徐々に動き出す歯車
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「こんにちは!!」
とある放課後、志帆は彩華の喫茶店を訪れていた。
「あ!!志帆ちゃん!!こんにちは!!」
奥から接客をしている愛が出てくる。そして、来客が志帆だと知り愛は嬉しそうに微笑んだ。
「愛ちゃん…彩華さんは??」
「彩ちゃんなら……」
彩華に用があって来た志帆が愛に連れられてやってきたのは隣に併設されている写真館。入り口をくぐると志帆の耳にカシャカシャと写真を撮る音が聞こえてきた。
一体誰を撮っているのかと不思議そうに志帆は覗き込むとその先にいたのは……
「え…栗山さん!!」
なんと栗山未来だった。
毎度のように彩華に着せ替えられた未来は、滞納している家賃を払うために異界士の仕事だけでは足りない為、それを補うため写真館のバイトをしていたのだ。
「志帆先輩!!」
懸命になれないことをしていた未来は、志帆の声でようやく存在に気づき驚きの声を上げた。
「おぉ??頑張ってるじゃないですか??」
「このままじゃ家賃が払えないんですよ!!」
ニヤニヤと笑みを浮かべる志帆に対して、不本意ながらやっている未来は不満を吐き出すように声を上げた。
「まぁまぁ…別にポーズを取れば報酬もらえるんだからいいじゃない」
宥めるように未来を諭しながら、志帆はカメラを構える彩華の隣に並んだ。
「今日はどうしたさかい??」
「鑑定お願いしたくて」
何気ない会話をしながら彩華は未来に指示を出し撮っていく。だが、志帆は気になる点を見つけて思わず声に出した。
「栗山さん...ぎこちなくない??」
「なぁ!!しょ...しょうがないじゃないですか!!」
「もっとリラックスリラックス」
「む...無理ですー!!」
ガチガチで肩の力が思い切りかかっている未来に志帆は自然体になれと言うが、そんなので来てたらとっくの等にやっていると不平を未来は漏らした。
そんな中、カシャリと写真を撮った彩華が顔を上げ、何か企みを思いついたらしくニコリと笑みを浮かべた。
「せっかくやし志帆もやってかへん?」
「へぇ??」
まさかの彩華の矛先転換に志帆はキョトンとする。
「そうですよ!時間あるならやっていきましょうよ!!」
「そこまで言うなら志帆先輩のお手本見せてください」
彩華の言葉に重ねるように愛と未来が言葉で押す。残念ながら、好奇心で眼をキラキラさせる未来の表情に志帆の心は火がついてしまい、彩華に向きなおった。
「彩華さん
なんぼ頂けますか??」
「せやね...」
志帆だったらと、電卓機を取り出し金額をはじき出す彩華。そんな彼女の手元をフムフムと覗き込む志帆。お金という名の生々しい光景を眼にした未来は思わずいつもの口癖を口にするのだった。
「不愉快です!!」
「久しぶりに着るとこそばゆいな…」
撮影場所に未来に変わって着替え終わった志帆が立つ。己の格好を改めて見て志帆は少し恥ずかしそうに顔を引き攣らせた。
だが、彩華に指示を出されてカメラを向けられた途端志帆の表情は一変する。
表情の変容だけでなく、彼女の纏うオーラがガラリと変化したことに未来はハッと息を呑んだ。彼女のモデルのような堂々としたポージングそして完璧な表情…一つ一つが魅力溢れていていつしか未来は惹き込まれていっていた。
「す……凄い」
圧倒されてしまい、未来の口からは片言しか出てこない。
その言葉に賛同するように彩華と愛が口を開く。
「志帆ちゃんって、昔から彩ちゃんの意図を読み取るのが上手いんですよ!!お陰でいつも圧倒されちゃいます」
「志帆の写真は即座に売れるほど人気やから、がっぽり稼がせてもらうとんねん」
「そうなんですよ!!
店舗に出るのもレアなので一瞬で完売しちゃうんですよ!!」
「そ…そうなんですね」
この写真なら即座に売れるのも頷ける。それに、もしこれが店頭に並んでいたら手を伸ばしてしまうかもしれないと、未来はゴクリと息を呑んだ。
「毎度狙ってるんやけど…
いつもガードがきついナイトさんと一緒に来るから声かけなれなくてな」
「それって…もしかして…」
思い当たる節が一つしかない未来は、ロボットが動くようにガクガクと鳴らしながら彩華の方に顔を向ける。
「お客さんの個人情報さけぇ詳しくは言われへんけど・‥
イニシャルは…H.N」
「博臣…名瀬」
「流石異界士です!!」
「だから異界士関係ないですから!!」
パチンと指を鳴らした愛の言葉に即座に未来は叫ぶ。
そんな二人に気にすることなく、舞い降りてきたチャンスをものにしようと彩華は次々に色々と着替えさせて写真を撮りまくる。それに不平を一切漏らすことなく対応していく志帆はまさしくプロだった。
「次はこれね」
「………メガネ」
もう何着目かわからなくなった頃、彩華から渡されたものに志帆は初めてピクリと眉を動かした。
「ふ…不愉快です」
「栗山さんじゃないけど…不愉快だわ」
「眼鏡をかけた美少女だと高く買ってくださるお得意さんのためやで」
「当店のレアな人気モデルにメガネの組み合わせですから、普段より高くお金を設定できますね!!」
完全に格好の餌食になっている秋人を不憫に思いながらも、誰も秋人の肩を持つものはここにはいなかった。
そして渋々と志帆は滅多にかけることがないメガネを受け取りかけると色々とポーズを取り始める。
「どうすれば、そんなふうになれるんですか??」
「そうだな〜」
未来の素朴な疑問に、志帆はポーズを変えながら考え始める。
「一番大事なのは。自身持って堂々としていること!!恥ずかしがってちゃ駄目!
後は、自分を騙して取り繕うこと」
ニンマリと口角を上げ志帆は未来を覗くように見る。知的な印象の志帆はメガネを掛けることで更に際立ち色っぽさも増した。未来の心臓はドクリと飛び跳ねた。
レンズ越しに見える志帆の澄んだ青い瞳に、心が見透かされている気がしてならなかったのだ。
だが、突然何かを察したのか志帆の表情はビクリと強張った。
「志帆先輩??」
「や…これは不味い」
「何が不味いんですか??」
「……メガネ変態とシスコンが近づいてる」
怯えるようにブルッと身体を震わせた途端にガラッとドアが開き秋人と博臣が入ってきた。もちろん、二人は視界に志帆が映った途端石のように固まってしまった。
「先輩と博臣先輩?!」
「あっちゃ〜…これはまたお二人さん」
「修羅場になりそうやな」
驚く未来に対して、眼を点にしながら愛と彩華は志帆を不憫に見る。
「…ッ!!志帆が…メ…メガネを付けている!?!?」
「志帆!!あれほどもうするなと言っただろ!!」
双方思っていたことは真逆。腹の底から声を出した秋人と博臣は良い終わった後に顔を見合わした。
「いいじゃないか!!別に!!
メガネだぞ!!メ・ガ・ネ!!」
「何言ってるんだ!!俺は志帆のどんな姿であろうと誰にも見せたくないんだ!!」
「でもこれをしないと色々な志帆の姿を見れないんじゃないのか?」
「……ッ…ウッ!アッキーの言っていることは一理ある」
「まさか…志帆のメガネ姿を見れる日が来るなんて…
ずっと狙ってたんだが、想像以上だ!!」
博臣を黙らせた後、秋人は眼をキラキラさせて志帆の顔をグッと近づけて覗き込む。そんな秋人の勢いに押され志帆は嫌そうに顔を歪ませ仰け反らせる。
「……キモい!!一旦地獄に落ちろ!!秋人」
「どうとでも言え!!
メガネを掛けた美少女に何を言われようが痛くも痒くもない!!」
軽蔑するような眼を向ける志帆に対して、怖じけることなく秋人はもっとメガネをかけた志帆を見ようと肩を掴む。
「…ふ…不愉快です!!」
「まったくだ…」
冷めた眼で博臣は秋人を一瞥すると、スタスタと彩華に手を差し出した。
「何や??」
「写真…全て買い取らせてもらう
いくらだ??」
「そうやな〜…」
一人勝手に博臣は彩華と商談をし始める。そんな光景にもちろんある人物が待ったをかける。
「ちょっと待った!!
メガネの写真は俺が全て買い取る」
「残念だな…早いもの勝ちだ」
「そんな決まりはないだろ!!」
「そうか??
店頭に売られているものは、見つけた人から買うだろ?そして、物が無くなったら終わりだ。
俺は間違ったことを言ってないはずだが…」
「……ウッ!!」
今度は逆に仕返しを喰らい秋人が押し黙る。そんな彼を一瞥して、してやったりの涼しい顔を浮かべると博臣は商談を再開するのだった。
そんな光景を遠巻きに見ていた志帆と未来はというと、軽蔑するように眼を点にし呆れた表情を浮かべていた。
「完全に言い負かされてるじゃないですか」
「まぁ…博臣に口で勝てる奴なんてなかなかお目にかかれないよ」
「話題内容は不愉快ですが…」
「それは突っ込んじゃだめだよ…栗山さん」
そして、結局博臣は高額なお金を叩き志帆の写真を全て買い取った。
満足げな表情を浮かべる彩華に対して、愕然と秋人は真っ青な表情で地面に崩れ落ちていた。
その後用事を終えて帰宅する中、志帆はこっぴどく過保護な博臣により叱られるのだった。
とある放課後、志帆は彩華の喫茶店を訪れていた。
「あ!!志帆ちゃん!!こんにちは!!」
奥から接客をしている愛が出てくる。そして、来客が志帆だと知り愛は嬉しそうに微笑んだ。
「愛ちゃん…彩華さんは??」
「彩ちゃんなら……」
彩華に用があって来た志帆が愛に連れられてやってきたのは隣に併設されている写真館。入り口をくぐると志帆の耳にカシャカシャと写真を撮る音が聞こえてきた。
一体誰を撮っているのかと不思議そうに志帆は覗き込むとその先にいたのは……
「え…栗山さん!!」
なんと栗山未来だった。
毎度のように彩華に着せ替えられた未来は、滞納している家賃を払うために異界士の仕事だけでは足りない為、それを補うため写真館のバイトをしていたのだ。
「志帆先輩!!」
懸命になれないことをしていた未来は、志帆の声でようやく存在に気づき驚きの声を上げた。
「おぉ??頑張ってるじゃないですか??」
「このままじゃ家賃が払えないんですよ!!」
ニヤニヤと笑みを浮かべる志帆に対して、不本意ながらやっている未来は不満を吐き出すように声を上げた。
「まぁまぁ…別にポーズを取れば報酬もらえるんだからいいじゃない」
宥めるように未来を諭しながら、志帆はカメラを構える彩華の隣に並んだ。
「今日はどうしたさかい??」
「鑑定お願いしたくて」
何気ない会話をしながら彩華は未来に指示を出し撮っていく。だが、志帆は気になる点を見つけて思わず声に出した。
「栗山さん...ぎこちなくない??」
「なぁ!!しょ...しょうがないじゃないですか!!」
「もっとリラックスリラックス」
「む...無理ですー!!」
ガチガチで肩の力が思い切りかかっている未来に志帆は自然体になれと言うが、そんなので来てたらとっくの等にやっていると不平を未来は漏らした。
そんな中、カシャリと写真を撮った彩華が顔を上げ、何か企みを思いついたらしくニコリと笑みを浮かべた。
「せっかくやし志帆もやってかへん?」
「へぇ??」
まさかの彩華の矛先転換に志帆はキョトンとする。
「そうですよ!時間あるならやっていきましょうよ!!」
「そこまで言うなら志帆先輩のお手本見せてください」
彩華の言葉に重ねるように愛と未来が言葉で押す。残念ながら、好奇心で眼をキラキラさせる未来の表情に志帆の心は火がついてしまい、彩華に向きなおった。
「彩華さん
なんぼ頂けますか??」
「せやね...」
志帆だったらと、電卓機を取り出し金額をはじき出す彩華。そんな彼女の手元をフムフムと覗き込む志帆。お金という名の生々しい光景を眼にした未来は思わずいつもの口癖を口にするのだった。
「不愉快です!!」
「久しぶりに着るとこそばゆいな…」
撮影場所に未来に変わって着替え終わった志帆が立つ。己の格好を改めて見て志帆は少し恥ずかしそうに顔を引き攣らせた。
だが、彩華に指示を出されてカメラを向けられた途端志帆の表情は一変する。
表情の変容だけでなく、彼女の纏うオーラがガラリと変化したことに未来はハッと息を呑んだ。彼女のモデルのような堂々としたポージングそして完璧な表情…一つ一つが魅力溢れていていつしか未来は惹き込まれていっていた。
「す……凄い」
圧倒されてしまい、未来の口からは片言しか出てこない。
その言葉に賛同するように彩華と愛が口を開く。
「志帆ちゃんって、昔から彩ちゃんの意図を読み取るのが上手いんですよ!!お陰でいつも圧倒されちゃいます」
「志帆の写真は即座に売れるほど人気やから、がっぽり稼がせてもらうとんねん」
「そうなんですよ!!
店舗に出るのもレアなので一瞬で完売しちゃうんですよ!!」
「そ…そうなんですね」
この写真なら即座に売れるのも頷ける。それに、もしこれが店頭に並んでいたら手を伸ばしてしまうかもしれないと、未来はゴクリと息を呑んだ。
「毎度狙ってるんやけど…
いつもガードがきついナイトさんと一緒に来るから声かけなれなくてな」
「それって…もしかして…」
思い当たる節が一つしかない未来は、ロボットが動くようにガクガクと鳴らしながら彩華の方に顔を向ける。
「お客さんの個人情報さけぇ詳しくは言われへんけど・‥
イニシャルは…H.N」
「博臣…名瀬」
「流石異界士です!!」
「だから異界士関係ないですから!!」
パチンと指を鳴らした愛の言葉に即座に未来は叫ぶ。
そんな二人に気にすることなく、舞い降りてきたチャンスをものにしようと彩華は次々に色々と着替えさせて写真を撮りまくる。それに不平を一切漏らすことなく対応していく志帆はまさしくプロだった。
「次はこれね」
「………メガネ」
もう何着目かわからなくなった頃、彩華から渡されたものに志帆は初めてピクリと眉を動かした。
「ふ…不愉快です」
「栗山さんじゃないけど…不愉快だわ」
「眼鏡をかけた美少女だと高く買ってくださるお得意さんのためやで」
「当店のレアな人気モデルにメガネの組み合わせですから、普段より高くお金を設定できますね!!」
完全に格好の餌食になっている秋人を不憫に思いながらも、誰も秋人の肩を持つものはここにはいなかった。
そして渋々と志帆は滅多にかけることがないメガネを受け取りかけると色々とポーズを取り始める。
「どうすれば、そんなふうになれるんですか??」
「そうだな〜」
未来の素朴な疑問に、志帆はポーズを変えながら考え始める。
「一番大事なのは。自身持って堂々としていること!!恥ずかしがってちゃ駄目!
後は、自分を騙して取り繕うこと」
ニンマリと口角を上げ志帆は未来を覗くように見る。知的な印象の志帆はメガネを掛けることで更に際立ち色っぽさも増した。未来の心臓はドクリと飛び跳ねた。
レンズ越しに見える志帆の澄んだ青い瞳に、心が見透かされている気がしてならなかったのだ。
だが、突然何かを察したのか志帆の表情はビクリと強張った。
「志帆先輩??」
「や…これは不味い」
「何が不味いんですか??」
「……メガネ変態とシスコンが近づいてる」
怯えるようにブルッと身体を震わせた途端にガラッとドアが開き秋人と博臣が入ってきた。もちろん、二人は視界に志帆が映った途端石のように固まってしまった。
「先輩と博臣先輩?!」
「あっちゃ〜…これはまたお二人さん」
「修羅場になりそうやな」
驚く未来に対して、眼を点にしながら愛と彩華は志帆を不憫に見る。
「…ッ!!志帆が…メ…メガネを付けている!?!?」
「志帆!!あれほどもうするなと言っただろ!!」
双方思っていたことは真逆。腹の底から声を出した秋人と博臣は良い終わった後に顔を見合わした。
「いいじゃないか!!別に!!
メガネだぞ!!メ・ガ・ネ!!」
「何言ってるんだ!!俺は志帆のどんな姿であろうと誰にも見せたくないんだ!!」
「でもこれをしないと色々な志帆の姿を見れないんじゃないのか?」
「……ッ…ウッ!アッキーの言っていることは一理ある」
「まさか…志帆のメガネ姿を見れる日が来るなんて…
ずっと狙ってたんだが、想像以上だ!!」
博臣を黙らせた後、秋人は眼をキラキラさせて志帆の顔をグッと近づけて覗き込む。そんな秋人の勢いに押され志帆は嫌そうに顔を歪ませ仰け反らせる。
「……キモい!!一旦地獄に落ちろ!!秋人」
「どうとでも言え!!
メガネを掛けた美少女に何を言われようが痛くも痒くもない!!」
軽蔑するような眼を向ける志帆に対して、怖じけることなく秋人はもっとメガネをかけた志帆を見ようと肩を掴む。
「…ふ…不愉快です!!」
「まったくだ…」
冷めた眼で博臣は秋人を一瞥すると、スタスタと彩華に手を差し出した。
「何や??」
「写真…全て買い取らせてもらう
いくらだ??」
「そうやな〜…」
一人勝手に博臣は彩華と商談をし始める。そんな光景にもちろんある人物が待ったをかける。
「ちょっと待った!!
メガネの写真は俺が全て買い取る」
「残念だな…早いもの勝ちだ」
「そんな決まりはないだろ!!」
「そうか??
店頭に売られているものは、見つけた人から買うだろ?そして、物が無くなったら終わりだ。
俺は間違ったことを言ってないはずだが…」
「……ウッ!!」
今度は逆に仕返しを喰らい秋人が押し黙る。そんな彼を一瞥して、してやったりの涼しい顔を浮かべると博臣は商談を再開するのだった。
そんな光景を遠巻きに見ていた志帆と未来はというと、軽蔑するように眼を点にし呆れた表情を浮かべていた。
「完全に言い負かされてるじゃないですか」
「まぁ…博臣に口で勝てる奴なんてなかなかお目にかかれないよ」
「話題内容は不愉快ですが…」
「それは突っ込んじゃだめだよ…栗山さん」
そして、結局博臣は高額なお金を叩き志帆の写真を全て買い取った。
満足げな表情を浮かべる彩華に対して、愕然と秋人は真っ青な表情で地面に崩れ落ちていた。
その後用事を終えて帰宅する中、志帆はこっぴどく過保護な博臣により叱られるのだった。