誠凛対陽泉(WC準々決勝)
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トリプルチームを外し、氷室は陽泉シュートを放とうとする。すかさず火神が飛び上がる。今の火神ではもう氷室のシュートは止められてしまう。もう氷室は悔しいが火神とのリングをかけた勝負は負けだと思った。だけど、それと今の試合の勝負はまた別だ。
「勝つのは俺たちだ!!」
氷室が選択したのは紫原へのパスだった。シュート体制に入る紫原に火神はすぐに追いつきブロックしようと飛び上がる。
「言ったろ…負けるのは嫌なんだよ。だから勝つ!!」
紫原は火神との根競べに出ずに氷室へボールを回すのだった。そこから陽泉は点に繋げた。
攻撃時今度は火神がポイントガードの役割に。火神がボールを回し、火神がボールを叩き込んだ。
陽泉は氷室と紫原中心にパスを回す連携プレー
一方で誠凛は火神中心の個人技重視。
皮肉なことに両チームのスタイルが入れ替わっていた。美桜の視界に映るのは、パスを回しそしてチームが点を入れたときに一緒に雄叫びを上げる紫原の姿だった。美桜は光輝く紫原を見て目を細めた。
あっ君がパスをするなんて...初めて見たよ。
残り1分で、72対68。
誠凛が追いつくには一歩足りない。そんな時...誠凛はメンバーチェンジをした。
「なんだなんだ!!皆暗いぞ。後一歩じゃないか…楽しんでいこうぜ」
木吉がコートにもどってきたのだ。木吉は相田に対し最後の2分だけ出させてほしいと頼み込んでいた。そして木吉は時間ギリギリまで回復に努めていたのだ。
木吉が帰ってきたのはいいものの誠凛が勝つにはもう点は落とせない...。ここから連続で陽泉の攻撃を止め、誠凛は連続で2本シュートを放つ必要がある。誠凛はフォーメーションをトライアングル2に戻してきた。福井→氷室→紫原→氷室と戻されるボール。紫原にブロックについていた火神は氷室をシュートに対応する時間がない。代わりに木吉が氷室に対峙した。火神じゃなきゃ陽炎シュートは止められないと氷室はシュート体制に入る。対して、木吉は味方がかかるほどのフェイクを仕掛ける。が、陽炎シュートをする氷室はそのフェイクを見破る。2回目にリリースすればボールを放てると氷室は判断した。だが、木吉の目論見は読みに勝つことではなかった。確かに後出しの権利を持つ木吉にとってフェイクなのか読み取ることが得意だ。だが、木吉は勝てないことがわかっていたのだ。だからわざと負けることにしたのだ。
氷室が放とうとするボールを日向が弾いた。
陽炎シュートは性質上1度目のリリースを最高点に達する前にやる必要がある。よってここでボールを放ってもらえば高さが足りない選手でも止めることができるのだ。
日向が弾いたボールに黒子が反応し伊月へ回される。そこから火神へ。火神がシュートするがゴールの端に。リバウンドを木吉が取り外にいる日向へ。そのボールは入り残り20秒で1点差に...。
「当たれ!!もう1本とるんだ!!勝つぞ!陽泉に!」
木吉の掛け声で誠凛は最後の力を振り絞り陽泉の攻撃を止めるために圧力をかけてきた。
「勝つ!!トドメさしてやる!!」
紫原にふつふつと沸き上がる力。このままでは押し込まれてしまうと火神が思ったその時、彼の手に大きな木吉の手が添えられていた。
「諦めるな…勝つぞ。必ず」
木吉と火神で力を合わせ紫原のシュートを防ぐ。防いだ誠凛はカウンターだと戻り始める。が、なぜだかすでに紫原が行く手を阻んでいた。なんと紫原はゾーンに入っていたのだ。ゾーンに入った今、ゾーンに入っている火神だと力負けしてしまう。加えて、火神はずっとゾーンに入っているためいつ切れてもおかしくない状態だ。けど、彼は諦めなかった。
「俺達は勝つ!皆の想いを背負って決めるのがエースだ!限界なんていくらでも超えてやる!!」
飛び上がる火神。いや...でもこれじゃリングには届かないのではと思われた。しかし、彼はそこから投げ入れるようにシュートを決めたのだ。陽炎のシュートと並ぶ無敵のシュート…豪の技である流星のダンク(メテオジャム)を繰り出したのだ。
大声援が鳴り響く。誠凛が勝ちと誰もが思った。しかし、氷室が駆け出した紫原にロングパスを放った。これでは誰にも止められない...だが紫原は飛ぼうとして飛べなかったのだ。木吉がポイントガードをして以降、巨体で今までにないくらい連続して何回も飛んだ紫原の膝はいつの間にか限界にきてたのだ。
「これは木吉先輩達の執念の結果です。これで...終わりだ!!」
黒子が紫原の持ってたボールを弾き出した。決して黒子は意図していたわけではない。紫原の膝の状態には黒子は気づいていたが確証はなかった。それでも黒子は信じてブロックに向かったのだ。
同時に終了のホイッスルがなるのだった。
「勝つのは俺たちだ!!」
氷室が選択したのは紫原へのパスだった。シュート体制に入る紫原に火神はすぐに追いつきブロックしようと飛び上がる。
「言ったろ…負けるのは嫌なんだよ。だから勝つ!!」
紫原は火神との根競べに出ずに氷室へボールを回すのだった。そこから陽泉は点に繋げた。
攻撃時今度は火神がポイントガードの役割に。火神がボールを回し、火神がボールを叩き込んだ。
陽泉は氷室と紫原中心にパスを回す連携プレー
一方で誠凛は火神中心の個人技重視。
皮肉なことに両チームのスタイルが入れ替わっていた。美桜の視界に映るのは、パスを回しそしてチームが点を入れたときに一緒に雄叫びを上げる紫原の姿だった。美桜は光輝く紫原を見て目を細めた。
あっ君がパスをするなんて...初めて見たよ。
残り1分で、72対68。
誠凛が追いつくには一歩足りない。そんな時...誠凛はメンバーチェンジをした。
「なんだなんだ!!皆暗いぞ。後一歩じゃないか…楽しんでいこうぜ」
木吉がコートにもどってきたのだ。木吉は相田に対し最後の2分だけ出させてほしいと頼み込んでいた。そして木吉は時間ギリギリまで回復に努めていたのだ。
木吉が帰ってきたのはいいものの誠凛が勝つにはもう点は落とせない...。ここから連続で陽泉の攻撃を止め、誠凛は連続で2本シュートを放つ必要がある。誠凛はフォーメーションをトライアングル2に戻してきた。福井→氷室→紫原→氷室と戻されるボール。紫原にブロックについていた火神は氷室をシュートに対応する時間がない。代わりに木吉が氷室に対峙した。火神じゃなきゃ陽炎シュートは止められないと氷室はシュート体制に入る。対して、木吉は味方がかかるほどのフェイクを仕掛ける。が、陽炎シュートをする氷室はそのフェイクを見破る。2回目にリリースすればボールを放てると氷室は判断した。だが、木吉の目論見は読みに勝つことではなかった。確かに後出しの権利を持つ木吉にとってフェイクなのか読み取ることが得意だ。だが、木吉は勝てないことがわかっていたのだ。だからわざと負けることにしたのだ。
氷室が放とうとするボールを日向が弾いた。
陽炎シュートは性質上1度目のリリースを最高点に達する前にやる必要がある。よってここでボールを放ってもらえば高さが足りない選手でも止めることができるのだ。
日向が弾いたボールに黒子が反応し伊月へ回される。そこから火神へ。火神がシュートするがゴールの端に。リバウンドを木吉が取り外にいる日向へ。そのボールは入り残り20秒で1点差に...。
「当たれ!!もう1本とるんだ!!勝つぞ!陽泉に!」
木吉の掛け声で誠凛は最後の力を振り絞り陽泉の攻撃を止めるために圧力をかけてきた。
「勝つ!!トドメさしてやる!!」
紫原にふつふつと沸き上がる力。このままでは押し込まれてしまうと火神が思ったその時、彼の手に大きな木吉の手が添えられていた。
「諦めるな…勝つぞ。必ず」
木吉と火神で力を合わせ紫原のシュートを防ぐ。防いだ誠凛はカウンターだと戻り始める。が、なぜだかすでに紫原が行く手を阻んでいた。なんと紫原はゾーンに入っていたのだ。ゾーンに入った今、ゾーンに入っている火神だと力負けしてしまう。加えて、火神はずっとゾーンに入っているためいつ切れてもおかしくない状態だ。けど、彼は諦めなかった。
「俺達は勝つ!皆の想いを背負って決めるのがエースだ!限界なんていくらでも超えてやる!!」
飛び上がる火神。いや...でもこれじゃリングには届かないのではと思われた。しかし、彼はそこから投げ入れるようにシュートを決めたのだ。陽炎のシュートと並ぶ無敵のシュート…豪の技である流星のダンク(メテオジャム)を繰り出したのだ。
大声援が鳴り響く。誠凛が勝ちと誰もが思った。しかし、氷室が駆け出した紫原にロングパスを放った。これでは誰にも止められない...だが紫原は飛ぼうとして飛べなかったのだ。木吉がポイントガードをして以降、巨体で今までにないくらい連続して何回も飛んだ紫原の膝はいつの間にか限界にきてたのだ。
「これは木吉先輩達の執念の結果です。これで...終わりだ!!」
黒子が紫原の持ってたボールを弾き出した。決して黒子は意図していたわけではない。紫原の膝の状態には黒子は気づいていたが確証はなかった。それでも黒子は信じてブロックに向かったのだ。
同時に終了のホイッスルがなるのだった。