恋に動揺
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
村瀬アキという女の子と付き合うことになった。
いざ付き合って、自分がどうしても譲れない大切なことを伝える。
「ごめん、先に言っておくんだけど…俺束縛されるのとか、無理だから」
そう伝えると彼女は「…そうなんですね」と少し顔がこわばり、眉を動かした。下がった眉、だけど、俺を困らせまいと笑った顔をしている。
「私は、青桐さんと付き合えただけでも嬉しいので、大丈夫です。お互い自由に過ごしましょう」
と、この話は2人がお互い納得して、ここで終わったハズだった。
いい意味で気にせず緩やかに。時間が合えば一緒にセックスし、自由に生活し、一緒に出かける。友達以上だけど恋人なのか…?となっていた矢先。
村瀬さんがどこかに出かけるのだろう。朝から洋服や化粧、髪の毛の準備に勤しんでいる。いつもは着ないロングスカート、可愛いニット。髪は下ろして巻いている。
「…」
(今日はどこに行くんだろう)
ふと気になった。いつもならそんなこと気にせず、行ってらっしゃいと送り出すだけなのに。胸がちくりと、針が刺さる感覚。
「よーし………青桐さん、そろそろ出かけますね」
ハッと玄関を見ると、声をかけてくれた本人がもう靴を履いている。可愛い茶色のブーツ。
(どうしよう、なんて声かければ…)
「…今日は、どこ行くの?」
自分の口から出た言葉に驚き、慌てて口を塞ぐ。
「あ、いやその」
しどろもどろになり、目が泳ぐ。
だけど彼女はこの言葉を待っていたかのように、ぱあっと笑顔になった。
(あれ、笑ってる…)
「えっと、かおるとカフェ行って、そのあと買い物して、夜は映画を観に行くんです!」
初めて聞く彼女の予定。彼女の友達の名前。いろいろ深掘りたかったけど、ひとまず聞けてよかったと安心して息をつく。
「……そっか。楽しんで」
俺はその一言だけ言って、あとはいつも通り彼女を送り出した。
玄関を閉め、静まり返る部屋で考えた。
「……俺、なに言ってんだ?」
いつもなら“自由にしてOK”のはずの自分が
無意識に予定を聞くなんて。
胸の奥がもぞもぞする。
息が少しだけ重い。
(……こんなこと、いつも無かったのに)
ソファになだれ込むようにどさっと倒れて、自分の行動を思い返す。
(束縛とか、嫌いなはずなんだけどな……)
静かな部屋に自分の呼吸だけが響いてる。
「青桐さん!」
「青桐さん」
「青桐さーん」
「エイト、さん…」
頭に浮かんできたのは村瀬さんの俺を呼ぶ声。
村瀬さんが笑った顔
嬉しそうに喋った声
おしゃれして出かけていく後ろ姿
(彼女ばっかりだ…)
天井をぼーっと見つめる。
(あ……俺、あいつのこと……
“好き”なんだ……)
「好き………」
小さく呟いて、手で顔を覆う。
「……はぁ、まじかよ……」
どうやら俺は、本気で堕ちてしまったらしい。
どうすればいいんだよ…!
いざ付き合って、自分がどうしても譲れない大切なことを伝える。
「ごめん、先に言っておくんだけど…俺束縛されるのとか、無理だから」
そう伝えると彼女は「…そうなんですね」と少し顔がこわばり、眉を動かした。下がった眉、だけど、俺を困らせまいと笑った顔をしている。
「私は、青桐さんと付き合えただけでも嬉しいので、大丈夫です。お互い自由に過ごしましょう」
と、この話は2人がお互い納得して、ここで終わったハズだった。
いい意味で気にせず緩やかに。時間が合えば一緒にセックスし、自由に生活し、一緒に出かける。友達以上だけど恋人なのか…?となっていた矢先。
村瀬さんがどこかに出かけるのだろう。朝から洋服や化粧、髪の毛の準備に勤しんでいる。いつもは着ないロングスカート、可愛いニット。髪は下ろして巻いている。
「…」
(今日はどこに行くんだろう)
ふと気になった。いつもならそんなこと気にせず、行ってらっしゃいと送り出すだけなのに。胸がちくりと、針が刺さる感覚。
「よーし………青桐さん、そろそろ出かけますね」
ハッと玄関を見ると、声をかけてくれた本人がもう靴を履いている。可愛い茶色のブーツ。
(どうしよう、なんて声かければ…)
「…今日は、どこ行くの?」
自分の口から出た言葉に驚き、慌てて口を塞ぐ。
「あ、いやその」
しどろもどろになり、目が泳ぐ。
だけど彼女はこの言葉を待っていたかのように、ぱあっと笑顔になった。
(あれ、笑ってる…)
「えっと、かおるとカフェ行って、そのあと買い物して、夜は映画を観に行くんです!」
初めて聞く彼女の予定。彼女の友達の名前。いろいろ深掘りたかったけど、ひとまず聞けてよかったと安心して息をつく。
「……そっか。楽しんで」
俺はその一言だけ言って、あとはいつも通り彼女を送り出した。
玄関を閉め、静まり返る部屋で考えた。
「……俺、なに言ってんだ?」
いつもなら“自由にしてOK”のはずの自分が
無意識に予定を聞くなんて。
胸の奥がもぞもぞする。
息が少しだけ重い。
(……こんなこと、いつも無かったのに)
ソファになだれ込むようにどさっと倒れて、自分の行動を思い返す。
(束縛とか、嫌いなはずなんだけどな……)
静かな部屋に自分の呼吸だけが響いてる。
「青桐さん!」
「青桐さん」
「青桐さーん」
「エイト、さん…」
頭に浮かんできたのは村瀬さんの俺を呼ぶ声。
村瀬さんが笑った顔
嬉しそうに喋った声
おしゃれして出かけていく後ろ姿
(彼女ばっかりだ…)
天井をぼーっと見つめる。
(あ……俺、あいつのこと……
“好き”なんだ……)
「好き………」
小さく呟いて、手で顔を覆う。
「……はぁ、まじかよ……」
どうやら俺は、本気で堕ちてしまったらしい。
どうすればいいんだよ…!
1/1ページ
