僕の可愛い天使
着替えを終えて、所長に案内され、談話室に入る。
そこに、二人ほど人影があった。
ショウタ「あ、アキラー!」
てててーとショウタが人影の元へ走っていく。
そこには、大柄の男性と…
ツカサ「!?
…ユウちゃん…?」
そこには、真っ白い髪の真っ白い肌の少女─三剣 結城の変わり果てた姿がいた。
ユウキ「…?」
ツカサ「ユウちゃん…ユウちゃん!」
抱きしめるが、ユウキはまるで人形のように固まっている。
そして、その温もりは一切なかった。
ツカサ「……」
ショウタ「…ツカサくん、言い忘れてたんだけどさ…言ってもいい?」
ツカサ「…人間じゃなくなってる、こと…?」
ショウタ「それもそうだけど、それは事前情報としてあるし、君も色々見てきてそうだから割愛。
…その子、生前の記憶はないと思ったほうがいいよ」
ツカサ「え……」
ショウタ「というか無いと思う。
アキラ。この子、何か言ってた?」
アキラ「…いえ、今だに自発的発言は少ないかと…
ところで彼は…」
ショウタ「彼女のーこ・い・な・か!」
アキラ「恋仲…嘆かわしい限りですね。
貴方も追ってきたのですか」
ツカサ「…だから何?」
睨んでくるツカサに、アキラは肩をすくめる。
アキラ「…別に、悪いことではありませんよ。
良いことでもないでしょうが」
ツカサ「ふーん…」
ユウキ「……」
ユウキはジッと、こちらを見つめている。
そこからは何も感じ取ることができない。
ツカサ「…僕のこと、本当にわからないの?ユウちゃん…」
ユウキ「?……わからない」
ぽそりと呟く。
アキラ「カマエル…、あー…本名何でしたっけ?」
ツカサ「……」
ショウタ「ツカサくん、彼女の本名言える?」
ツカサ「…三剣 結城」
アキラ「…ユウキさんはおそらく、天使の触媒としての意識の定着がまだ不十分なんだと思います、生まれたばかりだそうですし…
ショウタのように、人らしい行動を起こすようになるにはまだ時間がかかるかと…」
ツカサ「……」
ショウタ「んー…オレも人のこと言えないけど、ツカサくんがユウキちゃんの側にいたら何か良い変化が起こるかもしれないよ?
それまで、様子を見るしかないよ」
ツカサ「…わかった」
アキラ「…少し調整があるので、彼女をお借りしますね。
ユウキさん…カマエル、来てください」
“ユウキ”には反応せず、“カマエル”と呼ばれた時にだけアキラに振り返り、ついて行く。
彼女はもう、自分が生きていたときの記憶もないなんて…。
──私が私じゃなくなっても、ツカサくんのこと、愛し続けてるから!
ツカサ「……ユウちゃん…」
そこに、二人ほど人影があった。
ショウタ「あ、アキラー!」
てててーとショウタが人影の元へ走っていく。
そこには、大柄の男性と…
ツカサ「!?
…ユウちゃん…?」
そこには、真っ白い髪の真っ白い肌の少女─三剣 結城の変わり果てた姿がいた。
ユウキ「…?」
ツカサ「ユウちゃん…ユウちゃん!」
抱きしめるが、ユウキはまるで人形のように固まっている。
そして、その温もりは一切なかった。
ツカサ「……」
ショウタ「…ツカサくん、言い忘れてたんだけどさ…言ってもいい?」
ツカサ「…人間じゃなくなってる、こと…?」
ショウタ「それもそうだけど、それは事前情報としてあるし、君も色々見てきてそうだから割愛。
…その子、生前の記憶はないと思ったほうがいいよ」
ツカサ「え……」
ショウタ「というか無いと思う。
アキラ。この子、何か言ってた?」
アキラ「…いえ、今だに自発的発言は少ないかと…
ところで彼は…」
ショウタ「彼女のーこ・い・な・か!」
アキラ「恋仲…嘆かわしい限りですね。
貴方も追ってきたのですか」
ツカサ「…だから何?」
睨んでくるツカサに、アキラは肩をすくめる。
アキラ「…別に、悪いことではありませんよ。
良いことでもないでしょうが」
ツカサ「ふーん…」
ユウキ「……」
ユウキはジッと、こちらを見つめている。
そこからは何も感じ取ることができない。
ツカサ「…僕のこと、本当にわからないの?ユウちゃん…」
ユウキ「?……わからない」
ぽそりと呟く。
アキラ「カマエル…、あー…本名何でしたっけ?」
ツカサ「……」
ショウタ「ツカサくん、彼女の本名言える?」
ツカサ「…三剣 結城」
アキラ「…ユウキさんはおそらく、天使の触媒としての意識の定着がまだ不十分なんだと思います、生まれたばかりだそうですし…
ショウタのように、人らしい行動を起こすようになるにはまだ時間がかかるかと…」
ツカサ「……」
ショウタ「んー…オレも人のこと言えないけど、ツカサくんがユウキちゃんの側にいたら何か良い変化が起こるかもしれないよ?
それまで、様子を見るしかないよ」
ツカサ「…わかった」
アキラ「…少し調整があるので、彼女をお借りしますね。
ユウキさん…カマエル、来てください」
“ユウキ”には反応せず、“カマエル”と呼ばれた時にだけアキラに振り返り、ついて行く。
彼女はもう、自分が生きていたときの記憶もないなんて…。
──私が私じゃなくなっても、ツカサくんのこと、愛し続けてるから!
ツカサ「……ユウちゃん…」
