1日目
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…成る程。憑かれてるってわけじゃないんだ」
「まあ、そうだよ」
簡単に説明すると、案外あっさりと受け入れてくれた。途中から聞いていた晴矢と風介も、なんとか理解してくれたみたいだ。
「…一体何を話しているんだ」
痺れをきらしたように、玲名が言った。何故かはわからないけど、他のみんなにはやはり見えていない。
他にも見えている人はいないかと青葉が飛び回っているけど、俺たち以外にはいないみたいだ。
「…そのうち分かるんじゃないかな」
確証のない、希望的観測も混じった曖昧な言葉でその場を濁して、時計を見る。もうこんな時間か…。
「とりあえずさ、朝ごはん食べようよ!」
切り替えるように緑川が言って、朝はなんとか誤魔化すことが出来た。
***
「んで、これからどーすんだよ」
「どーすんだよと言われてもなあ…」
朝ごはんが終わった俺、緑川、晴矢、風介の4人で、俺の部屋に集まった。あ、青葉もいるから5人か。
「不思議なこともあるものだな…」
「俺も最初は驚いたよ。突然現れたんだからね」
「事前に連絡とかは出来ないからなー」
「寧ろそれが出来たら苦労はしないんだろうね。それよりも、」
そう言って一旦切った緑川は、俺たちの顔を見渡して言った。
「問題は俺たちにしか青葉の姿が見えないってことだと思うんだよね」
「やっぱそれだよな」
「昨日は俺しか見えなかったしね」
「そうそう。晴矢に触ろうとしたけど、触れなかったし」
「昨日の寒気ってお前だったのかよ…」
「見えるやつには触れるのか?」
「よくわかんないけどそうみたい。みんなからは私に触れられないみたいだけど」
「触れられないというか、靄に触っているような感覚なんだよね」
考えれば考える程わからない。何で急に緑川たちに見えるようになったのだろうか。
「不確定要素が多すぎるな…。これでは埒があかない」
「案外、明日になったら俺たち以外にも見えるようになってるかもな」
「あー、それありえるかも」
「緑川たちのことを考えると、可能性は無きにしもあらず、ってところだね」
お互いに顔を見合わせる。本当に分からないことだらけだ。
青葉自身も何故こうなったかが分からないとなると、どうしようもない。
明日まで経過を見るということで、俺の部屋で行われた小さな会議はお開きになった。
.
「まあ、そうだよ」
簡単に説明すると、案外あっさりと受け入れてくれた。途中から聞いていた晴矢と風介も、なんとか理解してくれたみたいだ。
「…一体何を話しているんだ」
痺れをきらしたように、玲名が言った。何故かはわからないけど、他のみんなにはやはり見えていない。
他にも見えている人はいないかと青葉が飛び回っているけど、俺たち以外にはいないみたいだ。
「…そのうち分かるんじゃないかな」
確証のない、希望的観測も混じった曖昧な言葉でその場を濁して、時計を見る。もうこんな時間か…。
「とりあえずさ、朝ごはん食べようよ!」
切り替えるように緑川が言って、朝はなんとか誤魔化すことが出来た。
***
「んで、これからどーすんだよ」
「どーすんだよと言われてもなあ…」
朝ごはんが終わった俺、緑川、晴矢、風介の4人で、俺の部屋に集まった。あ、青葉もいるから5人か。
「不思議なこともあるものだな…」
「俺も最初は驚いたよ。突然現れたんだからね」
「事前に連絡とかは出来ないからなー」
「寧ろそれが出来たら苦労はしないんだろうね。それよりも、」
そう言って一旦切った緑川は、俺たちの顔を見渡して言った。
「問題は俺たちにしか青葉の姿が見えないってことだと思うんだよね」
「やっぱそれだよな」
「昨日は俺しか見えなかったしね」
「そうそう。晴矢に触ろうとしたけど、触れなかったし」
「昨日の寒気ってお前だったのかよ…」
「見えるやつには触れるのか?」
「よくわかんないけどそうみたい。みんなからは私に触れられないみたいだけど」
「触れられないというか、靄に触っているような感覚なんだよね」
考えれば考える程わからない。何で急に緑川たちに見えるようになったのだろうか。
「不確定要素が多すぎるな…。これでは埒があかない」
「案外、明日になったら俺たち以外にも見えるようになってるかもな」
「あー、それありえるかも」
「緑川たちのことを考えると、可能性は無きにしもあらず、ってところだね」
お互いに顔を見合わせる。本当に分からないことだらけだ。
青葉自身も何故こうなったかが分からないとなると、どうしようもない。
明日まで経過を見るということで、俺の部屋で行われた小さな会議はお開きになった。
.