starting sky
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どこか ふわふわ浮いているような生活。
別に何が不満とか 何が不幸とか、そんな事はない。
只、ふわふわ。
楽しい事はちゃんと楽しいし、幸せな事ばかりでもある。
でも、ふわふわ‥なんだ。
でも‥――――“空”。
そう、空を見ていると、何かが分かる気がする。
じっと見つめて、見つめて‥
それから瞳を閉じると、何処かの 今とは違った空が見える。
“何処”の空だろう‥――――
“いつ”の空だろう‥――――
でも
深く考えようとすると、その空は まるで夢だったかのように消えてしまうんだ。
最近思う事がある。
この世に生まれてくる赤ん坊が、真っ先に泣き声をあげるのは
前世を想っているからなんじゃないか―――って。
前世の苦しみ 悲しみ、
そして 再びこの世に生まれ出た 喜び、切なさ―――
全てを吐き出す為に 泣くのではないかと。
私は きっと
“大切な事”を忘れている。
『starting sky』-END
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