13日目
夢小説設定
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「晴矢、右だ」
「お、おう…」
「右じゃなくて左だよ」
「(茂人が言うんなら左だよな…)おらあっ!」
パキンッ
「うっしゃあ!」
「チッ…そのまま木に激突して醜態を晒してしまえばよかったものを」
「誰が晒すかよ!」
「次は俺が行きます!砂木沼さん見ててください!」
「んじゃその次オレな!」
青葉の突然の思い付きで始まったスイカ割りだけど、案外みんな楽しんでる。
主に割りにいくのと割れたのを食べるのにで分かれてたり。大体は前者が男子で、後者が女子。
俺?今のところは後者。何故か晴矢と風介が張り合っちゃってるし。
「男って単純ね」
「ああ。何故そこまで張り合うのか分からないな」
「ならやってみりゃいいじゃねーか!」
「私がか?」
「あら、やればいいじゃない」
「玲名なら簡単にこなせると思う」
うわ、玲名がスイカ割りするんだ…。なんか怖いよ。
「あー、スイカ美味しい!感動!」
「そんなに感動する程かな?」
「だって数年振りだしさ。食べるのだって、死んでからお日さま園に来るまでずっと無かったし」
「…そっか」
すっかり忘れてたけど、青葉もアツヤも死んでたんだよね。
当たり前のように馴染んでて、そんなこと抜け落ちてた。
ふとスイカの方を見たら、丁度玲名が一撃でスイカを粉砕していた。そう、文字通り粉砕。
…これが元エイリア学園ジェネシスの副キャプテンの力か…。
え?そのことはスイカ割りには関係ない?ちょっと言ってみただけだよ。
「マジかよ…」
「うっわ玲名凄い!カッコいい!」
「これくらいなら簡単だ」
「…本当に簡単にやるとは思ってなかったわ」
「まさに玲名ね」
「嘘だろう…」
「信じたくないけど現実だよ」
「絶対に逆らえませんね」
うん、正直俺もかなり笑えないと思う。まあ玲名はカオスコンビを同時に押さえ込める訳だし、ね…。
そのあともアツヤが上手く割ったり、青葉が空振りしたりと、俺達はスイカ割りを楽しんだ。
俺はなんとか当てたけど、ちゃんとは割れなかった。結構固いんだよね、スイカ。
…玲名の力ってほんとどうなってんだろ。人は見た目によらないっていうし、実際そうなんだろうな。
で、買い物から帰ってきたヒロトが挑戦したら、玲名以上に見事に叩き割った。
もうほんとにジェネシスってなんなの。凄すぎ。
(ヒロト凄いね!)
(そうかな?)
(くっ、私の力が通用しないとは…)
(風介は黙ってろ。…完敗だわ、これ)
→あとがき
「お、おう…」
「右じゃなくて左だよ」
「(茂人が言うんなら左だよな…)おらあっ!」
パキンッ
「うっしゃあ!」
「チッ…そのまま木に激突して醜態を晒してしまえばよかったものを」
「誰が晒すかよ!」
「次は俺が行きます!砂木沼さん見ててください!」
「んじゃその次オレな!」
青葉の突然の思い付きで始まったスイカ割りだけど、案外みんな楽しんでる。
主に割りにいくのと割れたのを食べるのにで分かれてたり。大体は前者が男子で、後者が女子。
俺?今のところは後者。何故か晴矢と風介が張り合っちゃってるし。
「男って単純ね」
「ああ。何故そこまで張り合うのか分からないな」
「ならやってみりゃいいじゃねーか!」
「私がか?」
「あら、やればいいじゃない」
「玲名なら簡単にこなせると思う」
うわ、玲名がスイカ割りするんだ…。なんか怖いよ。
「あー、スイカ美味しい!感動!」
「そんなに感動する程かな?」
「だって数年振りだしさ。食べるのだって、死んでからお日さま園に来るまでずっと無かったし」
「…そっか」
すっかり忘れてたけど、青葉もアツヤも死んでたんだよね。
当たり前のように馴染んでて、そんなこと抜け落ちてた。
ふとスイカの方を見たら、丁度玲名が一撃でスイカを粉砕していた。そう、文字通り粉砕。
…これが元エイリア学園ジェネシスの副キャプテンの力か…。
え?そのことはスイカ割りには関係ない?ちょっと言ってみただけだよ。
「マジかよ…」
「うっわ玲名凄い!カッコいい!」
「これくらいなら簡単だ」
「…本当に簡単にやるとは思ってなかったわ」
「まさに玲名ね」
「嘘だろう…」
「信じたくないけど現実だよ」
「絶対に逆らえませんね」
うん、正直俺もかなり笑えないと思う。まあ玲名はカオスコンビを同時に押さえ込める訳だし、ね…。
そのあともアツヤが上手く割ったり、青葉が空振りしたりと、俺達はスイカ割りを楽しんだ。
俺はなんとか当てたけど、ちゃんとは割れなかった。結構固いんだよね、スイカ。
…玲名の力ってほんとどうなってんだろ。人は見た目によらないっていうし、実際そうなんだろうな。
で、買い物から帰ってきたヒロトが挑戦したら、玲名以上に見事に叩き割った。
もうほんとにジェネシスってなんなの。凄すぎ。
(ヒロト凄いね!)
(そうかな?)
(くっ、私の力が通用しないとは…)
(風介は黙ってろ。…完敗だわ、これ)
→あとがき