15日目
夢小説設定
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…これ、俺の視力が落ちたとか目の錯覚とかじゃないよね…?
「アイスグランド!」
目の前で必殺技を駆使し、颯爽とボールを奪い去っていった青葉。
え、何これ。
「ああああ!またかよ!」
「…晴矢って頭に血上ると動き単調になるから読みやすいよね」
「は!?」
間違ってない。間違ってないよ。だってまあ、バー…晴矢だからさ。
でもまさか、必殺技が出来るようになってたなんて。しかもアイスグランド。
吹雪の技だから弟のアツヤが教えたんだろうけど…、なんというか、俺にとってはちょっとトラウマというか。
実際吹雪が加入した直後の雷門に俺は負けたわけだし…。…うん、やめよう。悲しくなってきた。
それにしても、そこそこ活躍できてる。見る専だと思ってたけど、あの頃からやればよかったのに。
けど、
「あー!また抜かれた!」
「俺だって負けないからね!」
そう簡単に取られてたまるか。…俺だってずっと練習してきたんだ。
ヒロトたちに追いつきたくて、くらいつくために、ずっと頑張ってきた。
青葉だって頑張って練習したんだろうけど、才能の差で負けたくない。
…あーあ、何か俺変だ。嫉妬ってやつなのかな?
俺にはないものを持ってるから。なんか、最低だな、俺。
「ヒロト!」
「よし、流星ブレード!」
ヒロトにパスをして、そこから放たれた流星ブレードがゴールに突き刺さる。
女子メンバーには正ゴールキーパーがいないから、圧倒的に俺たちが有利だよね、これ。
まあそれでも攻められて点は取られてるわけだけど、それでも点差はじわじわ開いてるし。
チーム替えした方がいいんじゃないかとか考えながら、シャツの裾で汗を拭く。
「ナイスパスだったよ」
「まあね」
ずっと見てたわけだし。
ポジションに戻ってくヒロトの後ろ姿を見てたら、後ろから青葉の声がした。
「あー、やっぱりリュウジは凄いね!」
「俺?」
シュートを決めたヒロトじゃなくて、俺?
「だってそうじゃん!ほんとに凄い。やっぱり努力家さんだよ。努力の天才!ずっと積み重ねてきたリュウジに、あたしが勝てるわけないか!」
「青葉…」
はは…。なんか嫉妬してた俺がバカらしくなってきた。てかバカだ。
ポジションだってディフェンダーとミッドフィルダーじゃ全然違うし、嫉妬する方がおかしいだろ。
…焦ってたのかな。エイリア学園がなくなって上のランクだった奴らにも勝てるようになった。
でも、いつまた抜かれるかわからなかったから。また置いてかれたくなかったから。
みんなが置いてくなんてことする筈ないのに、さ。
「リュウジ!チーム替えするよ!」
「わかった!」
楽しんだもの勝ち、だよね!
(楽しんでこーぜ!)
「アイスグランド!」
目の前で必殺技を駆使し、颯爽とボールを奪い去っていった青葉。
え、何これ。
「ああああ!またかよ!」
「…晴矢って頭に血上ると動き単調になるから読みやすいよね」
「は!?」
間違ってない。間違ってないよ。だってまあ、バー…晴矢だからさ。
でもまさか、必殺技が出来るようになってたなんて。しかもアイスグランド。
吹雪の技だから弟のアツヤが教えたんだろうけど…、なんというか、俺にとってはちょっとトラウマというか。
実際吹雪が加入した直後の雷門に俺は負けたわけだし…。…うん、やめよう。悲しくなってきた。
それにしても、そこそこ活躍できてる。見る専だと思ってたけど、あの頃からやればよかったのに。
けど、
「あー!また抜かれた!」
「俺だって負けないからね!」
そう簡単に取られてたまるか。…俺だってずっと練習してきたんだ。
ヒロトたちに追いつきたくて、くらいつくために、ずっと頑張ってきた。
青葉だって頑張って練習したんだろうけど、才能の差で負けたくない。
…あーあ、何か俺変だ。嫉妬ってやつなのかな?
俺にはないものを持ってるから。なんか、最低だな、俺。
「ヒロト!」
「よし、流星ブレード!」
ヒロトにパスをして、そこから放たれた流星ブレードがゴールに突き刺さる。
女子メンバーには正ゴールキーパーがいないから、圧倒的に俺たちが有利だよね、これ。
まあそれでも攻められて点は取られてるわけだけど、それでも点差はじわじわ開いてるし。
チーム替えした方がいいんじゃないかとか考えながら、シャツの裾で汗を拭く。
「ナイスパスだったよ」
「まあね」
ずっと見てたわけだし。
ポジションに戻ってくヒロトの後ろ姿を見てたら、後ろから青葉の声がした。
「あー、やっぱりリュウジは凄いね!」
「俺?」
シュートを決めたヒロトじゃなくて、俺?
「だってそうじゃん!ほんとに凄い。やっぱり努力家さんだよ。努力の天才!ずっと積み重ねてきたリュウジに、あたしが勝てるわけないか!」
「青葉…」
はは…。なんか嫉妬してた俺がバカらしくなってきた。てかバカだ。
ポジションだってディフェンダーとミッドフィルダーじゃ全然違うし、嫉妬する方がおかしいだろ。
…焦ってたのかな。エイリア学園がなくなって上のランクだった奴らにも勝てるようになった。
でも、いつまた抜かれるかわからなかったから。また置いてかれたくなかったから。
みんなが置いてくなんてことする筈ないのに、さ。
「リュウジ!チーム替えするよ!」
「わかった!」
楽しんだもの勝ち、だよね!
(楽しんでこーぜ!)