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ウィングズ・ギルド

ここはメディア、人々が行き交う港町。
そこに、二人の青年と少女が、この街にたどり着いた。
青年の名はアヴァン、少女の名はルカ。
二人は目的があって、このメディアを訪れた。
それは、一緒にギルドをしてくれる人を探すという目的だった…。

──プロローグ 夢を追う者

アヴァン「いやーなかなか、一緒にギルドやってくれる仲間って見つからんもんだな!」
ルカ「かなり無鉄砲に勧誘してるからね…
 もっとなにやるとか宣伝した方がいいんじゃない?
 ていうか、なんでもって…」

作ったチラシを見て、ルカは言う。
アヴァンお手製の勧誘チラシ、すごい雑な字ででかでかとギルドしようぜ!とか、なんでもできるぜ!などと書いてある。
挿絵は……かなり下手な飛空挺が描かれている。

アヴァン「なんでもはなんでもだ!
 調査捜査護衛に討伐、なんだってやってやるぜ!
 いずれは、お宝探しとかダンジョン攻略とかやってみたいよなっ!!」
ルカ「…要するに、今は下積みってやつ?」
アヴァン「おう!街に信用されてこそのギルドだからな!
 まずは小さいことからこつこつと、その為にも人の手はいるんだよ!」
ルカ「…んー、まぁそうか」
アヴァン「んじゃ、俺は仲間探しするから、ルカは空き家を探してくれねーか?」
ルカ「ギルドにするための空き家だね。
 …あまり期待はしないでよ?」
アヴァン「なるべく海が見える所、よろしくな~」
ルカ「善処するよー」

ルカはヒラヒラと手を振って歩いていった。
そして、アヴァンも張り切るように拳を打ち付けた。

アヴァン「…さて、飛びっきり面白そうな暇人、勧誘していきますか!」

ここはメディア、夢を追い求める人々の港町でもある。

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