親友との衝突
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「どうやら問題は解決したみたいだね」
その声に二人は振り向くとそこには真琴・渚・怜がいた。
その言葉に嬉しそうに表情を緩ます蒼。対して、雪菜は慌てて蒼から離れると礼儀正しく彼らに深くお辞儀をした。
「昨日はあんなに怒鳴ってしまってすみませんでした」
その雪菜に彼らはキョトンとする。が、すぐに笑みを浮かべた。
「別に気にしてないから顔を上げてよ」
ゆっくりと恐る恐る雪菜は顔を上げる。それを確認すると改めて真琴が代表して自己紹介を始める。
「知ってるかもしれないけど…改めて
俺は橘真琴
でその隣が葉月渚と竜ヶ崎怜だ。」
「……平井雪菜です」
「よろしくね!!ユキちゃん!!!」
「だから渚くん!!失礼ですよ!!」
「好きに呼んでくれていいよ。
よろしくね…真琴くん、渚くん、怜くん」
雪菜も改まって自己紹介を済ませると彼らを一人ひとり見渡し、視線を蒼に向ける。
どうしたの??と不思議そうに見つめる菫色の瞳に雪菜は微笑む。
「いい仲間に出会ったんだね…蒼は」
その言葉に蒼は嬉しそうに大きく頷いた。
その蒼を素通りして雪菜は真琴に近寄る。そして耳を貸すように手で合図し、かがんだ彼に雪菜は悪戯顔で耳打ち。
途端に真琴が真っ赤に染まるのを確認すると、面白そうに笑った。
「どうしたの?二人共??」
「なんでもないよ??ねぇ?真琴くん?」
「え…あ…うん」
さて…と気を引き締め直した雪菜は蒼に向き直る。まだ二人には試合が残っていたのだ。
「蒼…決勝で一緒に泳ごう。フリーを」
「もちろんだよ。
間違っても駄目だよ〜バッタで力尽きてフリーで決勝進出逃すってヘマは!!」
からかうように蒼が発する言葉に雪菜は真剣な表情で答える。
「もう破らないよ…約束は」
そして二人は新しい約束を結ぶとまたねと別れるのだった。
女子バタフライ決勝
スタート台に立った雪菜は視線を右往左往させる。すると、観客席で嬉しそうに手を振る蒼を見つけ、雪菜は目を細めた。
出会いはアメリカのプール。
不安そうな表情を浮かべる彼女が、水の中では豹変して生き生きとしてる姿に、泳ぎに雪菜は惚れて惹かれて、思わず手を差し伸べた。
素直で純粋な彼女に、時々呆れながらも傍にいた。
ただの水泳仲間と割り切ってたのに…
いつの間にか気づかないうちに蒼の存在は大きくなっていた。
それに気づいたのはついさっきだ。
「たく…ほんと蒼…アンタは最高の親友だよ」
ニヤリと笑うとゴーグルを嵌め前を見据えた。
見ててよ…サイコーの泳ぎ見せて上げるから…
合図と同時に思い切りスタート台を蹴り雪菜は飛び込んだ。
泳ぐ雪菜の姿に蒼は目を輝かせた。
「…やっぱり雪菜の泳ぎはカッコいいや」
そして1位で完泳した雪菜はやりきった表情を浮かべていた。
その様子を確認すると蒼は次は自分の番だと準備にかかる。
「蒼...頑張れよ」
その後ろ姿に真琴は力強い言葉をかける。するとそれに気づいた蒼は振り向きこう言うのだった。
「任せといて!!」
それから蒼と雪菜は順当に勝ち上がり決勝を迎えていた。
「次は負けないからね」
意気込む蒼。
「この種目も勝たせてもらうわよ」
雪菜も好戦的な目で蒼に笑いかける。
「どっちが勝っても...」
「恨みっこなし!!」
そう言いあうと二人は顔を見合わせ、笑いあった。そんな二人の勝負は蒼に分配が上がるのだった。
そして泳ぎ終わった両者は互いに包容を交わした。
互いに泳ぐことでようやく見えた最高の景色に感動した二人は満面の弾ける笑みを浮かべているのだった。
その声に二人は振り向くとそこには真琴・渚・怜がいた。
その言葉に嬉しそうに表情を緩ます蒼。対して、雪菜は慌てて蒼から離れると礼儀正しく彼らに深くお辞儀をした。
「昨日はあんなに怒鳴ってしまってすみませんでした」
その雪菜に彼らはキョトンとする。が、すぐに笑みを浮かべた。
「別に気にしてないから顔を上げてよ」
ゆっくりと恐る恐る雪菜は顔を上げる。それを確認すると改めて真琴が代表して自己紹介を始める。
「知ってるかもしれないけど…改めて
俺は橘真琴
でその隣が葉月渚と竜ヶ崎怜だ。」
「……平井雪菜です」
「よろしくね!!ユキちゃん!!!」
「だから渚くん!!失礼ですよ!!」
「好きに呼んでくれていいよ。
よろしくね…真琴くん、渚くん、怜くん」
雪菜も改まって自己紹介を済ませると彼らを一人ひとり見渡し、視線を蒼に向ける。
どうしたの??と不思議そうに見つめる菫色の瞳に雪菜は微笑む。
「いい仲間に出会ったんだね…蒼は」
その言葉に蒼は嬉しそうに大きく頷いた。
その蒼を素通りして雪菜は真琴に近寄る。そして耳を貸すように手で合図し、かがんだ彼に雪菜は悪戯顔で耳打ち。
途端に真琴が真っ赤に染まるのを確認すると、面白そうに笑った。
「どうしたの?二人共??」
「なんでもないよ??ねぇ?真琴くん?」
「え…あ…うん」
さて…と気を引き締め直した雪菜は蒼に向き直る。まだ二人には試合が残っていたのだ。
「蒼…決勝で一緒に泳ごう。フリーを」
「もちろんだよ。
間違っても駄目だよ〜バッタで力尽きてフリーで決勝進出逃すってヘマは!!」
からかうように蒼が発する言葉に雪菜は真剣な表情で答える。
「もう破らないよ…約束は」
そして二人は新しい約束を結ぶとまたねと別れるのだった。
女子バタフライ決勝
スタート台に立った雪菜は視線を右往左往させる。すると、観客席で嬉しそうに手を振る蒼を見つけ、雪菜は目を細めた。
出会いはアメリカのプール。
不安そうな表情を浮かべる彼女が、水の中では豹変して生き生きとしてる姿に、泳ぎに雪菜は惚れて惹かれて、思わず手を差し伸べた。
素直で純粋な彼女に、時々呆れながらも傍にいた。
ただの水泳仲間と割り切ってたのに…
いつの間にか気づかないうちに蒼の存在は大きくなっていた。
それに気づいたのはついさっきだ。
「たく…ほんと蒼…アンタは最高の親友だよ」
ニヤリと笑うとゴーグルを嵌め前を見据えた。
見ててよ…サイコーの泳ぎ見せて上げるから…
合図と同時に思い切りスタート台を蹴り雪菜は飛び込んだ。
泳ぐ雪菜の姿に蒼は目を輝かせた。
「…やっぱり雪菜の泳ぎはカッコいいや」
そして1位で完泳した雪菜はやりきった表情を浮かべていた。
その様子を確認すると蒼は次は自分の番だと準備にかかる。
「蒼...頑張れよ」
その後ろ姿に真琴は力強い言葉をかける。するとそれに気づいた蒼は振り向きこう言うのだった。
「任せといて!!」
それから蒼と雪菜は順当に勝ち上がり決勝を迎えていた。
「次は負けないからね」
意気込む蒼。
「この種目も勝たせてもらうわよ」
雪菜も好戦的な目で蒼に笑いかける。
「どっちが勝っても...」
「恨みっこなし!!」
そう言いあうと二人は顔を見合わせ、笑いあった。そんな二人の勝負は蒼に分配が上がるのだった。
そして泳ぎ終わった両者は互いに包容を交わした。
互いに泳ぐことでようやく見えた最高の景色に感動した二人は満面の弾ける笑みを浮かべているのだった。