特務捜査班の日常

・ボンプが欲しいようで欲しくない
18「ンナ?」

スコティ「かわいいなあ〜」

アキラ「…スコティはボンプが好きなのかい?」

スコティ「好きだよ〜。
 マルセルグループの叡智、自律型小型ロボット!
 この丸くてムニッとしたボディー、それぞれの個性、様々な職業で活躍するこの高性能さ!
 こんな賢くて可愛い生き物、愛せずしてどうする!?」

アキラ「生き物…ロボットと言ったのに?」

スコティ「ここまで賢かったらもう生き物だよ!
 だって無理やり改造しようとしたら嫌がる素振りを見せるんだろ?
 そんな負の感情も表現してくれるなんて最高じゃん!!」

アキラ「最高なんだ…?
 じゃあ、君はどんなボンプを飼っているんだい?」

スコティ「…それがぁ…持ってなくてぇ…」

アキラ「え?」

スコティ「いや、欲しいとは思ってるんだよ!?
 なんなら治安局に就職してすぐの初任給で買おうとも思ったさ!
 でもね、ボンプって…めっちゃ種類あるじゃん?生産終了してる子も含めてさ…
 …すこぶる迷い倒して、結局購入に至っておりません…」

アキラ「なるほど、好きすぎて逆にってやつだね…」

スコティ「それと、ぼくのこだわりの強さも相まってね…
 さっきも言ってたけど、ロボットと定義付けられているとはいえ、生き物を相手にするんだ。
 手に合わないからってキーボードを何個も買うような所業が、ボンプに対してできるなんて思っていない…
 ましてやそんな不幸なボンプちゃんを、ぼく自らが生み出そうものなら…セスにブチギレられるに決まってる!!」

アキラ「そこ…セス基準なんだね…
 そういうセスはなんて言ってるんだい?聞いたことはある?」

スコティ「ある、けど…『ボンプなら何でもいいだろ』って…
 あいつなんっっにも分かってねーんだからっ!!」

アキラ「うわ…僕の思うセスもそう言ってる…」

スコティ「順調に解像度が上がってるようで何よりですぅ〜。
 …じゃ、またね18ちゃん。では、お邪魔しました〜」

アキラ「は〜い」

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