23日目
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お日さま園から少し…ではないけれど、歩いた所にある神社付近でお祭りがあるから行こう。
朝食を終えた頃、姿が見えなかったアツヤが突然飛び出してきてそういう旨のこと言った。
「はあ?何で急に。めんどくせぇ」
「オレは行きたい!」
「ガキかよ…」
「別にガキでもいいよ。お前らより2つ下だから」
「は!?マジかよ!」
「初耳だな」
「あれ、もしかしてみんな知らなかったの?」
「言ってねえしな」
これには俺も驚いた。確かに子供っぽいところ(俺もまだ子供だけど)が多いとは思っていたけど、年下だったのか。
よくよく考えてみれば、彼は吹雪君の弟だった。似ているから双子だろうという先入観があったのかもしれない。
俺がそう思ったのに気づいたのか、「兄貴と似てるから、双子だってよく勘違いされるんだよ」と不貞腐れた様子で言った。
「あたしも最初は勘違いしたんだよね」
「そうだったんだ」
「うん。今だってあの姿だから余計勘違いされるだろうし」
「え?」
「あ、いや、」
「そういえば、青葉とアツヤってどうやって出会ったの?」
「死んだ目で道端で座ってるとこ拾った」
「拾ったあ!?違うよ!あたしから話しかけたんだよ!」
「オレが近づいたのに気づいて、誰?って言っただけだろ、死んだ目で」
「死んだ目死んだ目って何だよ!」
「悪い、もう死んでたか」
「それはアツヤもじゃん!」
「大体髪とかぼさぼさのぼろぼろだったし、使い勝手とか全然分かってないし」
「うっ、」
「オレより先に死んでた癖にさー」
「何だよいいじゃんか!」
「ちょ、ストップストップ!」
顔をひきつらせた緑川が叫ぶ。会話の中に時折とんでもない内容が入ってくるけど、正直気分としてはあまり良くない。
目の前にいるのに、話せるのに、触れられるのに、もう既に死んでいるだなんて。
「(……ダメだな)」
最近、マイナスなことをよく考えているような気がする。
そう思うと、口元が歪んだ。今鏡を見たら、恐らく俺は自嘲するような笑みを浮かべているのだろう。
「とにかく!祭りに行くぞ!!!」
.
朝食を終えた頃、姿が見えなかったアツヤが突然飛び出してきてそういう旨のこと言った。
「はあ?何で急に。めんどくせぇ」
「オレは行きたい!」
「ガキかよ…」
「別にガキでもいいよ。お前らより2つ下だから」
「は!?マジかよ!」
「初耳だな」
「あれ、もしかしてみんな知らなかったの?」
「言ってねえしな」
これには俺も驚いた。確かに子供っぽいところ(俺もまだ子供だけど)が多いとは思っていたけど、年下だったのか。
よくよく考えてみれば、彼は吹雪君の弟だった。似ているから双子だろうという先入観があったのかもしれない。
俺がそう思ったのに気づいたのか、「兄貴と似てるから、双子だってよく勘違いされるんだよ」と不貞腐れた様子で言った。
「あたしも最初は勘違いしたんだよね」
「そうだったんだ」
「うん。今だってあの姿だから余計勘違いされるだろうし」
「え?」
「あ、いや、」
「そういえば、青葉とアツヤってどうやって出会ったの?」
「死んだ目で道端で座ってるとこ拾った」
「拾ったあ!?違うよ!あたしから話しかけたんだよ!」
「オレが近づいたのに気づいて、誰?って言っただけだろ、死んだ目で」
「死んだ目死んだ目って何だよ!」
「悪い、もう死んでたか」
「それはアツヤもじゃん!」
「大体髪とかぼさぼさのぼろぼろだったし、使い勝手とか全然分かってないし」
「うっ、」
「オレより先に死んでた癖にさー」
「何だよいいじゃんか!」
「ちょ、ストップストップ!」
顔をひきつらせた緑川が叫ぶ。会話の中に時折とんでもない内容が入ってくるけど、正直気分としてはあまり良くない。
目の前にいるのに、話せるのに、触れられるのに、もう既に死んでいるだなんて。
「(……ダメだな)」
最近、マイナスなことをよく考えているような気がする。
そう思うと、口元が歪んだ。今鏡を見たら、恐らく俺は自嘲するような笑みを浮かべているのだろう。
「とにかく!祭りに行くぞ!!!」
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