『さすがに疲れた、、』

雄英高校の入試を終え、帰宅。
緊張と実技入試の疲労で玲はベットから動けずにいた。

疲れ切った頭で入試を振り返ってみる。

筆記試験は、自己採点をした限り余程今年の受験生が優秀でない限り問題ないだろう。
問題は実技入試だ。

正直対人ではなく対ロボット形式と聞いた時は焦った。
大人数一纏めでの試験なのだから対人でないのは当然といえば当然だが、私の個性は圧倒的に対人向きだ。
ロボット等の無機物はそもそも痛みを感じないため痛みは移せない。

しかもつい怪我をした生徒に目がいってしまい、試験中にも関わらずロボット破壊を放棄して何度か癒しを行ってしまった。

単独でではないけど何体かのロボット破壊には手を貸せたし、ギリギリ合格圏内であることを祈るしかない、、

ここ半年間毎日血反吐吐くくらい体術鍛えてきたのに、、
校長先生に偉そうなこと言ったけどあのまま推薦で入れてもらえばよかったかなあ、、
心が折れそうになってため息が止まらない玲だった。



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受験から数週間経ったある日。

『ついに、きた、、！！！』

雄英からの合否通知が届いた。
正直言って全く自信がない。
第二志望の私立のヒーロー科は合格したし雄英に落ちてもヒーローは目指せるけれど、やっぱり雄英で学びたい！

『怖い、怖いよおおお、、、！！』

部屋で悶えているとお母さんにうるさいと怒られた。

『いつまでもうじうじしてても仕方ない、開けるか、、！』

意を決して封筒を開けると、オールマイトが出てきた。

『うおおお！オールマイト、、？』

正直言ってかなり驚いた。辞めてほしい。
お気づきかもしれないが私はヒーロー志望のくせしてかなりビビりなのだ。
ていうか何でオールマイト？これ雄英からだよね？

「表裏少女、筆記はほぼ満点。実技は攻撃力が劣るものの、入試と言う場で敵のみではなく周りを見て動けている。適材適所で自分の個性を最も有効に使いながら動けていた。ヒーローとして重要な要素といっていいだろう。敵撃退ポイント27ポイント、そしてレスキューポイント50ポイント！
表裏玲、文句なしの首席合格だ！！」

しゅ、首席………？


『首席〜〜〜！！！？？』


こうして、私の高校生活が始まるのだった。


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ポイントは適当です。すみません。。