エレットとセレナーデの館
エクレール「えいやー!せいやー!」
アヴァン「…………」
エクレール「とりゃー!うぉりゃー!」
シュール「…なにあれ?」
ゼロ「…たぶん、エクレールは至って真剣だ」
ペチペチと、エクレールはおもちゃの剣でアヴァンの大剣を叩いている。
もちろん、大剣でガードし続けているアヴァンには、全くダメージになっていない。
アヴァン「なぁ、これ俺どうすればいい?」
シュール「そいつの気が済むまでやらせとけば?」
アヴァン「ですよねー…」
ゼロ「はぁ…エクレール、いい加減にしろ」
エクレール「ふわぁ!?」
ひょいと、ゼロはエクレールからおもちゃの剣を奪い取る。
エクレール「かえして!かえして!!」
ゼロ「お前じゃそいつに勝てないだろ。
さっさと降参しろ、バトラの野郎を引きずり出してやる」
エクレール「うぅ、うああああん!!」
エクレールは盛大に泣き出す。
アヴァン「あー、ゼロ、それはちょっと大人気ねぇだろ?」
ゼロ「コイツはエレットの前に生まれた、ほとんど子どものような性格をしてるような奴だ。
こんなことしていても諦めはしないさ。
だったら、こっちから切り上げさせた方がいい」
アヴァン「でもこいつメチャ泣いて…」
バチッ…
シュール「……?」
バチッ、バチバチッ…
シュール「…おい、そいつ、様子がおかしいぞ」
アヴァン「え?」
エクレール「う、うぅ、うああああああああああああ!!!!!」
ドゴーンッ!!と、稲光がエクレールに落ちる。
アヴァン「っだ!?な、なんだ突然!?」
エクレール「うぁ、ぅあ、あああああああ!!!」
ゼロ「がっ!!」
エクレールがゼロに拳を振るう。
雷を帯びた拳をモロに喰らい、ゼロは壁まで吹き飛ばされる。
エクレールは、まるで野生の獣のような形相になっていた。
バチリバチリと、周囲に雷が走り続けている。
アヴァン「なにいまの!?
なにこれ!?ヤベェ!!」
アヴァンは冷や汗を垂らしながら…しかし、にやりと笑う。
アヴァン「面白くなってきたなぁ!!」
エクレール「ぐああああ!!」
エクレールがぶんっと、大きく引っ掻くように腕を振り回す。
それを寸でで避けながら、アヴァンは後ろに下がる。
シュール「おいゼロ、大丈夫か!?
アヴァン!そいつどうにかしろ!」
アヴァン「どうにかって!
触ったらこれ感電するだろ!」
シュール「だったらその大剣でねじ伏せろよ!」
アヴァン「そんなことしたらエレットが泣くだろ!!」
シュール「こんな時に何言ってやがんだ!!」
アヴァン「こいつら、エレットの家族だろ!
そんなのに俺が傷付けちゃギルドのリーダーとして失格だろ!」
シュール「じゃあ武器も使わずにそいつを落とす方法でもあんのかよ!」
アヴァン「それを今考えてんのー!」
シュール「おっせぇわ!!」
ギャーギャー言いあっている間にも、アヴァンは壁際まで追い詰められてしまう。
アヴァン「あは、絶体絶命ってか?」
シュール「くっそ、だったらオレが…」
と、レイピアを構えようとした、その時──
「はい、駄々コネ時間はおしまい」
空気が一瞬変わり、次の瞬間には倒れているエクレールと、たった今地に降り立ったシズルがいた。
シズル「さて、ふたりを閉じ込めた主犯者はどこにいるんだい?」
にっこり笑う彼の目は、全く笑っていなかった。
─────────────────────
バトラ「はぁ!?あいつらシズルの知り合いかよ!聞いてねぇし!!
…しかたねぇ、しばらくどこかでやり過ごそ──」
シズル「みーつけた」
バトラ「ひっ!?」
アヴァン「…………」
エクレール「とりゃー!うぉりゃー!」
シュール「…なにあれ?」
ゼロ「…たぶん、エクレールは至って真剣だ」
ペチペチと、エクレールはおもちゃの剣でアヴァンの大剣を叩いている。
もちろん、大剣でガードし続けているアヴァンには、全くダメージになっていない。
アヴァン「なぁ、これ俺どうすればいい?」
シュール「そいつの気が済むまでやらせとけば?」
アヴァン「ですよねー…」
ゼロ「はぁ…エクレール、いい加減にしろ」
エクレール「ふわぁ!?」
ひょいと、ゼロはエクレールからおもちゃの剣を奪い取る。
エクレール「かえして!かえして!!」
ゼロ「お前じゃそいつに勝てないだろ。
さっさと降参しろ、バトラの野郎を引きずり出してやる」
エクレール「うぅ、うああああん!!」
エクレールは盛大に泣き出す。
アヴァン「あー、ゼロ、それはちょっと大人気ねぇだろ?」
ゼロ「コイツはエレットの前に生まれた、ほとんど子どものような性格をしてるような奴だ。
こんなことしていても諦めはしないさ。
だったら、こっちから切り上げさせた方がいい」
アヴァン「でもこいつメチャ泣いて…」
バチッ…
シュール「……?」
バチッ、バチバチッ…
シュール「…おい、そいつ、様子がおかしいぞ」
アヴァン「え?」
エクレール「う、うぅ、うああああああああああああ!!!!!」
ドゴーンッ!!と、稲光がエクレールに落ちる。
アヴァン「っだ!?な、なんだ突然!?」
エクレール「うぁ、ぅあ、あああああああ!!!」
ゼロ「がっ!!」
エクレールがゼロに拳を振るう。
雷を帯びた拳をモロに喰らい、ゼロは壁まで吹き飛ばされる。
エクレールは、まるで野生の獣のような形相になっていた。
バチリバチリと、周囲に雷が走り続けている。
アヴァン「なにいまの!?
なにこれ!?ヤベェ!!」
アヴァンは冷や汗を垂らしながら…しかし、にやりと笑う。
アヴァン「面白くなってきたなぁ!!」
エクレール「ぐああああ!!」
エクレールがぶんっと、大きく引っ掻くように腕を振り回す。
それを寸でで避けながら、アヴァンは後ろに下がる。
シュール「おいゼロ、大丈夫か!?
アヴァン!そいつどうにかしろ!」
アヴァン「どうにかって!
触ったらこれ感電するだろ!」
シュール「だったらその大剣でねじ伏せろよ!」
アヴァン「そんなことしたらエレットが泣くだろ!!」
シュール「こんな時に何言ってやがんだ!!」
アヴァン「こいつら、エレットの家族だろ!
そんなのに俺が傷付けちゃギルドのリーダーとして失格だろ!」
シュール「じゃあ武器も使わずにそいつを落とす方法でもあんのかよ!」
アヴァン「それを今考えてんのー!」
シュール「おっせぇわ!!」
ギャーギャー言いあっている間にも、アヴァンは壁際まで追い詰められてしまう。
アヴァン「あは、絶体絶命ってか?」
シュール「くっそ、だったらオレが…」
と、レイピアを構えようとした、その時──
「はい、駄々コネ時間はおしまい」
空気が一瞬変わり、次の瞬間には倒れているエクレールと、たった今地に降り立ったシズルがいた。
シズル「さて、ふたりを閉じ込めた主犯者はどこにいるんだい?」
にっこり笑う彼の目は、全く笑っていなかった。
─────────────────────
バトラ「はぁ!?あいつらシズルの知り合いかよ!聞いてねぇし!!
…しかたねぇ、しばらくどこかでやり過ごそ──」
シズル「みーつけた」
バトラ「ひっ!?」
