番外編
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かぶき町のとある飲食店。
神楽は呼び込みのバイトから貰ったチラシを見て絶句した。
そして夜兎ならぬ脱兎の如く家に帰宅した。
ダダダダダダダッ!!
「コレ!コレェェェェエ!!」
カッと目を見開いた神楽がチラシを見せた。
「なんだ神楽。うっせーなぁ」
「銀ちゃん、ここ行きたいアル!」
「なになに……大盛り20分で完食したらタダ?」
新八が概要を読み上げる。
「「タダ?!」」
新八も銀時も『タダ』の二文字に二度見した。
「まぁ今月ピンチだし、行ってみっか」
「ワーイ!」
両手をあげて喜んだ神楽であった。
悪食夜叉 かぶき町支店。
「ここだな」
「僕、限界までお腹空かせて来たんですけど、大丈夫かな」
「先に言っておくが、食べきれなかったら承知しねーぞ。払える金なんかこれっぽっちもねーんだから」
「がってん承知アル!」
意気込みは三者三様で万事屋一行は店の中に入った。
「ご注文はお決まりですかー」
店員に聞かれ、各々注文する。
「松で!」と神楽。
松は『地獄飯』内容はお楽しみらしい。
「じゃ、竹で」と答えるのは新八。
竹は幻の牛肉ステーキ大盛り。
「梅で」と銀時。
もちろん梅を選んだのは銀時。高級小豆使用の赤飯&ぜんざい大盛りである。
「さくらは何するアルか?」
「私は普通にチャーハンでいいよ。それくらいなら払えるし」
「挑戦しないアルか?食べきれたらタダアルよ?」
「いやフードファイトなんて無理無理無理!」
少し淋しげな神楽だった。
「松竹梅入りッしたァ〜ァ!」
しばらくして梅、竹がきて、松がきた。
「松でーす」
出てきたのは微妙な色の巨大なぼよんぼよんな何か。
神楽は呆然と見つめる。
「え。量もだけどそもそも何?あれ」
疑問をあらわにするさくら。
店員が説明するには、
「松は食材が何かわからない恐怖に打ち勝って食べ切ったらタダになりまーす」
「松コースだけ趣旨ちがくない?!神楽ちゃん、それでいいの?」
心配をするさくらをよそに、食材を箸で突っついたりして遊んでいる神楽。
「では3名様、同時にヨーイ……スタート!!」
肉のテーブルマウンテンを目にし、新八は、
「うわ〜、やっぱり僕には食べきれなさそう。姉上にも食べてもらおうかな」
そう言って新八はカバンからタッパーを取り出す。
「すいませーん。お持ち帰りはご遠慮くださーい」
「えぇ?!」
仕方なく新八は急いで食べることになった。
(新八くんのお肉も凄いけど銀さんの方はご飯とあんこだよね…。大丈夫かな)
とさくらは銀時の方に視線を移す。
銀時は時間制限に打ち勝つ為に無言で赤飯を高速で食べていた。
と、三分の二ほど食べてからぜんざいの方にターゲットを移す。
手で温度を確認し、頷いてから、その少し冷めて適温になったぜんざいを一気に飲み干した。
「銀さんにとってぜんざいとは飲み物なの?!」
さくらは思わず絶句した。
「げっふ〜ぅ」
終了10分前に聞こえてきた神楽のゲップ。ヒロインのゲップである。出していいのか。
「何だった?神楽ちゃん、それ何だった?美味しかった?」
「何かわからないけど、美味しいは美味しかったネ」
やがて開始から20分が過ぎた。
「凄い!このお客さん全部食べきったぞ!」
「え、嘘?あの眼鏡なんか絶対無理そうだったのに」
「しかしあの眼鏡凄いことになってるな」
口々に言う店員たち。
新八は明らかに食べ過ぎて動けなさそうだ。
「で、ところで神楽のは一体何だったんだ?」
銀時が店員に訊く。
「究極の煮こごりでーす」
「はァ?!煮こごりだけで食いきれなかったら3万?!高くね?!」
「いや、でも食材的には、和牛・ツバメの巣・フカヒレ・高級イカスミ・丸虫の触角・日本の地獄のというところの黒縄地獄の希少な水などの捨ててしまうところを……」
「それ0円食堂だろ!!」
「ご、ごちそうさまでした……うぷっ」
たまに吐きそうになりながらのそのそ歩く新八。自分の代金を払ったさくらに支えられている。
「さって帰るか。新八、吐くんじゃねーぞ。滅多に食えねーもん食ったろお前。もったいねーぞ」
「わかってますよ……うぷっ」
神楽はまだカウンターに座ったままだ」
「あれ神楽ちゃん、どうしたの。帰るよ」
「やっぱり煮こごりなんて正直食べた感がなかったネ。だから……」
竹と梅を追加注文した。
「飯と肉入れてから帰るネ」
夜兎族……恐るべき胃袋!!
神楽は呼び込みのバイトから貰ったチラシを見て絶句した。
そして夜兎ならぬ脱兎の如く家に帰宅した。
ダダダダダダダッ!!
「コレ!コレェェェェエ!!」
カッと目を見開いた神楽がチラシを見せた。
「なんだ神楽。うっせーなぁ」
「銀ちゃん、ここ行きたいアル!」
「なになに……大盛り20分で完食したらタダ?」
新八が概要を読み上げる。
「「タダ?!」」
新八も銀時も『タダ』の二文字に二度見した。
「まぁ今月ピンチだし、行ってみっか」
「ワーイ!」
両手をあげて喜んだ神楽であった。
悪食夜叉 かぶき町支店。
「ここだな」
「僕、限界までお腹空かせて来たんですけど、大丈夫かな」
「先に言っておくが、食べきれなかったら承知しねーぞ。払える金なんかこれっぽっちもねーんだから」
「がってん承知アル!」
意気込みは三者三様で万事屋一行は店の中に入った。
「ご注文はお決まりですかー」
店員に聞かれ、各々注文する。
「松で!」と神楽。
松は『地獄飯』内容はお楽しみらしい。
「じゃ、竹で」と答えるのは新八。
竹は幻の牛肉ステーキ大盛り。
「梅で」と銀時。
もちろん梅を選んだのは銀時。高級小豆使用の赤飯&ぜんざい大盛りである。
「さくらは何するアルか?」
「私は普通にチャーハンでいいよ。それくらいなら払えるし」
「挑戦しないアルか?食べきれたらタダアルよ?」
「いやフードファイトなんて無理無理無理!」
少し淋しげな神楽だった。
「松竹梅入りッしたァ〜ァ!」
しばらくして梅、竹がきて、松がきた。
「松でーす」
出てきたのは微妙な色の巨大なぼよんぼよんな何か。
神楽は呆然と見つめる。
「え。量もだけどそもそも何?あれ」
疑問をあらわにするさくら。
店員が説明するには、
「松は食材が何かわからない恐怖に打ち勝って食べ切ったらタダになりまーす」
「松コースだけ趣旨ちがくない?!神楽ちゃん、それでいいの?」
心配をするさくらをよそに、食材を箸で突っついたりして遊んでいる神楽。
「では3名様、同時にヨーイ……スタート!!」
肉のテーブルマウンテンを目にし、新八は、
「うわ〜、やっぱり僕には食べきれなさそう。姉上にも食べてもらおうかな」
そう言って新八はカバンからタッパーを取り出す。
「すいませーん。お持ち帰りはご遠慮くださーい」
「えぇ?!」
仕方なく新八は急いで食べることになった。
(新八くんのお肉も凄いけど銀さんの方はご飯とあんこだよね…。大丈夫かな)
とさくらは銀時の方に視線を移す。
銀時は時間制限に打ち勝つ為に無言で赤飯を高速で食べていた。
と、三分の二ほど食べてからぜんざいの方にターゲットを移す。
手で温度を確認し、頷いてから、その少し冷めて適温になったぜんざいを一気に飲み干した。
「銀さんにとってぜんざいとは飲み物なの?!」
さくらは思わず絶句した。
「げっふ〜ぅ」
終了10分前に聞こえてきた神楽のゲップ。ヒロインのゲップである。出していいのか。
「何だった?神楽ちゃん、それ何だった?美味しかった?」
「何かわからないけど、美味しいは美味しかったネ」
やがて開始から20分が過ぎた。
「凄い!このお客さん全部食べきったぞ!」
「え、嘘?あの眼鏡なんか絶対無理そうだったのに」
「しかしあの眼鏡凄いことになってるな」
口々に言う店員たち。
新八は明らかに食べ過ぎて動けなさそうだ。
「で、ところで神楽のは一体何だったんだ?」
銀時が店員に訊く。
「究極の煮こごりでーす」
「はァ?!煮こごりだけで食いきれなかったら3万?!高くね?!」
「いや、でも食材的には、和牛・ツバメの巣・フカヒレ・高級イカスミ・丸虫の触角・日本の地獄のというところの黒縄地獄の希少な水などの捨ててしまうところを……」
「それ0円食堂だろ!!」
「ご、ごちそうさまでした……うぷっ」
たまに吐きそうになりながらのそのそ歩く新八。自分の代金を払ったさくらに支えられている。
「さって帰るか。新八、吐くんじゃねーぞ。滅多に食えねーもん食ったろお前。もったいねーぞ」
「わかってますよ……うぷっ」
神楽はまだカウンターに座ったままだ」
「あれ神楽ちゃん、どうしたの。帰るよ」
「やっぱり煮こごりなんて正直食べた感がなかったネ。だから……」
竹と梅を追加注文した。
「飯と肉入れてから帰るネ」
夜兎族……恐るべき胃袋!!
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