柳「もうっ！全然走らないわねェ！この馬！」

翼「さっき足場の悪イとこ、馬持ち上げたったから、駄々こねれば、また担いでもらえる思っとるんとちゃうか？馬担いで走ったったらええやん？ケケケ笑」

柳「なんで、あたしが馬担いで走らなきゃならないのよっ！アンタの馬だって、ちっとも進んでないじゃない」

翼「こら！お前のリンゴ取ったんは、オレちゃうで！？あの たま の馬の背で たま とイチャついとる、あのお団子頭やーっ言うとるやろっ！！」

井「ふたりとも、早くくるのだ」

☆

柳「ほらっ！ほれっ！走って！置いてかれちゃうでしょ！あとでリンゴあげるからっ」

翼「たぶんそのリンゴも食われとるで。やっぱ馬持ち上げて、お前が走ったほーが早いんとちゃうかー？ケケケ笑」

柳「ちょっとォ翼宿！簡単に馬持ち上げて、馬持ち上げてって言ってくれるけどねー！馬は持ち上げにくいのーっ！牛と違って」

翼「違いがわからんわ」

井「ふたりとも、いい加減早くくるのだ」

おわり