天使たちの願い
・三剣 結城の願い
息の詰まる思いだった。
自分の死が宣告された。
どうにもならない、覆らない結末。
この命は、世界の人の為に使われるそうだ。
自分の為には使えないそうだ。
ツカサくんの為にも使えない…ようだ…。
感情的になることはなかった。
母さんのように泣いたり、父さんのように激怒したりすることもなかった。
ただ、私はツカサくんが心配だった。
ツカサくん、私無しで生きていけるのかな…?
そんなことばかり考えていた。
余命は一週間、私はツカサくんと遊ぶことにした。
彼のそばにずっといることにした。
彼は一緒にいれて嬉しそうにしていたけれど。
最後の日、遊園地に行った。
そこで別れ話をした。
すごく嫌がられた。僕の何が悪かったのか、聞いてきたよね。
悪いところなんて一つもないよ。
悪いのは全部、私だから…。
「最後に君の願いを聞こう」
神様はそう言った。
「願い、ですか…?」
「えぇ、この地に残したものへ願いを託すことができる。
君のこれから相方になる子は、家族に何不自由ない暮らしを願ったかな。
君は何を願う?」
「私は…
あの子に会えたら、私はまた彼と恋をしたい」
「…なるほど?」
「これは来世の話になると思います。
ツカサくんがまた、私を好きになってくれるなら、私も彼のこと好きでいたいから…」
「…分かった。君の願いは聞き受けた。
しかし、その願いがどうやって形になるかは…私にも分からない」
「神様にも…?」
「えぇ…少しだけ、運命に矯正が入るだけだから…
その願いがいつ叶うかは分かりません。
本当に貴方の来世かもしれませんし…まぁ、それはもう考える必要はないでしょう」
「ふーん…そっか」
「いいんだね、もう…」
「…うん、約束でしたし。
むしろ、こんなワガママ聞いてくださり、ありがとうございます」
「…こちらこそ。
でも、逃げてくれても良かったんだよ」
「ふふ、何を言ってるんですか?
ここから逃げる場所なんて、どこにもないのに…」
「…そう、だね…
そうしたのは、私だ…」
フードを被った人は、私の手を取る。
「…ごめんね、ありがとう…
おやすみ、三剣 結城くん」
息の詰まる思いだった。
自分の死が宣告された。
どうにもならない、覆らない結末。
この命は、世界の人の為に使われるそうだ。
自分の為には使えないそうだ。
ツカサくんの為にも使えない…ようだ…。
感情的になることはなかった。
母さんのように泣いたり、父さんのように激怒したりすることもなかった。
ただ、私はツカサくんが心配だった。
ツカサくん、私無しで生きていけるのかな…?
そんなことばかり考えていた。
余命は一週間、私はツカサくんと遊ぶことにした。
彼のそばにずっといることにした。
彼は一緒にいれて嬉しそうにしていたけれど。
最後の日、遊園地に行った。
そこで別れ話をした。
すごく嫌がられた。僕の何が悪かったのか、聞いてきたよね。
悪いところなんて一つもないよ。
悪いのは全部、私だから…。
「最後に君の願いを聞こう」
神様はそう言った。
「願い、ですか…?」
「えぇ、この地に残したものへ願いを託すことができる。
君のこれから相方になる子は、家族に何不自由ない暮らしを願ったかな。
君は何を願う?」
「私は…
あの子に会えたら、私はまた彼と恋をしたい」
「…なるほど?」
「これは来世の話になると思います。
ツカサくんがまた、私を好きになってくれるなら、私も彼のこと好きでいたいから…」
「…分かった。君の願いは聞き受けた。
しかし、その願いがどうやって形になるかは…私にも分からない」
「神様にも…?」
「えぇ…少しだけ、運命に矯正が入るだけだから…
その願いがいつ叶うかは分かりません。
本当に貴方の来世かもしれませんし…まぁ、それはもう考える必要はないでしょう」
「ふーん…そっか」
「いいんだね、もう…」
「…うん、約束でしたし。
むしろ、こんなワガママ聞いてくださり、ありがとうございます」
「…こちらこそ。
でも、逃げてくれても良かったんだよ」
「ふふ、何を言ってるんですか?
ここから逃げる場所なんて、どこにもないのに…」
「…そう、だね…
そうしたのは、私だ…」
フードを被った人は、私の手を取る。
「…ごめんね、ありがとう…
おやすみ、三剣 結城くん」
