エレットとセレナーデの館

林に囲まれた大きな舘の門の前に、アヴァンとシュールは立っている。


アヴァン「ここがセレナーデの舘か。
 結構綺麗な洋館じゃねーか」

シュール「少し広そうだな。
 …チャイムとかは、見当たらないようだが…」

アヴァン「あ、扉開いてる。入れそうだぜ!」


と、アヴァンはギィ…と門を勝手に開けている。


シュール「お、おい!
 人が住んでるんだろ、チャイムくらいは探せよ!」
アヴァン「そんな堅苦しいこと言うなってぇ。
 ほらぁ、どんどん行くぜー!」


ゴーゴー!と、やけに張り切った様子でどんどん進むアヴァン。
まるで、不思議な場所に探検に来た子どものようだ。


シュール「はぁ、こいつは……ん?」


ふと、窓から気配を感じた。
が、次の瞬間にはその気配は消えていた。
シュールは首を傾げる。


シュール「…気のせいか」

アヴァン「ほらほら、はやくしろよー」

シュール「おいばかノックくらいしろー!」

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