Act.0 旅のはじまり
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お登勢さんが袂から取り出したのは一枚の紙切れ。
ただの紙切れではなく、お登勢さんと銀さんが交わした万事屋の『賃貸借契約書』。
「ババア、それは…!」
今までは家賃回収出来なければ後手に回していたお登勢さん。
しかし今、この重要書類を持って来たことにより、銀さんは焦りを見せた。
お登勢さんは深く煙草の紫煙を吐き出すと、紙の端からライターで火を点けた。
「オイィィィ!ババア何してやがんだ。それが燃えちまったら…」
「いいんだよ。あたしゃアンタには愛想尽きたっつってんだ。今日限りでこの家を出てって貰うよ」
万事屋の賃貸借契約書は既に灰になってしまった。
「ちょっと銀さん!どーすんですかこれから!とうとう取り返しの付かない事になっちまったじゃねーかァ!」
「…銀ちゃーん、アタイ今日からデニムのオーバーオール着て『同情するなら金をくれ!』って言わなきゃいけないアルか?」
「お前らうるせー。…なぁババア、考え直してくんねー?これからはちゃんと家賃払うからぁ」
「ダメだ。」
断固拒否の大家・お登勢。
しかし彼女の胸中では銀時自身の事を考えていた。
(コイツを甘やかしてはいけない。下手すりゃニートの王様になっちまう。…既になりかけてるが)
お登勢は心を鬼にして言った。
「……毎日地道に働くという労働意欲がわいて、毎月きちんと家賃払えるってんだったら考え直してもいいよ。ただ、それは今じゃないから追い出すんだからね!」
「マジでか!それはいつ…」
「知らないよ。兎に角、今日限りで必要な荷物纏めて出て行きな。暫らく旅にでも出て、真人間になってきな!」
踵を返し、階下に戻ろうとするお登勢さん。
キャサリンも後に続いた。銀さんに背を向けたまま、お登勢さんは呟いた。
「…この部屋は、アンタが戻るまで空けておいてやるから」
パト〇ッシュ…僕はもう疲れたよ……
ただの紙切れではなく、お登勢さんと銀さんが交わした万事屋の『賃貸借契約書』。
「ババア、それは…!」
今までは家賃回収出来なければ後手に回していたお登勢さん。
しかし今、この重要書類を持って来たことにより、銀さんは焦りを見せた。
お登勢さんは深く煙草の紫煙を吐き出すと、紙の端からライターで火を点けた。
「オイィィィ!ババア何してやがんだ。それが燃えちまったら…」
「いいんだよ。あたしゃアンタには愛想尽きたっつってんだ。今日限りでこの家を出てって貰うよ」
万事屋の賃貸借契約書は既に灰になってしまった。
「ちょっと銀さん!どーすんですかこれから!とうとう取り返しの付かない事になっちまったじゃねーかァ!」
「…銀ちゃーん、アタイ今日からデニムのオーバーオール着て『同情するなら金をくれ!』って言わなきゃいけないアルか?」
「お前らうるせー。…なぁババア、考え直してくんねー?これからはちゃんと家賃払うからぁ」
「ダメだ。」
断固拒否の大家・お登勢。
しかし彼女の胸中では銀時自身の事を考えていた。
(コイツを甘やかしてはいけない。下手すりゃニートの王様になっちまう。…既になりかけてるが)
お登勢は心を鬼にして言った。
「……毎日地道に働くという労働意欲がわいて、毎月きちんと家賃払えるってんだったら考え直してもいいよ。ただ、それは今じゃないから追い出すんだからね!」
「マジでか!それはいつ…」
「知らないよ。兎に角、今日限りで必要な荷物纏めて出て行きな。暫らく旅にでも出て、真人間になってきな!」
踵を返し、階下に戻ろうとするお登勢さん。
キャサリンも後に続いた。銀さんに背を向けたまま、お登勢さんは呟いた。
「…この部屋は、アンタが戻るまで空けておいてやるから」
パト〇ッシュ…僕はもう疲れたよ……