海常対誠凛(WC準決勝)
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黄瀬が入ったことで海常の士気が高まっていた。残り約3分半…海常は逆転の可能性が見えてきた。
火神の攻撃に対して、黄瀬は赤司のエンペラーアイを使いスティールする。弾かれたボールに早川が反応するがそれよりも速く黒子が反応し、彼は日向にパスをする。すかさずボールを放つ日向。だが、それは森山の指に当たってしまう。リバウンドボールに食らいついたのは小堀。小堀→早川→笠松と流れるようにボールが渡っていく。そしてボールは黄瀬へ。その目の前に立ちふさがったのは黒子そしてその更に後ろには火神が控えている状況。黄瀬の頭に浮かぶのは前回黒子が見せた抜かしてからのバックチップ。
「前と同じってことないっすよね!!」
「はい!!前とは違います!!」
黒子を抜かした黄瀬の後ろから手を伸ばすのは黒子。それだけでなく伊月もそこに加わっていた。火神・伊月・黒子によるトリプルアタック。わざと黒子が黄瀬に右から抜かせたため重心が右に偏ってしまっている中、逃げ場はないと思われる中…ノーモーションからスピンの遠心力を使って黄瀬はボールを放った。呆気にとられる火神の横をボールはすり抜け笠松の手に渡る。そして、笠松はボールネット上に向かって高くボールを投げた。黄瀬は前にいる火神を抜かしボールに向かって飛び込む。火神が食らいつくが止められず、黄瀬がアリュープを決めるのだった。
「何をしても無駄っすよ。今の俺は誰にも止められない」
そこから誠凛は負の連鎖に陥る。どんどん海常は点を縮めていく。会場からも海常コールが鳴り響く。海常は会場全体を味方につけたのだ。完全に誠凛はアウェイ状態だ。
そんな中…
「プッシング白10番。フリースロー2本」
必死に黄瀬を止めようとしていた火神は勢いあまって黄瀬に激突してしまった。沸き上がるのはブーイングの嵐だった。
「負けるのが決まってるのはフィクションだけどだろうが。
これは俺たちのドラマだ!筋書きは俺たちが決める」
クサイセリフを柄にもない火神が言ったことで誠凛の皆は無駄な肩の力が抜けるのだった。
一方、観客席では...
美桜と緑間が誠凛が勝つための唯一の方法を高尾に説明していた。
「涼ちゃんが誰をコピーするか誘導する??一体どうやって…」
「それしか今の誠凛が勝つにはそれしかないのだよ」
「テツヤの観察眼を駆使すれば…後はそれが時間内にできるかどうかだけど…」
心配そうに美桜は呟く。
そしてタイムアウト明け…
黄瀬がフリースローを2本しっかりと決める。
海常が確実に誠凛を射程圏内に入れたのだ。
ボールを持った火神。目の前で小細工をしても黄瀬に取られてしまうと考え火神はフルドライブで黄瀬を抜く。そのまま森山を抜く火神だが、黄瀬が追い付く。火神は即座に急ブレーキをし足を止める。その勢いのまま火神はボールを放つが、黄瀬により弾かれる。そのボールは早川に渡り再び黄瀬に戻る。そして、黄瀬はエンペラーアイを使う。が、火神を抜かそうとはせずその場から3シュートを放とうとする。阻止するために火神は飛ぶ。しかし、予想と裏腹に黄瀬はそれをフェイクに使い森山にパスを回した。森山から前に切り込んだ黄瀬にボールは再び戻される。前には日向と木吉がいる中、黄瀬は一人アリュープ。点を入れられた誠凛はすかさずカウンターを仕掛ける。が、火神がボールを入れようとするときいつの間に背後には黄瀬の姿。そして黄瀬は火神の放ったボールを弾いた。そのボールはコート外に出ようとする。それに反応したのは日向。必死に止めようとする日向だが、勢いをつけすぎてしまいベンチにぶつかってしまう。その姿を見た会場からは誠凛コールが飛び出す。
海常!海常!
誠凛!誠凛!
互いのチームの名前が飛び交う中…
78対77
残り時間37秒で海常がついに逆転した。
「時間的に誠凛のラストの攻撃。そしてテツヤが涼太を観察できる最後のチャンス」
さぁ...テツヤどうする??
美桜が見つめるコートでは誠凛は予想外の攻撃を仕掛けてきた。
この場面で誠凛はラン&ガンを仕掛けてきたのだ。
「まじかよ!この場面で特攻仕掛けてきやがった」
高尾も思わず驚きの声を上げた。大事な場面だ。大事に時間を取って行きたい所なのだが、誠凛はまさかの逆の行動に出たのだ。
木吉から日向に回る。日向は先ほどベンチに体をぶつけてしまったため思うようにシュートだできないと判断し飛んだ森山をドライブでかわす。黄瀬がすかさず回り込む。黄瀬の手が届きそうなところで別のものによりボールが弾かれた。弾いたのは黒子。それに反応した火神がボールを入れ誠凛が再び逆転した。
「落ち着け!!まだ時間はある!時間たっぷり使って1本取ればうちの勝ちだ!!」
笠松の一言で海常は緊張の糸を絞めなおすのだった。
残り時間的に海常の最後の攻撃。
誠凛は最後の力を振り絞り圧をかけディフェンスをする。
そして黄瀬の前に立ちふさがるのは黒子だ。
最初黄瀬はまた同じ連携プレーかとガッカリするのだが、違うと思いなおす。
黒子っちはいつも全力で勝つためにもがいてる。しょぼいやつとしか見下すしかなかった俺が初めて尊敬したしょぼいやつ。ライバルって言ってくれたことホントに嬉しかった。
だから…勝ちたい!!絶対に!!
黒子が選択したのはスティール。意表を突かれた黄瀬は青峰のドライブでかわす。すぐさま黄瀬の前に火神。それに対し、黄瀬はエンペラーアイを使い火神をかわす。ゴール前には木吉と日向。それを見た黄瀬は紫原のトールハンマーを繰り出す。それを見て火神は口角を上げた。ここまで誠凛の目論見通りだったのだ。しかし、消えは疑問を抱く。いくらなんでも上手くいきすぎだと。これだと黒子のマークが意味なかったことになる。そう考えがいたった所で黄瀬の視界に映ったのは伊月の姿。イーグルスピアによりボールが弾かれる。
ボールはまだ生きている。
けどとってもそこから打てるシュートがない、ならパスか?
黄瀬の脳裏に浮かぶのはIHのときに青峰に止められた最後の1シーン
だめだ…ここで仲間を頼ってちゃ
「チームで大事な事は自分が何をすべきか考えることです」
「エースは前だけ見てればいい」
次に浮かんだのは中学時代の黒子、そして笠松が言ったセリフだった。そこで黄瀬はハッとする。頼っちゃいけない仲間なんていない。俺の仕事はチームを勝たせる事だ。
そして黄瀬は動き出した。弾かれたボールに食らいつき、それを笠松へ送った。そのボールをもらい笠松は口角を上げた。
たく…参るぜ…これを決めなかったら男じゃねー!
残り3秒の時点で海常が再び逆転。
「残り3秒...ってか3秒もあるじゃん」
残りタイムを確認した高尾が驚きの声を上げる。その隣で見ていた美桜は、誠凛の目が誰一人死んでいないことに気づく。
「誠凛はまだ諦めてない」
もしかして...
美桜はハッとした。ここまでが誠凛の考えていたストーリーなのかと...
対して会場は試合が終わったムードに包まれる。
そんな中...
「言ったはずだぜ…狙い通りだってよ!!」
火神が走りだしたのだ。木吉からボールを受け取り火神はゴールへ駆け込む。これが誠凛の狙いだったのだ。
だが、黄瀬が全力で火神の前に回しこむ。ドリブルでかわす時間がないと判断した火神は一か八かでメテオジャムを繰り出す。が、飛びきれてないと火神は察知する。そこに黒子の声。しかし、火神の手からはボールが離れようとしていた。もう火神のダンクは止められないと黄瀬は判断するのだが、火神はそのボールをゴールポットに投げた。そしてそのボールは黒子へ。黒子はブザーシュートを放つのだった。
海常と誠凛の試合は、誠凛の勝利で幕を閉じたのだった。
火神の攻撃に対して、黄瀬は赤司のエンペラーアイを使いスティールする。弾かれたボールに早川が反応するがそれよりも速く黒子が反応し、彼は日向にパスをする。すかさずボールを放つ日向。だが、それは森山の指に当たってしまう。リバウンドボールに食らいついたのは小堀。小堀→早川→笠松と流れるようにボールが渡っていく。そしてボールは黄瀬へ。その目の前に立ちふさがったのは黒子そしてその更に後ろには火神が控えている状況。黄瀬の頭に浮かぶのは前回黒子が見せた抜かしてからのバックチップ。
「前と同じってことないっすよね!!」
「はい!!前とは違います!!」
黒子を抜かした黄瀬の後ろから手を伸ばすのは黒子。それだけでなく伊月もそこに加わっていた。火神・伊月・黒子によるトリプルアタック。わざと黒子が黄瀬に右から抜かせたため重心が右に偏ってしまっている中、逃げ場はないと思われる中…ノーモーションからスピンの遠心力を使って黄瀬はボールを放った。呆気にとられる火神の横をボールはすり抜け笠松の手に渡る。そして、笠松はボールネット上に向かって高くボールを投げた。黄瀬は前にいる火神を抜かしボールに向かって飛び込む。火神が食らいつくが止められず、黄瀬がアリュープを決めるのだった。
「何をしても無駄っすよ。今の俺は誰にも止められない」
そこから誠凛は負の連鎖に陥る。どんどん海常は点を縮めていく。会場からも海常コールが鳴り響く。海常は会場全体を味方につけたのだ。完全に誠凛はアウェイ状態だ。
そんな中…
「プッシング白10番。フリースロー2本」
必死に黄瀬を止めようとしていた火神は勢いあまって黄瀬に激突してしまった。沸き上がるのはブーイングの嵐だった。
「負けるのが決まってるのはフィクションだけどだろうが。
これは俺たちのドラマだ!筋書きは俺たちが決める」
クサイセリフを柄にもない火神が言ったことで誠凛の皆は無駄な肩の力が抜けるのだった。
一方、観客席では...
美桜と緑間が誠凛が勝つための唯一の方法を高尾に説明していた。
「涼ちゃんが誰をコピーするか誘導する??一体どうやって…」
「それしか今の誠凛が勝つにはそれしかないのだよ」
「テツヤの観察眼を駆使すれば…後はそれが時間内にできるかどうかだけど…」
心配そうに美桜は呟く。
そしてタイムアウト明け…
黄瀬がフリースローを2本しっかりと決める。
海常が確実に誠凛を射程圏内に入れたのだ。
ボールを持った火神。目の前で小細工をしても黄瀬に取られてしまうと考え火神はフルドライブで黄瀬を抜く。そのまま森山を抜く火神だが、黄瀬が追い付く。火神は即座に急ブレーキをし足を止める。その勢いのまま火神はボールを放つが、黄瀬により弾かれる。そのボールは早川に渡り再び黄瀬に戻る。そして、黄瀬はエンペラーアイを使う。が、火神を抜かそうとはせずその場から3シュートを放とうとする。阻止するために火神は飛ぶ。しかし、予想と裏腹に黄瀬はそれをフェイクに使い森山にパスを回した。森山から前に切り込んだ黄瀬にボールは再び戻される。前には日向と木吉がいる中、黄瀬は一人アリュープ。点を入れられた誠凛はすかさずカウンターを仕掛ける。が、火神がボールを入れようとするときいつの間に背後には黄瀬の姿。そして黄瀬は火神の放ったボールを弾いた。そのボールはコート外に出ようとする。それに反応したのは日向。必死に止めようとする日向だが、勢いをつけすぎてしまいベンチにぶつかってしまう。その姿を見た会場からは誠凛コールが飛び出す。
海常!海常!
誠凛!誠凛!
互いのチームの名前が飛び交う中…
78対77
残り時間37秒で海常がついに逆転した。
「時間的に誠凛のラストの攻撃。そしてテツヤが涼太を観察できる最後のチャンス」
さぁ...テツヤどうする??
美桜が見つめるコートでは誠凛は予想外の攻撃を仕掛けてきた。
この場面で誠凛はラン&ガンを仕掛けてきたのだ。
「まじかよ!この場面で特攻仕掛けてきやがった」
高尾も思わず驚きの声を上げた。大事な場面だ。大事に時間を取って行きたい所なのだが、誠凛はまさかの逆の行動に出たのだ。
木吉から日向に回る。日向は先ほどベンチに体をぶつけてしまったため思うようにシュートだできないと判断し飛んだ森山をドライブでかわす。黄瀬がすかさず回り込む。黄瀬の手が届きそうなところで別のものによりボールが弾かれた。弾いたのは黒子。それに反応した火神がボールを入れ誠凛が再び逆転した。
「落ち着け!!まだ時間はある!時間たっぷり使って1本取ればうちの勝ちだ!!」
笠松の一言で海常は緊張の糸を絞めなおすのだった。
残り時間的に海常の最後の攻撃。
誠凛は最後の力を振り絞り圧をかけディフェンスをする。
そして黄瀬の前に立ちふさがるのは黒子だ。
最初黄瀬はまた同じ連携プレーかとガッカリするのだが、違うと思いなおす。
黒子っちはいつも全力で勝つためにもがいてる。しょぼいやつとしか見下すしかなかった俺が初めて尊敬したしょぼいやつ。ライバルって言ってくれたことホントに嬉しかった。
だから…勝ちたい!!絶対に!!
黒子が選択したのはスティール。意表を突かれた黄瀬は青峰のドライブでかわす。すぐさま黄瀬の前に火神。それに対し、黄瀬はエンペラーアイを使い火神をかわす。ゴール前には木吉と日向。それを見た黄瀬は紫原のトールハンマーを繰り出す。それを見て火神は口角を上げた。ここまで誠凛の目論見通りだったのだ。しかし、消えは疑問を抱く。いくらなんでも上手くいきすぎだと。これだと黒子のマークが意味なかったことになる。そう考えがいたった所で黄瀬の視界に映ったのは伊月の姿。イーグルスピアによりボールが弾かれる。
ボールはまだ生きている。
けどとってもそこから打てるシュートがない、ならパスか?
黄瀬の脳裏に浮かぶのはIHのときに青峰に止められた最後の1シーン
だめだ…ここで仲間を頼ってちゃ
「チームで大事な事は自分が何をすべきか考えることです」
「エースは前だけ見てればいい」
次に浮かんだのは中学時代の黒子、そして笠松が言ったセリフだった。そこで黄瀬はハッとする。頼っちゃいけない仲間なんていない。俺の仕事はチームを勝たせる事だ。
そして黄瀬は動き出した。弾かれたボールに食らいつき、それを笠松へ送った。そのボールをもらい笠松は口角を上げた。
たく…参るぜ…これを決めなかったら男じゃねー!
残り3秒の時点で海常が再び逆転。
「残り3秒...ってか3秒もあるじゃん」
残りタイムを確認した高尾が驚きの声を上げる。その隣で見ていた美桜は、誠凛の目が誰一人死んでいないことに気づく。
「誠凛はまだ諦めてない」
もしかして...
美桜はハッとした。ここまでが誠凛の考えていたストーリーなのかと...
対して会場は試合が終わったムードに包まれる。
そんな中...
「言ったはずだぜ…狙い通りだってよ!!」
火神が走りだしたのだ。木吉からボールを受け取り火神はゴールへ駆け込む。これが誠凛の狙いだったのだ。
だが、黄瀬が全力で火神の前に回しこむ。ドリブルでかわす時間がないと判断した火神は一か八かでメテオジャムを繰り出す。が、飛びきれてないと火神は察知する。そこに黒子の声。しかし、火神の手からはボールが離れようとしていた。もう火神のダンクは止められないと黄瀬は判断するのだが、火神はそのボールをゴールポットに投げた。そしてそのボールは黒子へ。黒子はブザーシュートを放つのだった。
海常と誠凛の試合は、誠凛の勝利で幕を閉じたのだった。