とある夏の思い出
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「暑い…溶ける…」
「ああ…全くだ…」
広間にて、お日さま園二大暑さに弱い男女とも言える風介と青葉が転がっていた。
日陰や涼しい所を探して、何分か置きにコロコロと転がって移動している。
ある意味夏の風物詩だったなあと思い出して、苦笑。
というか、青葉も暑く感じるんだなと今さらながらに思う。
「邪魔だお前ら!」
「近寄るな暑苦しい!お前の髪の色が暑い。いや存在自体が暑い。消えてくれ」
「ふざけんな!」
「確かに晴矢はいるだけで暑いよね…」
「青葉もかよ!つか髪の毛踏みそうなんだけど!」
「踏めば?痛くないとおも、いったあ!」
「普通に感覚はあるんだね」
「茂人…晴矢がいじめる…」
「なんでだよ!」
あれ、髪は普通に触れるんだ…ってそうじゃなかった。
晴矢と風介が睨み合って、その間で茂人がため息をついている。そろそろ止めた方がいいね。
「2人とも、ほどほどにしておきなよ」
「チッ…」
「はあ…アイスでも食うか…」
「さんせーい」
「今日もう2本は食べてなかったっけ?」
「兄さん、2本じゃなくて3本」
修児と愛の言葉を聞いて、思わず顔がひきつる。…そんなに食べて大丈夫なのだろうか。
そう思ったのを見透かしたように、風介はフッと笑った。
「アイスごときで私の凍てつく闇は溶けん」
「アイスも冷たいし、矛盾してるよね」
「…もういい」
せっかく立ち上がったのに、また転がってしまった。拗ねたのかな。
…いや、意外と本当に暑さに参っているのかもしれない。
というかさりげなく蹴らないで欲しい。しかも脛をわざと狙ってるし…。地味に痛いんだからね?
「暑い暑い暑い暑い暑い」
「そう言ってるから余計暑いんだと思うけど…」
「でも暑いのは本当だしさあ…」
「うーん…。あ、大夢ー。アイスまだあったっけ?」
「悪い、これでラスト」
「なん…だと…」
寝転がったまま、アイスをくわえている大夢を睨み付ける風介。
もう今日は3本食べたんだよね…?本気で食べる気だったんだ…。
「あーあ、こういう時に治さんあたりが買ってこないかなー」
「私がどうかしたか」
「本当に来た…」
「噂をすればなんとやら…」
…そういえば、今日の買い物当番は砂木沼だったような。
「その袋の中身は…」
「? 野菜に調味料にアイスだが」
「アイス!」
「まだ食うのかお前」
「きたああああ!流石は治さん!」
「今私はかつてないほどに砂木沼を尊敬しているぞ!」
勢いよく立ち上がった2人が、砂木沼へ突進する。
その様子を見ながら、顔を見合わせて苦笑いをする俺達。
そんな夏の昼下がり。
.
「ああ…全くだ…」
広間にて、お日さま園二大暑さに弱い男女とも言える風介と青葉が転がっていた。
日陰や涼しい所を探して、何分か置きにコロコロと転がって移動している。
ある意味夏の風物詩だったなあと思い出して、苦笑。
というか、青葉も暑く感じるんだなと今さらながらに思う。
「邪魔だお前ら!」
「近寄るな暑苦しい!お前の髪の色が暑い。いや存在自体が暑い。消えてくれ」
「ふざけんな!」
「確かに晴矢はいるだけで暑いよね…」
「青葉もかよ!つか髪の毛踏みそうなんだけど!」
「踏めば?痛くないとおも、いったあ!」
「普通に感覚はあるんだね」
「茂人…晴矢がいじめる…」
「なんでだよ!」
あれ、髪は普通に触れるんだ…ってそうじゃなかった。
晴矢と風介が睨み合って、その間で茂人がため息をついている。そろそろ止めた方がいいね。
「2人とも、ほどほどにしておきなよ」
「チッ…」
「はあ…アイスでも食うか…」
「さんせーい」
「今日もう2本は食べてなかったっけ?」
「兄さん、2本じゃなくて3本」
修児と愛の言葉を聞いて、思わず顔がひきつる。…そんなに食べて大丈夫なのだろうか。
そう思ったのを見透かしたように、風介はフッと笑った。
「アイスごときで私の凍てつく闇は溶けん」
「アイスも冷たいし、矛盾してるよね」
「…もういい」
せっかく立ち上がったのに、また転がってしまった。拗ねたのかな。
…いや、意外と本当に暑さに参っているのかもしれない。
というかさりげなく蹴らないで欲しい。しかも脛をわざと狙ってるし…。地味に痛いんだからね?
「暑い暑い暑い暑い暑い」
「そう言ってるから余計暑いんだと思うけど…」
「でも暑いのは本当だしさあ…」
「うーん…。あ、大夢ー。アイスまだあったっけ?」
「悪い、これでラスト」
「なん…だと…」
寝転がったまま、アイスをくわえている大夢を睨み付ける風介。
もう今日は3本食べたんだよね…?本気で食べる気だったんだ…。
「あーあ、こういう時に治さんあたりが買ってこないかなー」
「私がどうかしたか」
「本当に来た…」
「噂をすればなんとやら…」
…そういえば、今日の買い物当番は砂木沼だったような。
「その袋の中身は…」
「? 野菜に調味料にアイスだが」
「アイス!」
「まだ食うのかお前」
「きたああああ!流石は治さん!」
「今私はかつてないほどに砂木沼を尊敬しているぞ!」
勢いよく立ち上がった2人が、砂木沼へ突進する。
その様子を見ながら、顔を見合わせて苦笑いをする俺達。
そんな夏の昼下がり。
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