「前を向いて、歩いていきましょうね」



新しい命だから。



「“過去”は過去のものとして」



過去に縛られなくて良い。
縛られちゃいけない。



「忘れなくたって良い。だってそれは“今”生きている私達の、存在の証だから‥――」



“今”私達が生きていられるのは
嘗てこの社会を築き上げてくれた 先人達のお陰。




「忘れなくて良い。ただ、受け入れれば良い」



太古より 今まで。生きてきた人々に、必要の無い者なんて居なかった。



「だって、過去が在って“今”が在るんですから」



その中の誰一人として欠けていたら、“今”の世界は 成り得なかった。




「‥未来を向いて、“今”をいきましょう、春華」





そしてこれからは、私達の番だ。





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