十一月十八日
夢小説設定
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あの人が腹切るまでは
楽しい
辛い
厳しい
幸せ
悲喜が入り混じった毎日だった。
‥いや、“喜”の方が強かったかな。隊務とか、稽古とか、辛い事もあったけど、何よりあの 温かい場所が、温かい仲間が居てくれたから。
あの日溜まりの中は、幸せで満ちていた。
それが、いつからだったろう。全て狂い始めた。
頭に浮かぶのは
辛い
悲しい
痛い
苦しい
自分が存在している意味さえ、よく分からなくなった。
『何故俺ハ此処ニ居ル?』
『何故アノ人ハ此処ニ居ナイ?』
『信念トハ何ダ?』
『信ズルベキ物ハ何ダ?』
『俺ノ右手ニ光ル物ハ 何ノ為ニ在ル?』
いくら答えを求めても、足掻いても、全てがこの手から滑り落ちていった。
苦しい
苦しい
苦しい
こんなに苦しむぐらいなら‥、失意を負うぐらいなら‥‥
俺は虚無を受け入れよう。
仲間--ナカマ-
友達--ダチ-
もう どうだって良い。
そう考えた方が良いんだ。
俺にとっても、お前らにとっても。
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