夢という名の
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ああ
我が身が煩わしい。
ある時は 風のように駆けられた、この体が
今は一番、疎ましい。
今、彼は 何処で戦っているのだろう。
何処で 誰と戦っているのだろう。
その隣に居るのは誰ですか?
その背中を守っているのは‥誰ですか?
‥私はその一人になりたかった。
貴方の背を守り、貴方の隣に居るのは、私で在りたかった。
だから私は、想いを馳せる。
遠き北、最果ての地に居るだろう貴方の隣に 私の思念を。
瞳を閉じて、最果ての 貴方の姿を思い浮かべる。
私の元に、黒猫が来て
私の意識は 遠ざかる。
嗚呼、ほら‥
あんなに重かった体が、今なら再び 風のように駆けられそうです。
今なら、貴方の元へ 行ける気がする。
もう一度、
私に 貴方の背を守らせて下さい。
『夢という名の』