エレットとセレナーデの館

エレットの寝室にて、部屋の主はふらりと目を覚ます。


エレット「んー……なんか、今日は変だなぁ」

シズル「おや?エレット、まだ部屋にいたのかい?」


掃除をしに来たのだろうか。
なんの気なしに入ってきたシズルを一瞥して、壁にかけられている時計を見ると、ウィングズギルドのリーダーが言っていた朝礼のような昼礼のような、集合時間ぴったりだった。


エレット「ふぇ?え?
 あー!!もうこんな時間なの!?」


慌てて飛び起きて、着替え始めようとするエレット。
その様子に、シズルはふと違和感を覚える。


シズル「ん?エレット、ちょっと待って」

エレット「ふぇ?なに?」

シズル「顔赤いよ?もしかして、熱かい?」


と、シズルはエレットのひたいに手を当てる。


エレット「ねつ?」

シズル「…病気だよ。
 うん、熱いね。今日は動いちゃダメ」

エレット「えぇ、大丈夫なのに…
 ちょっと、変なだけで」

シズル「もう十分大丈夫じゃないからね。
 今はとにかく寝てなさい」


と、ベットに連れ戻されてしまう。


エレット「もふっ、むぅ…
 兄さんがそういうなら…」

シズル「うん、いい子。
 じゃあ、僕はレイに話してくるから」

エレット「うん…」


シズルに寝かしつけられ、エレットは渋々また眠りにつくのだった…。

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