Chris Redfield
Name Change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
Christmas 2025
アメリカのクリスマスの朝は、街全体がいつもより静かだ。家族と過ごす人が多いせいか、どこか柔らかい空気が漂っている。
クリスとナマエの家にも、そんな穏やかな冬の光がゆっくりと差し込んでいた。
クリスはいつものように、まだ辺りが薄暗い時間に起き出した。休日でも早朝ジョギングを欠かしたことがない。空気は冷え切っているのに、走り出せばじんわりと体が温まり、気分が冴えていく。
走りながら、彼は街の装飾に目をやる。――クリスマスの華やかな飾りたち。クリスには“家族”と呼べる人間は、もうクレアしかいなかった。そしてナマエにも、クリスマスを一緒に過ごす家族はもうこの世に居ない。そんなわけで、ナマエが恋人になってからのクリスマスは、休みが合えば三人で過ごし、休みが合わない時でも、クリスマス当日のメッセージのやり取りは欠かしたことがなかった。
クレアに許可を取って、「ナマエも一緒にクリスマスを過ごさないか」と提案したときの彼女の顔を、クリスは昨日のことのように思い出せる。いいの?ほんとに?と、驚きと嬉しさの入り混じった表情で、何度も確認していたナマエ。それ以来、毎年大切な恋人と同じ朝を迎えられることが、クリスにとって何よりのクリスマスプレゼントになっていた。
ジョギングの帰り道、クールダウンのため早歩きをしているクリスの頭に浮かんできたのは、今もベッドで眠っているナマエの姿だった。朝に弱い彼女をジョギング後に起こすこともまた、クリスのルーティーンの一部になっている。
家に戻ってさっとシャワーを浴び、濡れた髪をタオルで拭きながら寝室へ向かう。扉を開けると、ナマエはベッドの上で真ん丸と布団にくるまり、気持ちよさそうに寝息を立てていた。雪うさぎのようで、思わず笑みがこぼれる。
「ナマエ。そろそろ起きて朝食にしよう」
穏やかに呼びかけると、彼女の眉がぴくっと動いた。しかし起きる様子はない。
「……聞こえてるんだろ」
苦笑しながらそっと布団をめくる。
「さあ、起きよう。クリスマスの朝だぞ」
「んん……クリス……おはよう……」
瞼が震え、ゆっくりとひらく。眠気の残る微笑みがクリスに向けられた。
(……休日くらい、好きなだけ寝かせておいてやればよかったな)
それでも、目の前で無防備に横たわっているナマエの頬に触れたくて、つい手が伸びる。冷えたその指先に驚いて、ナマエが小さく肩をすくめた。
「ひゃ……つめたいよ……」
その反応が可愛くて、クリスは彼女の頬に軽いキスを落とす。
一度、二度、三度。
逃げるように顔を背けるナマエを追いかけて、悪戯っぽく唇を押し当てた。
「あはは! ちょ、ちょっと、くすぐったい……!」
「そのほうが目が覚めるだろ?」
「んー………」
「それとも…もっと"オトナ"なやつが良かったか?」
どういうこと?とナマエが言うや否や、クリスはナマエの手首をまとめて胸の前で掴み、やんわりと抵抗できないようにする。
「やだ…クリス……離してよ」
眩しそうに目を細めながら、まだぽやぽやとした喋り方で抵抗するナマエ。彼女のすらっとした首筋に、クリスは吸い付いた。
「ちょっ…起きる!起きます!」
ナマエは足をバタバタさせてそう宣言した。クリスはOK、と呟きながら彼女の手をリリースする。
「これくらいしないとなかなか起きないだろ?ナマエは」
「も〜朝からさぁ……」
文句を言いつつようやく上体を起こしたナマエは、眠そうな目をこすりながら笑った。寝癖が少し跳ねているのも、クリスには可愛く映っている。
「おはよう、クリス」
二人は自然と微笑み合った。
クリスがベッドのふちに浅く腰掛け、ナマエの肩にそっと手を回した。まだ少し眠そうな彼女は、安心したようにもたれかかってくる。
「今日はゆっくりしよう。夕方までは俺たちだけだ。クレアは夜からだって言ってたし」
「うん。クリスと2人のクリスマスなんて、最高だね」
「最高だな」
2人はリビングへ移動し、クリスが淹れたコーヒーと、ナマエが焼いたパンケーキを囲んだ。
「クリス、一緒にいてくれてありがとう」
「俺のほうこそ」
「メリークリスマス!」
「メリークリスマス、ナマエ」
fin.
アメリカのクリスマスの朝は、街全体がいつもより静かだ。家族と過ごす人が多いせいか、どこか柔らかい空気が漂っている。
クリスとナマエの家にも、そんな穏やかな冬の光がゆっくりと差し込んでいた。
クリスはいつものように、まだ辺りが薄暗い時間に起き出した。休日でも早朝ジョギングを欠かしたことがない。空気は冷え切っているのに、走り出せばじんわりと体が温まり、気分が冴えていく。
走りながら、彼は街の装飾に目をやる。――クリスマスの華やかな飾りたち。クリスには“家族”と呼べる人間は、もうクレアしかいなかった。そしてナマエにも、クリスマスを一緒に過ごす家族はもうこの世に居ない。そんなわけで、ナマエが恋人になってからのクリスマスは、休みが合えば三人で過ごし、休みが合わない時でも、クリスマス当日のメッセージのやり取りは欠かしたことがなかった。
クレアに許可を取って、「ナマエも一緒にクリスマスを過ごさないか」と提案したときの彼女の顔を、クリスは昨日のことのように思い出せる。いいの?ほんとに?と、驚きと嬉しさの入り混じった表情で、何度も確認していたナマエ。それ以来、毎年大切な恋人と同じ朝を迎えられることが、クリスにとって何よりのクリスマスプレゼントになっていた。
ジョギングの帰り道、クールダウンのため早歩きをしているクリスの頭に浮かんできたのは、今もベッドで眠っているナマエの姿だった。朝に弱い彼女をジョギング後に起こすこともまた、クリスのルーティーンの一部になっている。
家に戻ってさっとシャワーを浴び、濡れた髪をタオルで拭きながら寝室へ向かう。扉を開けると、ナマエはベッドの上で真ん丸と布団にくるまり、気持ちよさそうに寝息を立てていた。雪うさぎのようで、思わず笑みがこぼれる。
「ナマエ。そろそろ起きて朝食にしよう」
穏やかに呼びかけると、彼女の眉がぴくっと動いた。しかし起きる様子はない。
「……聞こえてるんだろ」
苦笑しながらそっと布団をめくる。
「さあ、起きよう。クリスマスの朝だぞ」
「んん……クリス……おはよう……」
瞼が震え、ゆっくりとひらく。眠気の残る微笑みがクリスに向けられた。
(……休日くらい、好きなだけ寝かせておいてやればよかったな)
それでも、目の前で無防備に横たわっているナマエの頬に触れたくて、つい手が伸びる。冷えたその指先に驚いて、ナマエが小さく肩をすくめた。
「ひゃ……つめたいよ……」
その反応が可愛くて、クリスは彼女の頬に軽いキスを落とす。
一度、二度、三度。
逃げるように顔を背けるナマエを追いかけて、悪戯っぽく唇を押し当てた。
「あはは! ちょ、ちょっと、くすぐったい……!」
「そのほうが目が覚めるだろ?」
「んー………」
「それとも…もっと"オトナ"なやつが良かったか?」
どういうこと?とナマエが言うや否や、クリスはナマエの手首をまとめて胸の前で掴み、やんわりと抵抗できないようにする。
「やだ…クリス……離してよ」
眩しそうに目を細めながら、まだぽやぽやとした喋り方で抵抗するナマエ。彼女のすらっとした首筋に、クリスは吸い付いた。
「ちょっ…起きる!起きます!」
ナマエは足をバタバタさせてそう宣言した。クリスはOK、と呟きながら彼女の手をリリースする。
「これくらいしないとなかなか起きないだろ?ナマエは」
「も〜朝からさぁ……」
文句を言いつつようやく上体を起こしたナマエは、眠そうな目をこすりながら笑った。寝癖が少し跳ねているのも、クリスには可愛く映っている。
「おはよう、クリス」
二人は自然と微笑み合った。
クリスがベッドのふちに浅く腰掛け、ナマエの肩にそっと手を回した。まだ少し眠そうな彼女は、安心したようにもたれかかってくる。
「今日はゆっくりしよう。夕方までは俺たちだけだ。クレアは夜からだって言ってたし」
「うん。クリスと2人のクリスマスなんて、最高だね」
「最高だな」
2人はリビングへ移動し、クリスが淹れたコーヒーと、ナマエが焼いたパンケーキを囲んだ。
「クリス、一緒にいてくれてありがとう」
「俺のほうこそ」
「メリークリスマス!」
「メリークリスマス、ナマエ」
fin.
