9日目
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それからは…まさしく阿鼻叫喚だった。
緑川は土下座しようとするし、晴矢は壁に頭をぶつけるし、風介はアイスを落とすし…、
茂人は青ざめて、隆一郎は逆に真っ赤になって、女子メンバーも全員固まった。
かく言う俺も、一瞬頭の中が真っ白になった訳だけど…。
「…知ってたんだね」
「うん。教えてもらったから」
「…誰に?」
「友達…っていうか幽霊仲間?に」
「…そう」
とりあえず俺は、その仲間という彼若しくは彼女を恨む。何でそんなことを話したんだ。
あれは俺達たちにとって…世に言う黒歴史なんだ。出来ることなら思い出したくない。
でも…こうしてまた会えた訳だし、感謝するべきなのだろうか。
どちらにせよ、いずれバレていたかもしれない。というかバレると思う。
あれだけ日本中を騒がしたのだから。
「大丈夫!あれはあれでいいと思うよ!」
フォローのつもりなんだろうけど、全くフォローになっていない。
緑川なんてもう…その…放心していて、大夢や里夢が一生懸命励ましている。
「地球にはこんな言葉がある」
「………………」
「てか凍てつく闇とか紅蓮の炎って何?」
「それは…俺にもわからないかな」
元々あの2人はそういうことを言っていて、それが宇宙人に嵌まったから流用しただけだし…。
今でもたまに言ってるから、本人に聞いた方がいい…いやそういう問題じゃなかった。
「…青葉、これ以上緑川の傷を抉らないでくれ」
「? うん」
さっきから緑川に発言が突き刺さってばっかりだからなあ…。
「ごめんね、リュウジ」
「……うん………………」
「相当やられてるわね」
「ある意味トラウマだもの」
「ネットでは散々罵詈雑言あったし、大体本当に反省してるのかとか」
「もう止めてやれよ!」
ひきつった表情で晴矢が言うけど、これは標的が晴矢に移るな…。クララの目が光ったし。
止めたら自分に飛び火しそうだから、晴矢に犠牲になってもらおうと思う。
あ、チューリップ……間違えた、髪の毛引っ張られてる。痛そうだ。
青葉も風介に言われて一緒に便乗してやってるし…。
「…聞かなきゃよかった」
「俺は止めた方がいいって思ってたし、青葉も言ってたからね?」
「………」
黙ってしまった隆一郎が、砂木沼の方へ行く。砂木沼は…呆然としてるな。
2ヶ月くらい前まで、こんな生活がまた出来るなんて思ってもみなかった。
これも円堂くんのおかげだと思う。本当に、彼には感謝してもしきれない程のことをしてもらった。
同時に、何度謝っても、許されても、一生残るであろうこともした。
そう言ったらきっと彼は、バカ野郎!って怒鳴って、また一緒にサッカーをやろうとパスを出してくるのだろう。
次にまた会える機会があるのならば、そのパスを受け取れるような人間になりたいな。
(ヒロトもおいでよ!)
(ああ!)
→メモ
緑川は土下座しようとするし、晴矢は壁に頭をぶつけるし、風介はアイスを落とすし…、
茂人は青ざめて、隆一郎は逆に真っ赤になって、女子メンバーも全員固まった。
かく言う俺も、一瞬頭の中が真っ白になった訳だけど…。
「…知ってたんだね」
「うん。教えてもらったから」
「…誰に?」
「友達…っていうか幽霊仲間?に」
「…そう」
とりあえず俺は、その仲間という彼若しくは彼女を恨む。何でそんなことを話したんだ。
あれは俺達たちにとって…世に言う黒歴史なんだ。出来ることなら思い出したくない。
でも…こうしてまた会えた訳だし、感謝するべきなのだろうか。
どちらにせよ、いずれバレていたかもしれない。というかバレると思う。
あれだけ日本中を騒がしたのだから。
「大丈夫!あれはあれでいいと思うよ!」
フォローのつもりなんだろうけど、全くフォローになっていない。
緑川なんてもう…その…放心していて、大夢や里夢が一生懸命励ましている。
「地球にはこんな言葉がある」
「………………」
「てか凍てつく闇とか紅蓮の炎って何?」
「それは…俺にもわからないかな」
元々あの2人はそういうことを言っていて、それが宇宙人に嵌まったから流用しただけだし…。
今でもたまに言ってるから、本人に聞いた方がいい…いやそういう問題じゃなかった。
「…青葉、これ以上緑川の傷を抉らないでくれ」
「? うん」
さっきから緑川に発言が突き刺さってばっかりだからなあ…。
「ごめんね、リュウジ」
「……うん………………」
「相当やられてるわね」
「ある意味トラウマだもの」
「ネットでは散々罵詈雑言あったし、大体本当に反省してるのかとか」
「もう止めてやれよ!」
ひきつった表情で晴矢が言うけど、これは標的が晴矢に移るな…。クララの目が光ったし。
止めたら自分に飛び火しそうだから、晴矢に犠牲になってもらおうと思う。
あ、チューリップ……間違えた、髪の毛引っ張られてる。痛そうだ。
青葉も風介に言われて一緒に便乗してやってるし…。
「…聞かなきゃよかった」
「俺は止めた方がいいって思ってたし、青葉も言ってたからね?」
「………」
黙ってしまった隆一郎が、砂木沼の方へ行く。砂木沼は…呆然としてるな。
2ヶ月くらい前まで、こんな生活がまた出来るなんて思ってもみなかった。
これも円堂くんのおかげだと思う。本当に、彼には感謝してもしきれない程のことをしてもらった。
同時に、何度謝っても、許されても、一生残るであろうこともした。
そう言ったらきっと彼は、バカ野郎!って怒鳴って、また一緒にサッカーをやろうとパスを出してくるのだろう。
次にまた会える機会があるのならば、そのパスを受け取れるような人間になりたいな。
(ヒロトもおいでよ!)
(ああ!)
→メモ