僕の空、君の空
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東向きの窓から、もう一度空を眺める。
やっぱり、優しい光。
私が目を細めると、ジョンは盛大に息を吐いた。
「‥初恋は実らないもの、か‥」
「へ?」
いい いい、こっちの話。と言って、ジョンは苦笑いした。
「東が君を待っているよ。Good luck,春華」
「‥The same to you. 貴方もね、ジョン」
Shake hands.
私達は想いの丈、手を強く握った。
「――‥さ、取り敢えず今はリチャード先生の講義に急ぎましょ」
「げっ! あと二分しかないじゃん!」
西の果ての地で、私は未来に向けて学を学ぶ。
それが結果何に繋がるのか、今は分からないけれど。
東が私を待っている。
そして私も
“光”に逢いたい。
東の空に、想いを馳せるよ。
日昇る地
きっと還ろう
君の空
『僕の空、君の空』-完