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ウィングズ・ギルド

エレット「あ、降りてきた!
 みんなーっ、アヴァンがシュール連れて降りてきたよー!」
シロン「うっそマジで!?」
クロン「あのシュールさんが…」
シズル「ホントに連れ出すとは…なかなかやるね」
グリード「ニャッ!オカエリダ!!」
アヴァン「おう!つか、猫双子もコイツのこと知ってたのか」
シズル「噂を聞いただけだよー。
 あ、あとリーダーがギルド入って良いって言ってたよ!!」
アヴァン「まじか!」
クロン「これから、よろしくお願いします」
アヴァン「こちらこそ!」
エレット「ねぇシュール。アヴァン、いい人でしょ?」
シュール「まぁ…アホなこと以外はな」
アヴァン「アホ毛言うなっ!!」
シュール「言ってねーよ!!」
ルカ「アヴァーン!」

ルカが手を振ってこちらに来る。

アヴァン「お、ルカ~!
 よくここが分かったな!!」
ルカ「えへへ、僕の勘かな?」
シロン「うっそ、アヴァンさん恋人いたんですか!?」
アヴァン「はぁ!?バカちげぇよ!
 コイツは俺の幼馴染みで相棒だ」
ルカ「ルカです、よろしくね。
 仲間探し、かなりうまくいってたみたいで驚いたよ」
アヴァン「そういうルカちゃんの成果は?」
ルカ「一応、よさげな物件は調べてきたよ。
 海側が見えて、商店街に近いんだ!」
アヴァン「さすがだぜ!
 早速見に行こうぜ!!」
シュール「は!?今から!?」
アヴァン「今から!
 それから宴するぞ!!」
シュール「行き当たりばったりに程がある…」
シロン「でも楽しいよ?
 ていうか、楽しけりゃ何でも良いんだよ!」
アヴァン「よく分かってるぜシロンくん!」
シロン「にゃは、誉められちゃったぁ〜♪」
クロン「はいはい…」
シズル「楽しむのは良いが、あまり迷惑なことをしないでくれよ?」
エレット「兄さんの思う迷惑は、ボクがらみだと思うんだけど…」
シズル「当たり前じゃないか!」
エレット「言ったボクが悪かった…」
アヴァン「よっしゃ!お前ら、目的地まで競争するぞ!」
シュール「なんで!?」
アヴァン「なんでもだ!ほらっ先行くぜ?」
シロン「ぼくも行く~!」
クロン「行く~…」
グリード「飛空艇!飛空艇!!」

エレット「…行っちゃったけど、目的地知ってるの?」
ルカ「知るわけないとおも──あ、アヴァン!そこ右じゃなくて左ーッ!!」
シズル「賑やかと言うかうるさいと言うか…」

新たにメディアに生まれたギルド、ウィングズ。
彼らの回りで何が始まり、何が起き、何が生まれるのか…彼らも、私たちも知るよしはない。
それは、すべての始まりにすぎないのだから…。

シュール「……しばらく、付き合ってやるか」

そう。
すべての、始まりに…


──To be continued…
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