Act.0 旅のはじまり
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
お登勢とキャサリンが階下に戻った後、新八は必要な物をボストンバッグに詰めていた。
一方の銀時はソファに悠悠自適に座っている。
「銀さん、荷物まとめてくださいよ~」
厭きれ声の新八。
銀時はいつもののんびり口調で言う。
彼の側にはセヴンスターとギターケース。
「手荷物なんてなァ、煙草とギターさえあればいいんだよ」
「…誰ですかあんた。」
何処にあったんだよ、その煙草とギター!
もう放置にしようと思った新八でした。
「神楽ちゃんは?荷物整理終わった?」
今度は180度回転で他のメンバーに訊ねる。
「荷物なんて酢昆布があればそれでいいアル」
「……もういいよ…もう聞かないからね」
なーんにも考えてない二人に、新八はただ嘆息するだけだった。
あれこれバッグに詰め終わると、ファスナーを閉じた。
「そういやぁ、新八よう。荷造りしてっけど、お前も来るのか?お前が自分ち追い出された訳じゃねーんだぞ?」
「だって銀さん達が旅に出たら僕はまた無職じゃないですか。」
それも、銀時が家を追い出された原因が家賃滞納である事をお妙に知れたら…
家賃を払えていないのだから、当然従業員に給料を払える訳が無く。
新八が銀時から給金貰ってないのが暴露てしまう。
そんな事になったら確実に新八も銀時も命の保障が無い。
「だから一緒に行くんですよ」
「あっそう。まぁ、どぅって事ないけどな。けど新八、お前荷物持ち決定な」
銀時はニヤニヤ笑いで、からかうように言った。
「ダメガネにはパシリがお似合いアル」
可愛い顔して無邪気に毒吐く神楽。
「あーもう、何でもいいですよ。それが僕の役割みたいなもんですから」
かくして、
かぶき町を脱出した万事屋一家の、
当てもない珍道中が始まった。
一方の銀時はソファに悠悠自適に座っている。
「銀さん、荷物まとめてくださいよ~」
厭きれ声の新八。
銀時はいつもののんびり口調で言う。
彼の側にはセヴンスターとギターケース。
「手荷物なんてなァ、煙草とギターさえあればいいんだよ」
「…誰ですかあんた。」
何処にあったんだよ、その煙草とギター!
もう放置にしようと思った新八でした。
「神楽ちゃんは?荷物整理終わった?」
今度は180度回転で他のメンバーに訊ねる。
「荷物なんて酢昆布があればそれでいいアル」
「……もういいよ…もう聞かないからね」
なーんにも考えてない二人に、新八はただ嘆息するだけだった。
あれこれバッグに詰め終わると、ファスナーを閉じた。
「そういやぁ、新八よう。荷造りしてっけど、お前も来るのか?お前が自分ち追い出された訳じゃねーんだぞ?」
「だって銀さん達が旅に出たら僕はまた無職じゃないですか。」
それも、銀時が家を追い出された原因が家賃滞納である事をお妙に知れたら…
家賃を払えていないのだから、当然従業員に給料を払える訳が無く。
新八が銀時から給金貰ってないのが暴露てしまう。
そんな事になったら確実に新八も銀時も命の保障が無い。
「だから一緒に行くんですよ」
「あっそう。まぁ、どぅって事ないけどな。けど新八、お前荷物持ち決定な」
銀時はニヤニヤ笑いで、からかうように言った。
「ダメガネにはパシリがお似合いアル」
可愛い顔して無邪気に毒吐く神楽。
「あーもう、何でもいいですよ。それが僕の役割みたいなもんですから」
かくして、
かぶき町を脱出した万事屋一家の、
当てもない珍道中が始まった。
5/5ページ