10日目
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
何故青葉がエイリア学園の事を知っていたのか。
あの戦いに参加していた吹雪くんの弟の彼と知り合っていたなら、当然のことだ。
…で、
「エターナルブリザード!」
「こいつ意外と上手いな…」
「ああ…」
「流石はアツヤだね!うん、カッコいいよ!」
「!」
「オレが凄いなんて当たり前だろーが」
何で…こんなにもあっさりと馴染んでサッカーしてるんだろう…。
あの後、話すことも特に思い付かず、みんなが起きてくるまで広間で過ごした。
当然起きてきたみんなはアツヤ君に驚き、問い詰めてくる訳で。
誰なのかとか一連の質問責めが終わったかと思うと、今度は朝ごはんそっちのけでサッカーをやり始めた。
幽霊は別に食べなくても問題無いらしいけど、俺はそろそろ何かしら取りたい。
晴矢も風介も、よく走り回っていられるなあ。
「ねえそろそろ」
「この生意気なガキに凍てつく闇の力を教えるまで朝食は取らん!」
「ちょっと晴矢」
「止めるな茂人。これは俺たちの戦いだ!紅蓮の炎で焼き尽くしてやる!」
「いつから戦いになったんだい…」
そもそも2対1じゃ大人気ない(大人ではないけど)と思う。
緑川と茂人が困ったように視線で助けを求めてくる。うーん、どうしようか。
「ぶっはははは!厨二病じゃん2人共!」
「この寝癖野郎と」
「このチューリップと」
「「一緒にするな!」」
と、同時に言った2人が火花を散らす。それをめんどくさそうにアツヤ君は見ていた。
「…バカなのこいつら」
「…多分」
「ごめんね、アツヤくん」
「それ、止めてくれ」
「え?」
「そのアツヤくんっての止めろ。他人行儀で嫌だ」
そっぽを向きながらふてぶてしく言ったアツヤくんの頬は少し赤い。
「アツヤくん?」
「だーかーらー!その呼び方止めろ!」
ぶっきらぼうに言われたけど、それは照れ隠しなんだって直ぐに分かった。
誤魔化すように、「嫌ならいいけど」と言われて思わず笑えば、拗ねたように走って行ってしまった。
「アツヤはさ、素直じゃないんだ」
クスクスと笑いながら彼を見て言った青葉は楽しげで、彼とかなり仲が良いんだと思った。
2人はどうやって出会って、どう過ごしてきたのだろうか。
円堂くんたち雷門と俺たちの戦いを、俺たちの知らないところで見ていたのだろうかと考えると、なんとも言えない気持ちになる。
「青葉」
「何?」
「彼とはどうやって出会ったんだい?」
「んー…、…秘密ってことで」
曖昧な笑みで濁された。聞かれたくない事なのかな。無理して聞き出す程の事じゃないけど。
晴矢と風介は、まだ彼に突っかかっている。仕方ないな。
「2対1なら、俺はアツヤに加勢させてもらおうかな。いいだろ?」
次の瞬間、アツヤは見事に大きく空振りした。
(な、ななな、な、ん、!?)
(嫌だった?)
(い、嫌じゃねーよ!)
→あとがき
あの戦いに参加していた吹雪くんの弟の彼と知り合っていたなら、当然のことだ。
…で、
「エターナルブリザード!」
「こいつ意外と上手いな…」
「ああ…」
「流石はアツヤだね!うん、カッコいいよ!」
「!」
「オレが凄いなんて当たり前だろーが」
何で…こんなにもあっさりと馴染んでサッカーしてるんだろう…。
あの後、話すことも特に思い付かず、みんなが起きてくるまで広間で過ごした。
当然起きてきたみんなはアツヤ君に驚き、問い詰めてくる訳で。
誰なのかとか一連の質問責めが終わったかと思うと、今度は朝ごはんそっちのけでサッカーをやり始めた。
幽霊は別に食べなくても問題無いらしいけど、俺はそろそろ何かしら取りたい。
晴矢も風介も、よく走り回っていられるなあ。
「ねえそろそろ」
「この生意気なガキに凍てつく闇の力を教えるまで朝食は取らん!」
「ちょっと晴矢」
「止めるな茂人。これは俺たちの戦いだ!紅蓮の炎で焼き尽くしてやる!」
「いつから戦いになったんだい…」
そもそも2対1じゃ大人気ない(大人ではないけど)と思う。
緑川と茂人が困ったように視線で助けを求めてくる。うーん、どうしようか。
「ぶっはははは!厨二病じゃん2人共!」
「この寝癖野郎と」
「このチューリップと」
「「一緒にするな!」」
と、同時に言った2人が火花を散らす。それをめんどくさそうにアツヤ君は見ていた。
「…バカなのこいつら」
「…多分」
「ごめんね、アツヤくん」
「それ、止めてくれ」
「え?」
「そのアツヤくんっての止めろ。他人行儀で嫌だ」
そっぽを向きながらふてぶてしく言ったアツヤくんの頬は少し赤い。
「アツヤくん?」
「だーかーらー!その呼び方止めろ!」
ぶっきらぼうに言われたけど、それは照れ隠しなんだって直ぐに分かった。
誤魔化すように、「嫌ならいいけど」と言われて思わず笑えば、拗ねたように走って行ってしまった。
「アツヤはさ、素直じゃないんだ」
クスクスと笑いながら彼を見て言った青葉は楽しげで、彼とかなり仲が良いんだと思った。
2人はどうやって出会って、どう過ごしてきたのだろうか。
円堂くんたち雷門と俺たちの戦いを、俺たちの知らないところで見ていたのだろうかと考えると、なんとも言えない気持ちになる。
「青葉」
「何?」
「彼とはどうやって出会ったんだい?」
「んー…、…秘密ってことで」
曖昧な笑みで濁された。聞かれたくない事なのかな。無理して聞き出す程の事じゃないけど。
晴矢と風介は、まだ彼に突っかかっている。仕方ないな。
「2対1なら、俺はアツヤに加勢させてもらおうかな。いいだろ?」
次の瞬間、アツヤは見事に大きく空振りした。
(な、ななな、な、ん、!?)
(嫌だった?)
(い、嫌じゃねーよ!)
→あとがき