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壱 月の顕現

「■■■■■、■■■■■」

 うるさい。

「■■■■■■■■■■■■■」

 ちょっと位黙ってほしい。

「■■■■■、■■■■■」

 話聞いてます? 其処の貴方。

「■■■■■■■■■■」

 いやもうわかったってば。

「■■■■■■■■■■■■■■■■■」

 それはそうかも。

「■■■■■■■■■■■」

 それは困る……かもしれない。


 耳障りな歌が、頭の中で響く。
 目の前にあるのはデスクトップ。しかし、それは数分前の話。今、私の真ん前にいるのは“とある生き物”だった。
 言葉を発さずともわかることがある。
 これは存在してはいけない存在であると。
 否、存在していないものへの表現ではないのだろうが。

「■■■■■、■■■■■」

 だから何度も繰り返さなくていいっての。

「■■■■■■■■■■■■■」

「あー、もう。うるっさい!」

 我慢の限界。

 次の瞬間、私は目の前の異能力を殴り飛ばしていた。
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