僕の可愛い天使
後日、ユウキの家に行けば、ユウキは居ないことになっていた。
ユウキのお母さんは辛そうに、でも何かを隠すかのように…。
「うちにはもう、あの子は居ないの」
そう言う、ただそれだけ。
何を尋ねても、芳しい答えは返ってこなかった。
ツカサ「そうですか…ありがとう、ございます。
それとすみません。家にまで押しかけちゃって…」
「いいのよ、不思議に思うのも変じゃないから…
…でもね、この世界には知ってはならないこともあるのよ」
ツカサ「知ってはならないこと…?」
「…それでも知りたいなら、あの子を諦めきれないのなら、これを…」
と、渡されたのは1枚の紙。
プロメテウス計画。そう書かれており、住所もある。
ツカサ「随分離れた場所…
ていうか、境界の外じゃないですかこれ?」
「ええ、あの子は境界の外に行ったの」
ツカサ「なんでまた…」
「選ばれたから」
ツカサ「選ばれた…?何に」
「…天使の触媒に」
天使の触媒、それは境界の外の話。
この世界には魔物がいる。
人間を襲う魔物が…。
人間たちは境界を造り、境界の中で暮らしている。
小さな箱庭のような場所で…。
その生活自体には不満も不便のない。
殆どの人間は境界の中にいるし、ここなら魔物は入ってこない。
文明だって、境界という小さな箱庭のおかげか、かなり進んでるんではないかと旧歴史学を学んでいて思う。
だから始めてしまったのか、いつからやっていたのか…プロメテウス計画。
調べていたら詳細が見えてきた。
天使の触媒、それは選ばれるもの。
魔物を屠る存在、この世界を救う存在。
しかし、選ばれたら彼らの戸籍は消滅される。
死亡、と同じ扱いとなる。
これは死と同義だというのか。
なら、今頃ユウキは…。
ツカサ「っ……ユウちゃん、待ってて…
すぐ行くから…」
ユウキのお母さんは辛そうに、でも何かを隠すかのように…。
「うちにはもう、あの子は居ないの」
そう言う、ただそれだけ。
何を尋ねても、芳しい答えは返ってこなかった。
ツカサ「そうですか…ありがとう、ございます。
それとすみません。家にまで押しかけちゃって…」
「いいのよ、不思議に思うのも変じゃないから…
…でもね、この世界には知ってはならないこともあるのよ」
ツカサ「知ってはならないこと…?」
「…それでも知りたいなら、あの子を諦めきれないのなら、これを…」
と、渡されたのは1枚の紙。
プロメテウス計画。そう書かれており、住所もある。
ツカサ「随分離れた場所…
ていうか、境界の外じゃないですかこれ?」
「ええ、あの子は境界の外に行ったの」
ツカサ「なんでまた…」
「選ばれたから」
ツカサ「選ばれた…?何に」
「…天使の触媒に」
天使の触媒、それは境界の外の話。
この世界には魔物がいる。
人間を襲う魔物が…。
人間たちは境界を造り、境界の中で暮らしている。
小さな箱庭のような場所で…。
その生活自体には不満も不便のない。
殆どの人間は境界の中にいるし、ここなら魔物は入ってこない。
文明だって、境界という小さな箱庭のおかげか、かなり進んでるんではないかと旧歴史学を学んでいて思う。
だから始めてしまったのか、いつからやっていたのか…プロメテウス計画。
調べていたら詳細が見えてきた。
天使の触媒、それは選ばれるもの。
魔物を屠る存在、この世界を救う存在。
しかし、選ばれたら彼らの戸籍は消滅される。
死亡、と同じ扱いとなる。
これは死と同義だというのか。
なら、今頃ユウキは…。
ツカサ「っ……ユウちゃん、待ってて…
すぐ行くから…」
