油小路
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「平助ぇ!!」
人が倒れる瞬間は、本人にとってはゆっくりらしいけど
周りにとっては そんな事関係なくて。
俺の手は届かなかった。
支えられる事無く、もろに地面に叩きつけられた体は、衝撃をその身一身で受けても 痛がる事はなかった。
「平助‥!!」
やっと届いた、手。
「おい!! 平助、目ぇ開けろ!!」
「――‥‥ぱっつぁ‥。‥ごめ‥っ」
「喋らなくて良いから‥!! 今、助けを‥‥っ」
とっさに体を抱き起こそうと思ったけど、すぐ止めた。
少し動かしただけで、傷口が割れた。
血が、溢れた。
連レテ 行ケ ナイ
「‥‥‥誰か‥」
この血を 止めて
「‥‥誰か‥‥ 助けて‥‥っ」
平助を、助けて。
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