letter
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
自然に接している内に、徐々に‥徐々に
一番近しい存在になっていった。
こんなに幸せな事が あって良いのだろうか。
「‥‥藤堂さん」
「“平助”だっつーのバカ総司」
机でダレて名前を呼んだら、怒られた。
懐かしい名だ。
「思わず出ちゃうんですぅー」
「あぁもう!同級生に敬語を使うな!」
「えぇー」
また一つ、ど突かれる。
それすらも嬉しくて 思わず笑うけど、“平助”は少し気持ち悪がったようだ。
「へへー」
「何だよ気持ち悪いなぁ」
だって、本当に嬉しかったんだ。
同じ“過去”を持つ者と、出会えて。
それでも、傷の舐め合いなんて事はしない。
“今”を生きると、各々決めていたから。
前を向くと、決めたから。
「なんか幸せですねー」
「何それお前嫌味!? 彼女居ない俺への当て付け!?」
そんなつもりは無かったんだけれど。
まあ良いか。
「ふんっ俺だってお前より良い彼女探すんだ!!」
「春華さんより良い女の子なんて居ないですよー」
この色惚け野郎が!と言われて、またど突かれた。
+