過ぎ去ったモノ、生きている瞬間、未だ来ぬ日。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
グラウンドを突っ切って、体育倉庫の横へ。一度も触れたことのないその扉に手を掛けた。
「部長サン!居る!?」
第一声がそれ。挨拶ぐらいしたらどうかと後から思ったけど、そんな余裕も無かった。
「えっ、平助 どしたのさ」
奥から現れた部長サンが驚いたように(でもどこか嬉しそうに)言った。
「やっぱヘルプやる」
「本当か!?」
待ってましたとばかりに目を輝かせて俺の手を両手で握ると、乱暴に握手を成立させた。
「‥でも一つだけ条件」
「ん?なになに?」
大方の頼みなら聞きます!という勢いで傾聴され、一つ苦笑。
きっと予想外に大きな頼みだから。
「大将とやらせて」
+