終わらない夜
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紅い月の下、高台で一人の少年が妖美に笑んでいた。
その左手に 黒漆塗りの髑髏を携えて。
「‥‥御覧下さい、先生。新撰組がまるで巣を掻き回された蜂のようですよ」
しかし、少年の笑みは此処で途絶えた。
「―――‥は?」
その瞬間見た光景に、眉を顰める。
「おいおい、何尻尾巻いて退いちゃってるのさ 海援隊」
黒装束の集団が、徐々に方向を変えて門から出ようとしているのだ。
「――‥あの女か」
事の因由であろう少女を、少年は見た。
「‥膕、行って始末しろ。―――序でに内から壊してきて良い」
〔――‥‥御意〕
紅い三日月が、一層紅く 紅く 紅く‥染まっていく。
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