☆百合遊戯☆五【※】

― 14 ―


「ぬ、柳宿ぉ~~~~~、これって、、」

「ピンクローターよ」

「ふ~ん、コレがぁ、ドンキとかに売っている、


って、柳宿ぉ!?なんで、こんなの持ってんのぉ!?」

「通販よ?何回、言わすのよ」

「はじめて聞きましたけどっ」

毛先を残したふたつのお団子頭に、丸型の赤色銅玉ルビーの髪留めをして、白い羽織に、緋色の帯を前で蝶々結びに、藍色の襟と裾をヒラつかせた、女装衣装の柳宿が命じる。

「美朱は、今日一日、コレ、入れたまま、過ごすコト。痛くないでしょ?痛くないトコ、入れてるから。勝手にイッたら、月に代わってお仕置きだからね」

「痛くはないけどぉ」

「振動してなきゃ、特段、変なカンジ、しないでしょ?」

「この時点で、もう、十分 変ですけどぉ。まだ、振動してないからわかりませんけどぉ」

「じゃ♡ わからせてア・ゲ・ル♡」


カチリ


「あっ」

強めの刺激が、カラダを貫き、細かい振動が、そのままカラダを震わす。

「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」


─────カチリ


「あっ」

細かい振動が、止む。

「わかったわね♡」

(ハァ、、もう、イきたい)

「ほらっ、お返事!」

「はぁ~い」

「素直でよろし♡」

手の平にリモートコントローラーをおさめて、柳宿は言う。

「じゃ♡ お月様がてっぺんにきたら、いつもの森でね♡今日はこのまま部屋でおとなしくしてたほーがいいわよ♡位置がズレると、変なカンジ、するから。勝手にイッたら、月に代わってお仕置きだからね。じゃあね~♡」

女装の衣装の袖をフリフリ、美朱の部屋を出てゆく柳宿。

(2回、言ってった)

(たしかに、振動してなきゃ、そんな違和感ないかも)

(でも、柳宿の言う通り、今日は部屋でおとなしくしてよ)



柳宿と入れ替わりに、なにも知らない鬼宿が、部屋に入ってくる。

「美朱」

「た、鬼宿」

「いまそこで、柳宿に、ドーナツ屋のクーポン券もらったんだよ」

「ぬっ!!?」

(この展開は~~~~~~~!!??


あ、

ローターって、遠隔操作だったハズ!たしか。
ここは、どこか、遠隔操作できない場所へ、
行ってしまえばいーんじゃないんじゃないかしら!?)

「街に、ドーナツ、食べ行かねーか?」

「わーい♡ わーい♡ 行く行く~~~♡」

「カフェオレ、おかわり無料だってよ☆」

「わーい♡ わーい♡ やったー♡」

「だから、柳宿も行くってよ」

「こんにちは~♡」

「げっ、柳宿ぉ~~~~~」


(こんにちは~♡ じゃなあ~~~~~いっっ)


「お前、女の姿でいくのかよ。不良だの酔っ払いだの物好きだのにからまれるから、イヤなんだよ」

「アラ、い~じゃない。愛と正義の美少女の格好よぉ?心強いじゃない!おほほほほ♡ねぇ、美朱?」

「宮と武の変態の間違いだろっ。あはははは。なぁ、美朱?」

「もう、やめてよ、ふたりとも!性と性技の性奴隷の話はっ!」

「誰もそんな話してないわよ」
「誰もそんな話してないぞ」


鬼宿に腕を引っ張り上げられて、馬にまたがる美朱。
柳宿はひとり、黒い馬に乗る。


カチリ


(あっ♡ だめ♡ 振動がっ♡ アン♡

もうちょっとっ♡ アン♡

お手柔らかにっ♡ アン♡

お馬さんっ♡ アアン♡

もうっ、どっちの振動なんだかぁ~~~~~♡

アッ、アッ、アッ、ンン~~~~~~~~~~♡♡♡)


店内にて。


「ハイ♡ みーちゃん♡ ア~ン♡」

「ア~ン♡ おいひ~~~~~~♡」

「ハイ♡ たまちゃんも、ア~ン♡」

「なんでだよっ」

「美朱、口元に、クリーム付いてる♡ 拭いたげる♡」

「ありがと♡ 柳宿♡」

「たまちゃんも、口元にクリーム付いてる♡ 舐めたげる♡」

「なんでだよっ」

「柳宿って、いい人ね♡」



帰り道。


カチリ


(ホント、柳宿って、イイヒトじゃなあ~~~~~いっっ!!

さっきも言ったけどっ♡ あっ♡ だめ♡ 振動がっ♡ アン♡

もうっ、いっそっ、一思いにっ、コッソリとッ、イッても、

お馬さんのせいかっ、ローターのせいかっ、バレないはず♡

ンッ♡ ンッ♡ ンッ♡ アッ♡ アッ♡ アッ♡

も、もうちょっとぉ♡ もう、ちょっとぉ、、♡

もう、、ちょっと、、もうちょっと、なのにぃ、、

イケないっっ~~~~~~~~~~♡

ローターって、クリ○リスに当てないと、イケないって、知ってましたぁ!?

お馬さんっっ~~~~~~~~~~!!!???)


to be continued
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