小話
・サリエルの初期化
アキラ「…ん、兄さんが居ない。
兄さん…?」
着替えて部屋を出ると、部屋の外でショウタが立ち尽くしている。
ショウタ「……」
アキラ「兄さん?」
ショウタ「……」
アキラ「ショウタ…?」
ショウタ「……」
アキラ「…サリエル」
ショウタ「…なに?」
アキラ「初期化してる…
今日の予定、1時間ずらしてもらいましょうか。
サリエルおいで。貴方にはこれを読んでほしいです」
ショウタ「分かった…」
ホログラム日記を渡して数分後…。
他の支度をしていると、トコトコとショウタがやってくる。
ショウタ「…えーっと、おはよう?」
アキラ「おはようございます、兄さん」
ショウタ「また…やっちゃってたみたいだね」
アキラ「こればかりはしょうがありません。そういうものですし」
ショウタ「もー初期化めんどくさいなー!
ツカサくんにも謝らなきゃ…
つか!お髭ジョリジョリさせろよ!もう髭剃ってあるし!!」
アキラ「…今度、その項目消しておこう…」
ショウタ「お兄ちゃんの前で日記の改竄計画とかよく口に出せたな…!
アキラ、抱っこ」
アキラ「…はい」
ショウタを抱きかかえる。
あいかわらず、熱のない身体。
自分の熱を分け与えて、じんわりと暖かくなる彼の身体。
ショウタはおそらく、俺の心音を聞いているのだろう。
ショウタ「……」
アキラ「…そろそろ作戦時間です。
行きましょう、兄さん」
ショウタ「…そうだな、ツカサくんにも説明しなきゃだし」
ショウタ「ツカサくーん!ウチ今日イメチェンしてん。
どこ変わっとるか分かるー?」
ツカサ「何なのその訛…
…特に変わったところはなさそうだけど…」
ショウタ「ふふーんまだまだやなー?
…ウチ、初期化してん」
ツカサ「は?」
アキラ「すみません。
朝起きたらショウタが初期化してました…」
ツカサ「…それで、僕に不都合なことがあるの?
ショウタは普通に話してるみたいだけど…」
ショウタ「君がツカサくんで、アキラはオレの弟で、そこにいる子はカマエルでユウキちゃんってことはちゃんと分かってるよ。
ある程度の記憶も日記を見たから記録として覚えてる。
ただ…ほい」
ツカサ「うん?…は?
まて、おい、武器編成消えてるじゃん!!」
ショウタ「そう、これが初期化の恐ろしいところ〜」
ツカサ「待ってよ、かなり細かくカスタマイズしてたのに!!
えっと、スナイパーライフルの設定は…」
ユウキ「…?
アキラさんアキラさん」
アキラ「どうされました?」
ユウキ「以前私が初期化した?時に、武器編成は生きてたんですよね?」
アキラ「…そういえばそうですね。
なんでだろ…」
ショウタ「んー?そうなの?」
アキラ「ええ、初期化しても残ってたから、平気なのかと思っていたのですが…
そうではないのですね?」
ショウタ「初期化は本当に記憶をリセットするよ。
あぁ、一応知識記憶は残ってるけどね。
本で読んだ内容とか敵の種類とか…あれがテレビでこれが本でみたいなね。
でも、エピソード記憶とか武器編成記憶は消える。
から、武器編成ログは作ってあるんだけど…」
ツカサ「は!?あるの!?見せろよそれ!!」
ショウタ「…君、ここまで結構コロコロ編成変えてたみたいね?
多分、オレがまだ覚えなくていいやーってなっちゃって、君の記録が一切載ってない」
ツカサ「役立たずぅ!!!」
アキラ「かなり調整に力を入れてましたからね…
試行錯誤をよくしていた印象はありますよ」
ツカサ「はぁ!?いつ見てたの!?」
ユウキ「一緒に戦うし、アキラさん、結構ツカサくんのこと気にしてると思うよ?」
ツカサ「余計なお世話だよっ!!
僕はそもそも…っ、あーもー射撃場行くぞ!!」
ショウタ「いくらでも付き合うよツカサくん!」
ツカサ「元はといえばお前が!…もー!!」
アキラ「……」
アキラ「…ん、兄さんが居ない。
兄さん…?」
着替えて部屋を出ると、部屋の外でショウタが立ち尽くしている。
ショウタ「……」
アキラ「兄さん?」
ショウタ「……」
アキラ「ショウタ…?」
ショウタ「……」
アキラ「…サリエル」
ショウタ「…なに?」
アキラ「初期化してる…
今日の予定、1時間ずらしてもらいましょうか。
サリエルおいで。貴方にはこれを読んでほしいです」
ショウタ「分かった…」
ホログラム日記を渡して数分後…。
他の支度をしていると、トコトコとショウタがやってくる。
ショウタ「…えーっと、おはよう?」
アキラ「おはようございます、兄さん」
ショウタ「また…やっちゃってたみたいだね」
アキラ「こればかりはしょうがありません。そういうものですし」
ショウタ「もー初期化めんどくさいなー!
ツカサくんにも謝らなきゃ…
つか!お髭ジョリジョリさせろよ!もう髭剃ってあるし!!」
アキラ「…今度、その項目消しておこう…」
ショウタ「お兄ちゃんの前で日記の改竄計画とかよく口に出せたな…!
アキラ、抱っこ」
アキラ「…はい」
ショウタを抱きかかえる。
あいかわらず、熱のない身体。
自分の熱を分け与えて、じんわりと暖かくなる彼の身体。
ショウタはおそらく、俺の心音を聞いているのだろう。
ショウタ「……」
アキラ「…そろそろ作戦時間です。
行きましょう、兄さん」
ショウタ「…そうだな、ツカサくんにも説明しなきゃだし」
ショウタ「ツカサくーん!ウチ今日イメチェンしてん。
どこ変わっとるか分かるー?」
ツカサ「何なのその訛…
…特に変わったところはなさそうだけど…」
ショウタ「ふふーんまだまだやなー?
…ウチ、初期化してん」
ツカサ「は?」
アキラ「すみません。
朝起きたらショウタが初期化してました…」
ツカサ「…それで、僕に不都合なことがあるの?
ショウタは普通に話してるみたいだけど…」
ショウタ「君がツカサくんで、アキラはオレの弟で、そこにいる子はカマエルでユウキちゃんってことはちゃんと分かってるよ。
ある程度の記憶も日記を見たから記録として覚えてる。
ただ…ほい」
ツカサ「うん?…は?
まて、おい、武器編成消えてるじゃん!!」
ショウタ「そう、これが初期化の恐ろしいところ〜」
ツカサ「待ってよ、かなり細かくカスタマイズしてたのに!!
えっと、スナイパーライフルの設定は…」
ユウキ「…?
アキラさんアキラさん」
アキラ「どうされました?」
ユウキ「以前私が初期化した?時に、武器編成は生きてたんですよね?」
アキラ「…そういえばそうですね。
なんでだろ…」
ショウタ「んー?そうなの?」
アキラ「ええ、初期化しても残ってたから、平気なのかと思っていたのですが…
そうではないのですね?」
ショウタ「初期化は本当に記憶をリセットするよ。
あぁ、一応知識記憶は残ってるけどね。
本で読んだ内容とか敵の種類とか…あれがテレビでこれが本でみたいなね。
でも、エピソード記憶とか武器編成記憶は消える。
から、武器編成ログは作ってあるんだけど…」
ツカサ「は!?あるの!?見せろよそれ!!」
ショウタ「…君、ここまで結構コロコロ編成変えてたみたいね?
多分、オレがまだ覚えなくていいやーってなっちゃって、君の記録が一切載ってない」
ツカサ「役立たずぅ!!!」
アキラ「かなり調整に力を入れてましたからね…
試行錯誤をよくしていた印象はありますよ」
ツカサ「はぁ!?いつ見てたの!?」
ユウキ「一緒に戦うし、アキラさん、結構ツカサくんのこと気にしてると思うよ?」
ツカサ「余計なお世話だよっ!!
僕はそもそも…っ、あーもー射撃場行くぞ!!」
ショウタ「いくらでも付き合うよツカサくん!」
ツカサ「元はといえばお前が!…もー!!」
アキラ「……」
