言う。
「だから…俺たちもそれに本気で答えたい!!」
遙の想いに皆大きく頷くのだった。
4レーンを泳ぐ鮫柄
5レーンを泳ぐ岩鳶
必然的に両チームは向かい合って互いに火花を散らしていた。
「油断してると痛い目にあいますよ?」
「その強気…失敗フラグにならないように気をつけてね!」
ブレを泳ぐ似鳥と渚
「俺の必殺バサロ…見せてやるぜ!!」
「残念だけど…そんな余裕はないんじゃないかな??」
ブレを泳ぐ百太郎と真琴
「負ける気がしねぇ…」
「奇遇ですね……僕も勝てる気しかしません
バッタを泳ぐ宗介と怜
「これが俺たちのチームだ…最高のな」
「あぁ、それは俺たちも同じだ……」
フリーを泳ぐ凛と遙
それぞれの想いが交錯する中、いよいよ決戦。
よーーーい………
せい!!!!!
一斉に水に飛び込む百太郎と真琴。
最初は百太郎のバサロで一気に真琴との差を離す。しかし、真琴の泳ぎの強みは力強いストローク。徐々に差を縮めて追い越す。
バサロが強みの百太郎と
力強いストロークが強みの真琴
二人の対決はほぼ引き分け。
同時に次のブレに引き継がれた。
と同時に、真琴から渚への引き継ぎには練習の成果が出る。完璧な引き継ぎで一気に似鳥との差を広げた。だが、負けずに似鳥も喰らいついていく。
そして最後には似鳥が追いつき両者は並んで泳ぎ、ほぼ同時に次のバッタへ。
だが、スタート台にいた宗介を見た途端、応援していた鮫柄は目を疑った。
一体どうしたのか??大丈夫なのか???
どよめきが走り、応援が止まる応援席にとある人物からの一喝が響き渡った。
「何をしている!!!
今おまえたちがやるべきことはなんだ??
仲間への声援を送ることだろ!!!!」
その言葉になお一層声援の声は大きくなる。
そして宗介が怜に段々と追いついて背中を捉え追い越す。ターンに入り残り50m。しかし、そこで宗介の肩が悲鳴を上げる。そんな彼に最後の力を振り絞らせたのは、仲間の百太郎と似鳥とそして凜の声だった。
次に繋げる為、宗介は必死に手を伸ばす。力を振り絞ろうと…
最初に壁にタッチしたのは怜。そしてすぐに宗介が壁にタッチする。
勝負は最後のフリーにもつれ込む。
泳ぐ遙と凛は皆の想いを背負ってグングンとスピードを上げていく。そして二人同時にターンに入る。
互いに勝利のために仲間のために………
意地と意地とぶつかりあい………
それを制したのは遙だった。
1位 岩鳶
2位 鮫柄学園
それを見た瞬間岩鳶の応援席では飛ぶように皆跳ねて喜んだ。
これで全国進出が決定したからだ。
対して、後一歩及ばなかった凛達だが、悔いはなかった。皆で泳げたこと…このメンバーでリレーを泳ぎきれたことに喜び、飛ぶように4人は輪を作って肩を組み、弾けるような笑顔を浮かべた。