第8話 衝撃!エイリア学園!!
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ついに白恋中にジェミニストームが現れた。何故ここにいるという問いかけに、守兄が俺達がかわりに戦うと啖呵を切れば、レーゼは溜め息をつく。
「地球人の学習能力は想像以上に低いな。二度も敗れたのに敗れたのに何故分からないだ。我々には勝てないと!」
「宇宙人の想像力も大したことないね!あたし達がパワーアップしたとは思わないの?」
「いいだろう。地球にはこんな言葉がある。二度あることは三度あると!」
レーゼがシュートを放つ。宣戦布告だ。それを守兄は、真正面からしっかりと受け止めた。
ベンチに集まって、それぞれが今度こそは勝つと意気込む。うん、この雰囲気ならきっと勝てる!
そう思ってたら、瞳子監督はしろ君にセンターバックに入ってディフェンスに専念するよう指示を出した。
絶対に上がらないでエターナルブリザードは封印だと。確かにしろ君のディフェンス能力は高いけど、今の雷門の攻撃の中心でもあるのに。
しろ君のスピードを活かした攻撃がジェミニへの対抗策だと一之瀬が抗議するけど、監督は意見は聞かないと言う。
「監督の作戦に従おう!」
嫌な雰囲気を振り払うかのように、守兄が言った。それになっちゃんがこれは全人類の命運がかかった大事な一戦なのだと続ける。
そして鬼道が言うには、勝つ為にしろ君をディフェンダーとして起用したと。そうだ、前もそうだった。この作戦も意図があるに違いない。
「そうさ!あとは俺達が結果を出すだけだ!」
「俺のシュートで勝利を決めてやる!」
「僕も白恋中と皆を守るために、全力で戦うよ」
「あたしだって!」
「やるぞ!今度こそエイリア学園の侵略を終わらせるんだ!」
『おーっ!!!』
せっかくヒロト君が特訓に付き合ってくれたんだ。しろ君が上がれないなら、あたしが攻めてやる!
それにしても、エイリア学園のヒロト君が何で雷門のあたしの特訓を手伝ってくれたんだろ……。何か目的があるのかな。
「さあ!両チームとも気合は十分!天は人類に味方するのか!それとも見放すのか!運命の一戦!まもなくキックオフ!」
いつの間に来たのか、お馴染みの角馬の実況が響く。聞き流しながら、ポジションについたレーゼを見た。
「(絶対に勝つ!)」
「さあ!風になろう!」
「皆!ファイトだ!」
染岡からのキックオフ。鬼道が上がってパスを受け取った染岡がそのまま進んでいくけど、2人がかりのディフェンスに阻まれてしまった。
ジェミニの11番――ディアムが加速する。でもその動きは確かに見えていて、土門がパスカットした。続いて一郎太もボールを奪う。あたしも!
「荒波!」
動きが見える、次どう動けばいいか分かる!実力はほぼ互角だ!
「風に、なれたね」
一進一退の攻防が続く。塔子のザ・タワーでボールを奪って、一郎太が疾風ダッシュで攻め込む。ゴール前の染岡へボールが渡った。
ドラゴンクラッシュはキーパーの必殺技ブラックホールに阻まれたけど、相手に必殺技を使わせた。それだけシュートの威力が上がってるってこと!
「もっとスピードがなきゃだめだ」
「スピード……?」
ポツリとしろ君が言ったけど、気にしてる暇はなさそうだ。隙あらばジェミニはどんどん攻めてくる。
それをカバーするのはしろ君だ。ジェミニが攻撃に動いた瞬間、そのスピードであっという間に追いつくと、アイスグランドでかっさらう。
守りはしろ君のスピードのおかげで盤石だ。……なら、シュート撃ってみたいな。特訓の成果が通用するか試してみたい。
でも、せっかくの得点のチャンスを無駄にしてしまうかもしれない。
「どうした、美波」
跳ね上がったボールがラインを割ったタイミングで、鬼道が話しかけてきた。
「あ、鬼道。なんでもないよ」
「濁すな。何か考えがあるなら言ってみろ」
「……最近ね、夜に練習してシュート技作ったんだ。だから撃てないかなって」
「ほう」
「でもまだ実践で使ったことないからあんまり自信なくて」
「成る程な。やってみろ」
「え」
「次にチャンスが来たら回す。タイミングを見て上がってくれ」
まさか鬼道から許可が出るとは思わなかった。正直、上手くいくか分からなくて怖い。でも、鬼道が良いって言うなら、やってみたい!
「分かった、上がるね。失敗したらごめん」
「何だ、お前がそれを言うのか。珍しく弱気だな。やってみなくちゃ分からない、だろう」
「あ……」
「染岡だって決まると信じて、決めてみせるとシュートを撃っている。結果はその次だ」
「……うん、そうだね、そうだよね!」
自分に自信を持て。ヒロト君も言ってたことだ。よし、やるぞ!
.
「地球人の学習能力は想像以上に低いな。二度も敗れたのに敗れたのに何故分からないだ。我々には勝てないと!」
「宇宙人の想像力も大したことないね!あたし達がパワーアップしたとは思わないの?」
「いいだろう。地球にはこんな言葉がある。二度あることは三度あると!」
レーゼがシュートを放つ。宣戦布告だ。それを守兄は、真正面からしっかりと受け止めた。
ベンチに集まって、それぞれが今度こそは勝つと意気込む。うん、この雰囲気ならきっと勝てる!
そう思ってたら、瞳子監督はしろ君にセンターバックに入ってディフェンスに専念するよう指示を出した。
絶対に上がらないでエターナルブリザードは封印だと。確かにしろ君のディフェンス能力は高いけど、今の雷門の攻撃の中心でもあるのに。
しろ君のスピードを活かした攻撃がジェミニへの対抗策だと一之瀬が抗議するけど、監督は意見は聞かないと言う。
「監督の作戦に従おう!」
嫌な雰囲気を振り払うかのように、守兄が言った。それになっちゃんがこれは全人類の命運がかかった大事な一戦なのだと続ける。
そして鬼道が言うには、勝つ為にしろ君をディフェンダーとして起用したと。そうだ、前もそうだった。この作戦も意図があるに違いない。
「そうさ!あとは俺達が結果を出すだけだ!」
「俺のシュートで勝利を決めてやる!」
「僕も白恋中と皆を守るために、全力で戦うよ」
「あたしだって!」
「やるぞ!今度こそエイリア学園の侵略を終わらせるんだ!」
『おーっ!!!』
せっかくヒロト君が特訓に付き合ってくれたんだ。しろ君が上がれないなら、あたしが攻めてやる!
それにしても、エイリア学園のヒロト君が何で雷門のあたしの特訓を手伝ってくれたんだろ……。何か目的があるのかな。
「さあ!両チームとも気合は十分!天は人類に味方するのか!それとも見放すのか!運命の一戦!まもなくキックオフ!」
いつの間に来たのか、お馴染みの角馬の実況が響く。聞き流しながら、ポジションについたレーゼを見た。
「(絶対に勝つ!)」
「さあ!風になろう!」
「皆!ファイトだ!」
染岡からのキックオフ。鬼道が上がってパスを受け取った染岡がそのまま進んでいくけど、2人がかりのディフェンスに阻まれてしまった。
ジェミニの11番――ディアムが加速する。でもその動きは確かに見えていて、土門がパスカットした。続いて一郎太もボールを奪う。あたしも!
「荒波!」
動きが見える、次どう動けばいいか分かる!実力はほぼ互角だ!
「風に、なれたね」
一進一退の攻防が続く。塔子のザ・タワーでボールを奪って、一郎太が疾風ダッシュで攻め込む。ゴール前の染岡へボールが渡った。
ドラゴンクラッシュはキーパーの必殺技ブラックホールに阻まれたけど、相手に必殺技を使わせた。それだけシュートの威力が上がってるってこと!
「もっとスピードがなきゃだめだ」
「スピード……?」
ポツリとしろ君が言ったけど、気にしてる暇はなさそうだ。隙あらばジェミニはどんどん攻めてくる。
それをカバーするのはしろ君だ。ジェミニが攻撃に動いた瞬間、そのスピードであっという間に追いつくと、アイスグランドでかっさらう。
守りはしろ君のスピードのおかげで盤石だ。……なら、シュート撃ってみたいな。特訓の成果が通用するか試してみたい。
でも、せっかくの得点のチャンスを無駄にしてしまうかもしれない。
「どうした、美波」
跳ね上がったボールがラインを割ったタイミングで、鬼道が話しかけてきた。
「あ、鬼道。なんでもないよ」
「濁すな。何か考えがあるなら言ってみろ」
「……最近ね、夜に練習してシュート技作ったんだ。だから撃てないかなって」
「ほう」
「でもまだ実践で使ったことないからあんまり自信なくて」
「成る程な。やってみろ」
「え」
「次にチャンスが来たら回す。タイミングを見て上がってくれ」
まさか鬼道から許可が出るとは思わなかった。正直、上手くいくか分からなくて怖い。でも、鬼道が良いって言うなら、やってみたい!
「分かった、上がるね。失敗したらごめん」
「何だ、お前がそれを言うのか。珍しく弱気だな。やってみなくちゃ分からない、だろう」
「あ……」
「染岡だって決まると信じて、決めてみせるとシュートを撃っている。結果はその次だ」
「……うん、そうだね、そうだよね!」
自分に自信を持て。ヒロト君も言ってたことだ。よし、やるぞ!
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