あらすじ/登場キャラクター

人民共和象徴都市『ネオぺルセス』で衛士として働きながら友人たちと平和な生活を送っていた少年…ハンニバル・アリギエリ。
少年はある日監督官に呼び出され、シュタウフェンの独裁派《ドミネイター》らが再度行動を開始したという報告を受ける。
ハンニバルは衛士の中でも──そして真人の中でも特別な存在であったことから、上位の機械種である父親は、戦争を終わらせる切り札として彼を送り出すことを決意する。

一方、シュタウフェンコロニーと近い距離にあるバヴァリアコロニーでもこれを契機としてドミネイターに反撃する準備を整えていた。
この都市の統治者を父に持ちハンニバルの親友でもあるバージルは、ハンニバルの護衛と糾弾教会への一時派遣を命じられ、都市の外へと出向いた。

こうして始まった少年の冒険譚。
これが、大いなる伝説の始まりの一端であるということは、まだ誰も知らない。


【主要キャラクター】※今後追加/変更される可能性が必ずあります。
★ハンニバル・アリギエリ
年齢:16歳
所属:人民共和象徴都市『ネオぺルセス』
種族:真人と機械種のハーフ
規律:中立・善・金

イメージ曲: 焔 -MAGMA- / SOUND HOLIC feat.Nana Takahashi
スキルシード:ゲージブースト
トランスフォーム:才血の神刃剣士 ハンニバル
「俺、いつか親父みたいになりたい! そのために立派な衛士になって、この世界を護るんだ!」

ネオペルセス直属の戦士で、楽園異聞録の主人公。父は長年地上を管理してきた上位の機械種、母は帰還種の血を引いている真人の女性。
穏やかで他人に優しく、明朗快活で楽観的。決めたことは最後まで貫き通す強い自我の持ち主だが、身分が自分よりも上の人間を前にすると緊張してしまう質。しかし基本的に忖度はせず、いちいち極端で不真面目なので、少々危機感に欠ける。
かつて人類を守護していた父親に憧れており、いつか父のようにみんなから頼られる存在になりたいと夢見ている。
身内の事情で普段はコードネーム(偽名)を使用しており、無論『ハンニバル・アリギエリ』という名も彼の本名ではない。


★バージル・ゲルフ
年齢:18歳
身分:第一王子
所属:バヴァリアコロニー
規律:秩序・善

イメージ曲:Mirrorwall / BlackY
スキルシード:コンボエクステンド
トランスフォーム:賢明なる導士 バージル
「僕が出なかったら一体誰が、護るべきものを最後まで護れるんだ? こういう状況になってしまった以上、僕は僕自身に出来ることをするまでだよ」

バヴァリアコロニー所属の佐官クラスの騎士にして、コロニー全体を統括する領主の家系の、今世代の嫡男。主に刀剣などの刃物による近接戦闘に長けており、銃も並程度に扱える。
大学を飛び級で卒業し、研修中の戦闘訓練でもトップの成績を修めて合格。所謂優等生のお坊ちゃま。
真人としての使命に忠実で、十天らが動き出す以前は自然環境の管理と旧人類種居住区域の支援に力を注いでいたが、とある現地調査がきっかけで父親と直談判し、戦士の身となった。
ハンニバルとバージルの2人は幼馴染である。バヴァリアとネオペルセスは同盟都市として昔から親密な関係を結んでいるため、その間での交流活動が多かったことが影響していると考えられる。
お互いの都市間の距離が長く、ドミネイターに狙われやすい身分のため直接遊ぶ機会は少なかったが、現在は父親の命令で外に赴き、ドミネイターの指導者の企みを阻止するべく二人で行動を共にすることとなる。


★カロン・エレクトラ
年齢:外見年齢28歳
種族:旧人類と妖精の混血種
職業:(表)輸送ドライバー/(裏)魔法使い
規律:中立・善

イメージ曲:Tie / おとめ
スキルシード:コンボエクステンド
「おーい! ジル坊、噂のハンニバルくんってのはその子かい?」

世界各地を相棒の大型車『アーケロン』と共に渡り歩く浮浪の旅人。赤い髪に派手なサングラスや奇抜な色合いのファッションといい、かなり派手な出で立ちをしているサイケデリックお姉さん。
実は魔法使いでもあり、主に視覚操作系の術の扱いを得意としている。例えば、派手にデコレーションされた車であるアーケロンに魔法を掛けると、普通の人には迷彩柄の車に見せることが出来たり、対象の認識から外したりすることもできる。
ハンニバルの実父であるゼノンとは旧知の仲であるということから、長い年月を過ごしてきた者と思われる。
今回はハンニバル達の輸送と護衛をゼノンから任され、旅路を共にすることとなった。


★クラウディア・ドナーティ
年齢:16歳
所属:仙星十天『月天』
職業:シスター/魔法使い
規律:秩序・善・月(LEGEND)

イメージ曲:翠雨の祷 / Cororo feat.Yuria Miyazono
スキルシード:ゲージブースト
トランスフォーム:クラウディア・ドナーティ/聖なる月神の末裔
「彼らが私の命を奪いに来る……それが“始まりの合図”なのだとしたら、受け入れる覚悟は出来ています」

予言の英雄候補者といわれている仙星十天のひとりで、『月天』の肩書きを授かった少女。ハンニバルと同い年だが、彼女の方がはやく産まれている。
フィレンツェコロニー市街にある大聖堂を管理するシスターでもあり、主に治療や再生、祓魔系を得意とする魔法使いでもある。
普段はシスターとしての仕事で忙しいため十天のカンファレンスでも顔を出すことは少なく、本職以外の要件はいつも姉であるカトレアに任せている。
今回は、ヌールランコロニーのテホム本部に預けていた、数百年前の妖精凶暴化事件の欠片の回収をハンニバルに依頼した。
聖女らしい穏やかで慈愛に満ちた性格をしているが、こう見えて意外とアクティブな一面もある。


★エリオス・ユニウス・ブルータス
年齢:容姿年齢25歳(誕生後100年以上)
身分:人類守護機構『テホム』の代表
規律:中立・中庸・水

イメージ曲:Mazy Metroplex / aran
スキルシード:オーバージャッジ
トランスフォーム:叛逆の青涙 ブルータス
「どんなに無謀な夢物語だろうと、“いつか”と、明るい未来を望んでいる者がいる限り、俺は信じ続けるよ」

人類守護機構『テホム』の設立者のひとりにして主席。
妖精と人類を中心としたこの世界の種族間の問題を解決するために組織を結成し、長い年月をかけて願いを叶えるために尽力してきた。
別名『蒼の良心』。その名の通り、海のような青く輝く髪と瞳を持つ。
謙虚で至って普通の青年であり、自分よりも他者を思いやる利他的な性格の持ち主。
想像を絶する人生を渡り歩いてきたというが、その真相は如何に――――。


★アリス=メイリア・イシュメイル
年齢:見た目は20代後半程。実年齢は41歳
職業:ネオペルセスの元衛士/現在は専業主婦
規律:秩序・善

イメージ曲:Destiny / Yooh
スキルシード:道化師の狂気
トランスフォーム:アリス=メイリア・イシュメイル/someone I should love
「苦しんでいたから助けた……。たったそれだけよ」

ハンニバルの母親。ネオペルセスのベテラン衛士としても名を馳せていた女性。
機能停止していたところを、とある手段を使って再起動させたことが切っ掛けでゼノンと出会い、ハンニバルを“授かった”。
現在は戦場から一旦身を引き、主婦としてハンニバルを支えている。しかし肉体はまだまだ現役で、いざとなればかつてのように戦うことも可能である。
『イシュメイル』という名の通り、 英雄『レナ・イシュメイル』の系譜における直系子孫にして末裔である。


★ゼノン・ヴァンジェーロ
年齢:幾年月(現在の外見は30歳前後)
種族:機械種
規律:中立・中庸

イメージ曲:Xéroa / かめりあ
スキルシード:天地創造
トランスフォーム:ゼノン・ヴァンジェーロ/Amazing Grace
「すまない、ハンニバル。俺は先にいくよ――」

ネオペルセスの管理者のひとりにして、全権大使。ハンニバルの父親。
翆色の瞳が特徴であり、『福音の遺志を継ぐ家系』の伝道者。
機械種のなかでは割と他種族に友好的だが、その実、それぞれの結末に興味を抱いていない一面もある。
元は神の複製として製造された量産型のうちの一機であり、この時代まで生き残っている唯一の機体でもある。彼の容貌に所々神の面影を感じるのはそれが原因だろう。
旧き時代から孤高に旅を続けてきた彼が、この時代に至っても生き続けているのは、一体何故なのだろうか……?

――
――――

★リントヴルム
種族:竜種(機械竜)
正式名称: 対終末用文明探索機構第6機(最終番)・『靖竜』リントヴルム

イメージ曲:光速神授説 - Divine Light of Myriad - / yoho
スキルシード:勇気のしるし
「ここってもしかして……あの声が言っていた、『外側』の世界?」

仮想空間世界『メタヴァース』を管理するメインフレームが極秘裏に開発していた『対終末用文明探索機構』。
世界を脅かす悪性が出現した時、それをひとつ残らず排除する。言わば脅威に対するカウンターのようなものであり、脅威に備えて開発が計画されていた。

リントヴルムは最後に開発された機体であり、そして兄弟機のなかで唯一覚醒した存在である。
時空の竜とも呼ばれる彼は時間を飛躍することが可能であり、ティフォンが台頭していた時代から、今から150年前の現実世界に突如姿を現した。
テホムによる保護の下対終末兵器の開発に協力していたが、存在を危険視していたペルセスの管理者によって無慈悲にも破壊されてしまった。
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