誠凛対陽泉(WC準々決勝)
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「今度こそ、ひねりつぶしてやるよ!火神!」
タイムアウトが明け、ベンチに下がっていた火神はコートに戻っていた。氷室の放ったシュートを見事に弾いた火神は、紫原と対峙していた。
「ここで引いたらエースじゃねー!」
「調子に乗ってんじゃねーよ!」
飛び上がった火神を阻んだ紫原。だが紫原は浮かない顔をしていた。火神がなにかしようとしていたのは明らか…だが、それがなにかわからなかったのだ。
一方、陽泉も奇策に打って出る。それは木吉にトリプルチームをつけることだった。
スティールされ、陽泉がカウンターを仕掛ける。氷室にボールが回り、陽炎のシュートが放たれる。
止めようとする火神だが、汗で足が滑ってしまいタイミングが遅れてしまうものの、氷室の放ったボールに触れていた。
今のは偶然滑って…
火神はこの1プレーである可能性を考え始める。
対して木吉の体力が限界に近づいていた。PGとCの1人二役を担っているのだ。いつも以上に体力の消耗が激しいのだ。
倒れ込んでしまった木吉の姿に、危惧していたことが起こってしまったと誠凛は焦る。が、木吉は再び立ち上がった。せっかくここまで追いあげてきたのだ。ここで流れを途切れさせたくないのだ。
「勝とうぜ、みんなで」
木吉の熱意を聞き...誠凛はさらにエンジンをかける。
全員での総力戦で、誠凛はついに5点差まで追い上げた。
だが逆にこの展開は紫原の逆鱗に触れてしまう。
「あー...もうこれ以上無理だわ。不愉快過ぎて吐きそうだ。
お前らみたいのがうごめいてるのは!
努力だの、根性だの、信念だの...捻り潰してやるよ、全て」
先程と一変。紫原の雰囲気がガラリと変わる。圧倒的な威圧感を放ちながら紫原はゴール前から動いた。
「あっ君がオフェンスに参加するなんて…」
「アイツ、ディフェンス専門じゃねーの?」
「紫原はオフェンスの方が得意だぞ」
「まじか」
「むっくんの逆鱗に触れちゃった試合では1人で100点取ってたくらいだからね」
元々好戦的なタイプであり、バスケへの興味が薄く面倒を嫌う彼はオフェンスの方が得意なのだ。そのことを知っている美桜らは、険しい面持ちでコートを走り抜ける紫原を追っていた。
日向・水戸部・木吉の三人がマークに付く中、それをもろともせず紫原は竜巻のように身体横回転させる。あまりの威力で三人が尻ちをつく中、紫原はボールを叩き込んだ。激しい威力のボースハンドダンク…破壊の鉄鎚(トールハンマー)だ。
「あぁごめん。そんな簡単に散るとは思ってなかったよ。」
まだだ!と起き上がった木吉はすかさず伊月にボールを回す。ゴール前に紫原が居ない今がチャンスだとカウンターを狙った攻撃だが、紫原は伊月のすぐ背後に追いついていた。
「伊月!」
名前を呼び木吉はボールを戻す。木吉のポイントガードだ。だが、陽泉は木吉へのトリプルチームを解いていた。木吉の相手をするのは紫原ただ1人。
「あんたは俺一人で止める」
その言葉通り、木吉の手からボールを弾く。そして、ゴール前で再びボールを受け取ると必死に止めようとする火神を弾き飛ばし、強力なダンクをするのだった。だが、勢いがありすぎてゴールは破損してしまう。ゴール破損のため一時試合は中断されるのだった。
「あんなことあんの?」
「いや...私もビックリだよ。ね?」
高尾の目は見開いていた。今の状況に驚きを隠せないのだろう。でもいくら美桜でもこれは目を疑う光景だ。
「いくらむっくんでもね」
「怒ったあいつならやりかねないだろ?」
流石の彼らもゴールが破損する所は見たことは無かった。
ゴールを変えた後も、紫原の勢いはとどまる事を知らない。それでも必死に木吉は食らいついたのだが、遂に彼は体力が尽き、コートに倒れこんでしまう。そんな彼を引き上げた紫原は、彼にとどめを刺すようなセリフを吐き捨てたのだった。
「これが現実でしょ?どう?
また何も守れなかったわけだけど…楽しかった?バスケ?」
木吉は悔し気にベンチに下がった。代わりに出てきたのは黒子だった。確かに紫原が言ったように木吉が抜けてしまうとインサイドはもう歯が立たないのは事実だ。それでも、ここにいないだけで木吉の意思は黒子はしっかり受け取った。絶対に負けるものかと黒子は目の前にいる紫原を睨みつける。
「人の努力を否定してしまう君には絶対負けたくない!」
「だからそういう綺麗事がウザいって言ってんだよ、黒ちんさ!」
黒子はバニシングドライブを繰り出し、ゴール前に切り込む。それに対して、紫原はさっきほどより距離を詰めてブロックしようとする。見えなくても放物線状にボールは動く。氷室にアドバイスを受けた紫原は腕をありったけ伸ばした。だが、止めることができなかった。黒子の選択はシュートでなくパスだったのだ。そして、ゴール上に上がったボールを火神が叩き込んだのだ。
「皆で力を合わせて結局そういうことでしょ?何時も。
けど言ったろ...俺の前じゃ全部ゴミだって」
苛立ちを見せる紫原。対して黒子は驚きの行動をとった。なんと紫原のディフェンスに一人でついたのだ。
「皆で戦うのはもちろんそのつもりです。
でも言ったはずです。紫原君、君を倒すと」
誰もが止められないと思ったその行動。しかし、「ファーリング!白9番。誠凛ボール。」紫原からファールをもぎ取ったのだ。
黒子は利非力さと影の薄さを利用して、いないも同然と意識させ不用意に動いたところで現れることで紫原の止めたのだ。
「あぁ?外すわけないだろうが!
黒子だけじゃねぇ!人泡吹かせてやりたいのは俺もなんだよ!」
次の誠凛の攻撃...日向がバリアジャンパーを決めた。木吉に吐かれたセリフに日向も憤りを感じていたのだ。
「行くぞ、新フォーメーションだ!」
日向の掛け声で、誠凛はオールコートマンツーマンディフェンスをとった。だが、とれは通常と違う。このディフェンスはマークを度々チェンジしているのだ。これは黒子のスティールを最大限に活かすためのディフェンス…ステルスオールコートマンツーマンディフェンスなのだ。神出鬼没の黒子に対し陽泉はうかつにパスを回せない状態。このディフェンススタイルで更に誠凛は追い上げを見せたのだった。
タイムアウトが明け、ベンチに下がっていた火神はコートに戻っていた。氷室の放ったシュートを見事に弾いた火神は、紫原と対峙していた。
「ここで引いたらエースじゃねー!」
「調子に乗ってんじゃねーよ!」
飛び上がった火神を阻んだ紫原。だが紫原は浮かない顔をしていた。火神がなにかしようとしていたのは明らか…だが、それがなにかわからなかったのだ。
一方、陽泉も奇策に打って出る。それは木吉にトリプルチームをつけることだった。
スティールされ、陽泉がカウンターを仕掛ける。氷室にボールが回り、陽炎のシュートが放たれる。
止めようとする火神だが、汗で足が滑ってしまいタイミングが遅れてしまうものの、氷室の放ったボールに触れていた。
今のは偶然滑って…
火神はこの1プレーである可能性を考え始める。
対して木吉の体力が限界に近づいていた。PGとCの1人二役を担っているのだ。いつも以上に体力の消耗が激しいのだ。
倒れ込んでしまった木吉の姿に、危惧していたことが起こってしまったと誠凛は焦る。が、木吉は再び立ち上がった。せっかくここまで追いあげてきたのだ。ここで流れを途切れさせたくないのだ。
「勝とうぜ、みんなで」
木吉の熱意を聞き...誠凛はさらにエンジンをかける。
全員での総力戦で、誠凛はついに5点差まで追い上げた。
だが逆にこの展開は紫原の逆鱗に触れてしまう。
「あー...もうこれ以上無理だわ。不愉快過ぎて吐きそうだ。
お前らみたいのがうごめいてるのは!
努力だの、根性だの、信念だの...捻り潰してやるよ、全て」
先程と一変。紫原の雰囲気がガラリと変わる。圧倒的な威圧感を放ちながら紫原はゴール前から動いた。
「あっ君がオフェンスに参加するなんて…」
「アイツ、ディフェンス専門じゃねーの?」
「紫原はオフェンスの方が得意だぞ」
「まじか」
「むっくんの逆鱗に触れちゃった試合では1人で100点取ってたくらいだからね」
元々好戦的なタイプであり、バスケへの興味が薄く面倒を嫌う彼はオフェンスの方が得意なのだ。そのことを知っている美桜らは、険しい面持ちでコートを走り抜ける紫原を追っていた。
日向・水戸部・木吉の三人がマークに付く中、それをもろともせず紫原は竜巻のように身体横回転させる。あまりの威力で三人が尻ちをつく中、紫原はボールを叩き込んだ。激しい威力のボースハンドダンク…破壊の鉄鎚(トールハンマー)だ。
「あぁごめん。そんな簡単に散るとは思ってなかったよ。」
まだだ!と起き上がった木吉はすかさず伊月にボールを回す。ゴール前に紫原が居ない今がチャンスだとカウンターを狙った攻撃だが、紫原は伊月のすぐ背後に追いついていた。
「伊月!」
名前を呼び木吉はボールを戻す。木吉のポイントガードだ。だが、陽泉は木吉へのトリプルチームを解いていた。木吉の相手をするのは紫原ただ1人。
「あんたは俺一人で止める」
その言葉通り、木吉の手からボールを弾く。そして、ゴール前で再びボールを受け取ると必死に止めようとする火神を弾き飛ばし、強力なダンクをするのだった。だが、勢いがありすぎてゴールは破損してしまう。ゴール破損のため一時試合は中断されるのだった。
「あんなことあんの?」
「いや...私もビックリだよ。ね?」
高尾の目は見開いていた。今の状況に驚きを隠せないのだろう。でもいくら美桜でもこれは目を疑う光景だ。
「いくらむっくんでもね」
「怒ったあいつならやりかねないだろ?」
流石の彼らもゴールが破損する所は見たことは無かった。
ゴールを変えた後も、紫原の勢いはとどまる事を知らない。それでも必死に木吉は食らいついたのだが、遂に彼は体力が尽き、コートに倒れこんでしまう。そんな彼を引き上げた紫原は、彼にとどめを刺すようなセリフを吐き捨てたのだった。
「これが現実でしょ?どう?
また何も守れなかったわけだけど…楽しかった?バスケ?」
木吉は悔し気にベンチに下がった。代わりに出てきたのは黒子だった。確かに紫原が言ったように木吉が抜けてしまうとインサイドはもう歯が立たないのは事実だ。それでも、ここにいないだけで木吉の意思は黒子はしっかり受け取った。絶対に負けるものかと黒子は目の前にいる紫原を睨みつける。
「人の努力を否定してしまう君には絶対負けたくない!」
「だからそういう綺麗事がウザいって言ってんだよ、黒ちんさ!」
黒子はバニシングドライブを繰り出し、ゴール前に切り込む。それに対して、紫原はさっきほどより距離を詰めてブロックしようとする。見えなくても放物線状にボールは動く。氷室にアドバイスを受けた紫原は腕をありったけ伸ばした。だが、止めることができなかった。黒子の選択はシュートでなくパスだったのだ。そして、ゴール上に上がったボールを火神が叩き込んだのだ。
「皆で力を合わせて結局そういうことでしょ?何時も。
けど言ったろ...俺の前じゃ全部ゴミだって」
苛立ちを見せる紫原。対して黒子は驚きの行動をとった。なんと紫原のディフェンスに一人でついたのだ。
「皆で戦うのはもちろんそのつもりです。
でも言ったはずです。紫原君、君を倒すと」
誰もが止められないと思ったその行動。しかし、「ファーリング!白9番。誠凛ボール。」紫原からファールをもぎ取ったのだ。
黒子は利非力さと影の薄さを利用して、いないも同然と意識させ不用意に動いたところで現れることで紫原の止めたのだ。
「あぁ?外すわけないだろうが!
黒子だけじゃねぇ!人泡吹かせてやりたいのは俺もなんだよ!」
次の誠凛の攻撃...日向がバリアジャンパーを決めた。木吉に吐かれたセリフに日向も憤りを感じていたのだ。
「行くぞ、新フォーメーションだ!」
日向の掛け声で、誠凛はオールコートマンツーマンディフェンスをとった。だが、とれは通常と違う。このディフェンスはマークを度々チェンジしているのだ。これは黒子のスティールを最大限に活かすためのディフェンス…ステルスオールコートマンツーマンディフェンスなのだ。神出鬼没の黒子に対し陽泉はうかつにパスを回せない状態。このディフェンススタイルで更に誠凛は追い上げを見せたのだった。