【LOVE】☆HOTELエーゲ海遊戯☆
4
むかしむかし、あるところに、
兎さんと狼さんがいました。
狼さんは、HOTELエーゲ海の前で、車を止めました。
「満室やな」
「イヤーーーーーーーーーー」
車の中で、叫び声を上げる兎さん。
「今日は、ホテルエーゲ海のカルボナーラ(サラダ付き/980円)の気分だったのにーーー」
「まあ、どっか、空室のラブホ、あるやろ」
狼さんは、車を はっしん させました。
サザンビーチ沿いを、西に走ります。
「あ」
「お」
目に止まったのは、
まだ新しいレジャーホテル、『GOLD BALI』。
「いいわね、ここで。お腹もすいたし、ゴージャスそーだし。
ここにしましょ」
「おー、そーしょー。
このまま車ン中で、舐めてくれてもえーけどな」
「危ないでしょッ!」
殴られる運転中の狼さん。
空室状況を確認し、
駐車場に車を止め、エントランスをくぐり、
ロビーを通って、フロントへ向かうと、
客室は、タッチパネル式でした。
「わー♡このラブホテル、色々なお部屋があるー♡
おもしろーい♡」
「ほんまやなー」
「あ、このお部屋、可愛いー♡
天蓋付きのベッドだって♡
お姫様のお部屋みたーい♡
あ、でも、満室だわ。
あ、このお部屋、ステキー♡
プラネタリウム付きだって♡
あ、このお部屋もぉ」
「どこでも、好きな部屋でええで」
「あ、このお部屋、すごーい♡プール付きだって。
このお部屋にしましょ♡夏だし♡
─────って、な・ん・で、
タッチパネル、押させてくんないのよッ!?
どこでも好きな部屋でいいって、言ったじゃないっ!?」
力尽くで、タッチパネルを押そうとする、兎さん。
「待てぃ」
の、手を、力尽くで押さえる狼さん。
ピン、と、きた兎さん。お耳を、ピン、と、させます。
「あんた、水が怖いンでしょ?」
ぎくうっ
「何言ってるンだい、セニョリー……
あっ!?なに、その部屋にしようとしてンねんッ!?
イッてまうと、逝ってまうやろっ!?」
「逝かないわよっ!あんただけよっ!」
「あっ!この部屋にしょーや!露天風呂付きやて!
お前、露天風呂、好きやん!
お風呂でするの、好きやんっ!?」
「いや。その部屋、カラオケないもん」
「お前っ、なにしにラブホ来とんねん!?
カラオケしにかっ!?」
「そーよ!」
「あ、じゃ、じゃあ、この滝付きの部屋にしょーやっ!?」
「滝なんて、部屋にあってもしょーがないでしょ!?」
「お前、滝、好きやんっ!?」
「全然、好きじゃないわよっ!」
「コホン」
「「はっ」」
ふたりは、はっ、として見ると、
大蛇さんと小鳥さんのカップルが、
後ろに並んでいました。
「ども、すんまへん……」
「どーもぉ♡おほほほほ」
(こ、この部屋でええな)
(わ、わかったわよ)
兎さんと狼さんは、
『プール付き』のお部屋と、
『露天風呂付き』のお部屋と、
『滝付き』のお部屋の、
タッチパネルの上をとって、
『さすぺんしょん、十字架、すぱんきんぐてーぶる、
変形椅子、おーぷんといれ、木馬付き(カラオケ完備)』
の、お部屋のタッチパネルを押しました。
プールも露天風呂も滝もNGとなると、
もうその部屋しか、空いていませんでした。
あとは全部、満室でした。
最上階のお部屋に向かうエレベーターの中で、
我慢できなくなってしまった狼さんは、
兎さんのことを、甘噛みしました。
狼さんのことを、甘噛みし返した兎さんは、
もっと、我慢できなくなってしまいました。
兎さんと狼さんは、レジャーホテル『GOLD BALI』
(ご宿泊check in PM 10:00~check out AM 10:00/15770~円)で、あぶのーまる な ぷれい と、カラオケを、楽しみましたとさ。
めでたしめでたし。
☆HOTELエーゲ海遊戯light☆ 完
★references : http://www.hotelalphain.com/
むかしむかし、あるところに、
兎さんと狼さんがいました。
狼さんは、HOTELエーゲ海の前で、車を止めました。
「満室やな」
「イヤーーーーーーーーーー」
車の中で、叫び声を上げる兎さん。
「今日は、ホテルエーゲ海のカルボナーラ(サラダ付き/980円)の気分だったのにーーー」
「まあ、どっか、空室のラブホ、あるやろ」
狼さんは、車を はっしん させました。
サザンビーチ沿いを、西に走ります。
「あ」
「お」
目に止まったのは、
まだ新しいレジャーホテル、『GOLD BALI』。
「いいわね、ここで。お腹もすいたし、ゴージャスそーだし。
ここにしましょ」
「おー、そーしょー。
このまま車ン中で、舐めてくれてもえーけどな」
「危ないでしょッ!」
殴られる運転中の狼さん。
空室状況を確認し、
駐車場に車を止め、エントランスをくぐり、
ロビーを通って、フロントへ向かうと、
客室は、タッチパネル式でした。
「わー♡このラブホテル、色々なお部屋があるー♡
おもしろーい♡」
「ほんまやなー」
「あ、このお部屋、可愛いー♡
天蓋付きのベッドだって♡
お姫様のお部屋みたーい♡
あ、でも、満室だわ。
あ、このお部屋、ステキー♡
プラネタリウム付きだって♡
あ、このお部屋もぉ」
「どこでも、好きな部屋でええで」
「あ、このお部屋、すごーい♡プール付きだって。
このお部屋にしましょ♡夏だし♡
─────って、な・ん・で、
タッチパネル、押させてくんないのよッ!?
どこでも好きな部屋でいいって、言ったじゃないっ!?」
力尽くで、タッチパネルを押そうとする、兎さん。
「待てぃ」
の、手を、力尽くで押さえる狼さん。
ピン、と、きた兎さん。お耳を、ピン、と、させます。
「あんた、水が怖いンでしょ?」
ぎくうっ
「何言ってるンだい、セニョリー……
あっ!?なに、その部屋にしようとしてンねんッ!?
イッてまうと、逝ってまうやろっ!?」
「逝かないわよっ!あんただけよっ!」
「あっ!この部屋にしょーや!露天風呂付きやて!
お前、露天風呂、好きやん!
お風呂でするの、好きやんっ!?」
「いや。その部屋、カラオケないもん」
「お前っ、なにしにラブホ来とんねん!?
カラオケしにかっ!?」
「そーよ!」
「あ、じゃ、じゃあ、この滝付きの部屋にしょーやっ!?」
「滝なんて、部屋にあってもしょーがないでしょ!?」
「お前、滝、好きやんっ!?」
「全然、好きじゃないわよっ!」
「コホン」
「「はっ」」
ふたりは、はっ、として見ると、
大蛇さんと小鳥さんのカップルが、
後ろに並んでいました。
「ども、すんまへん……」
「どーもぉ♡おほほほほ」
(こ、この部屋でええな)
(わ、わかったわよ)
兎さんと狼さんは、
『プール付き』のお部屋と、
『露天風呂付き』のお部屋と、
『滝付き』のお部屋の、
タッチパネルの上をとって、
『さすぺんしょん、十字架、すぱんきんぐてーぶる、
変形椅子、おーぷんといれ、木馬付き(カラオケ完備)』
の、お部屋のタッチパネルを押しました。
プールも露天風呂も滝もNGとなると、
もうその部屋しか、空いていませんでした。
あとは全部、満室でした。
最上階のお部屋に向かうエレベーターの中で、
我慢できなくなってしまった狼さんは、
兎さんのことを、甘噛みしました。
狼さんのことを、甘噛みし返した兎さんは、
もっと、我慢できなくなってしまいました。
兎さんと狼さんは、レジャーホテル『GOLD BALI』
(ご宿泊check in PM 10:00~check out AM 10:00/15770~円)で、あぶのーまる な ぷれい と、カラオケを、楽しみましたとさ。
めでたしめでたし。
☆HOTELエーゲ海遊戯light☆ 完
★references : http://www.hotelalphain.com/
4/4ページ