〔壱〕常春の華、現る
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私が
再びこの空の下に 戻って来たのは
きっと
貴方に逢いに行く為
私が
貴方の空に 戻って来たのは
貴方と
出逢う為だったのでしょう
貴方とつながった空の下
一人描いていた夢
叶えたいから
今、貴方の空へ 還ります
《常春の華、現る》
懐かしい空気、
懐かしい風。
懐かしい景色に、
懐かしい空。
全てが肌にぴたりと馴染んで──私は少し嬉しくなって、大きく息を吸い込んだ。 優しく迎え入れてくれた祖国の空気で、胸が一杯になった。
「──帰って‥来たんだな‥」
そう、言葉にしてみると、より現実味が増して感じられて、喜びが実感されて、ふと口元が緩んだ。
込み上げる気持ちが、抑えられない。
──さぁ、行こう
満たされた気持ちを大切に仕舞って、自分に言い聞かせるように呟いて、一歩、また一歩と踏み出し、迷いなく進んでいく。
大切な願いを、叶える場所に。
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