ふしゆとお馬☆彡
黒馬(あ♡)
黒馬(皇・帝・陛・下・の、白馬様♡)
黒馬(なにされてるんです?)
黒馬(あ♡)
黒馬(池の水飲もうとしてるのね)
黒馬(じゃ、あたしもーーーーゴクッ)
白馬「あっ!?」
黒馬「!?ーーーーなにか、問題でも…?」
白馬「ーーーーーいや、なにも」
白馬(池の水に映る自分の美しい馬体を見ていたのに、波紋で醜くに歪んでしまったではないか、まったく)
☆
黒馬「ーーって、なことがあってェ、あたしが口をつけた池の水を飲むと、間接キスになるのが恥ずかしかったのか、皇帝陛下の白馬様ったら、コッチにお尻、向けちゃったのよ♡」
鹿毛「後ろ蹴りする時の体勢じゃねーか」
黒馬「ハァ♡憂い帯びた いななき♡白い馬体♡あたしの花も恥じらう明け三歳馬の心と体は、皇帝陛下の白馬様のもの♡
な・の・に!!
全然、種付けしてくれな〜〜〜い!!
いーい!?旅の途中、あんたは当て馬になるのよっ!そして、来年の今頃には、あたしは皇帝陛下の白馬様のお世継を、産み・お・と・す♡完璧な計画だわっ」
鹿毛「勝手だよな、お前っ!!」
黒馬「白毛の白馬様と黒毛のあたし。白馬様そっくりの白毛の仔が生まれる確率は50%。
白馬様はお父様が白毛だったのかしらぁ?
それともお母様が白毛だったのかしらぁ?
それとも、突然変異?
突然変異だとしたら白毛が生まれる確率は、一万頭に一頭の割合だから、遺伝学的に確率が下がるわね…。
あ♡でも、あたしと白馬様の毛色を半々で受け継いだ、白黒の仔もかわいーかも。
鹿毛「でも、お前、セン馬だから受胎する確率0%じゃん」
おわり
☆
【pioneのお馬用語辞書】
※明け三歳馬…年が明け三歳になったお馬さん。人間でいうところの17歳。
※当て馬…本命と恋の駆け引きをするための本命ではない相手。
※セン馬…COMEBACKチン チンしたお馬さんのことだよ☆彡