プロローグ
・シャンデリアブレイク
ジェード「…なぁ、お前らさぁ…
どうして今日だけで、おれの周りで大惨事が二回も起きるわけ?」
クロウリー「ジェードくんのおっしゃるとおりですねぇ」
エース「すんません…」
グリム「ふなぁ……」
デュース「どうして僕まで…」
正座する人数が、なぜか二人から三人に増え、ジェードはまるで、鬼の形相と化している。
隣では、クロウリーが飽きれた様子で、壊れたシャンデリアのがれきを見つめていた。
エース「いや元はといえば、お前がオレを投げなきゃシャンデリア割らずに済んだんだろ!
つか、もっとマシな捕まえ方あっただろが!」
グリム「そーだそーだ」
ジェード「グリム、シャラップ」
グリム「はい…」
ジェード「すみません、シャンデリアの掃除は致しますので…」
クロウリー「全く…ジェードくんはよくやってくれていましたので不問としますが…
貴方たちは、即 刻 退 学 です!」
エース・デュース「「えぇえええええ!!!???」」
ジェード「おっと、これは学園長ご立腹だぁ…」
エース「た、退学って…
シャンデリア壊しただけで!?」
デュース「っ…弁償します!いくら掛かってでも…
だから、退学だけは…!」
クロウリー「…そう言いますが、あのシャンデリア、歴史的価値のあるシャンデリアですよ?
この学園設立当初に伝説の魔法道具マイスターに作らせたとーっても素晴らしい、唯一無二のシャンデリア。
ま、ざっと10億マドルはくだらないでしょうね」
デュース「じゅ、10億マドル…!?」
ジェード「マドルってうちの世界の貨幣じゃいくらなんだろ…
まぁ、それを置いといたとしても、一生馬車馬働きしても払いきれるかどうか、だね…」
デュース「っ…な、何でもしますから!
どうか、どうか退学だけは…
退学なんて…母さんになんて言えば…」
ジェード「…学園長、なんか手立てはありませんか?」
クロウリー「おや…と、言いますと?」
ジェード「エースはともかく、デュースは巻き込まれの初犯だ。
まぁ…おれの見る限りだけど…
これで退学はちょっと、可哀想かなって…」
エース「つか、お前はどこの目線に立って言ってんの…
お前、ただの雑用係じゃねぇのかよ」
ジェード「おれ、お前らが授業や部活案内を楽しんでる間に、この学園の庭も廊下も空き教室も全部掃除したから」
エース「は!?この学園全体を!?
教室ってだけでもかなりあるし、廊下も庭も広いだろ!?」
クロウリー「ええ、私も驚きました…
ざっとではありますが、完璧に掃き掃除と拭き掃除、おまけに簡単な庭の手入れまで…
本当に、魔法が使えないのかと怪しむぐらいには…」
グリム「ホントだゾ…
こいつに付いてくの大変だったんだからな…」
ジェード「丁寧にやると流石に時間はかかるけど…
せっかくやるなら、学園開設時当初まで戻してやろうかと」
クロウリー「その意気込みは大変素晴らしい!
あんなオンボロ寮に住まわせているのが勿体無いくらいです!
いっそあの寮改装しましょうか!?」
ジェード「あ、いえ、自分でやります。
まぁ欲を言えばぁ、改装のための資金を工面してくだされば…」
クロウリー「それはもちろんですとも!
素晴らしい労働にはしっかり謝礼をいたします!私、この学園の学園長なので!!」
エース「完全に掃除だけで権力を取得しただと…
どうしてそこで交渉成立してんだよ…」
クロウリー「さて、話を戻しましょう。
10億マドルの件もそうですがそれ以前に、魔法道具の心臓とも呼べる魔法石が割れてしまっているのが何より問題ですね」
ジェード「魔法石?」
クロウリー「えぇ、あの灯りはただの灯りではなく、魔法石によって灯されておりましたので…
魔法石は2つと同じものはない。
その魔法石が壊された今、あのシャンデリアは二度と光を灯ることはないでしょう…
…しかしひとつだけ、ドワーフ鉱山にひょっとしたら同じ性質の魔法石が1つくらいは残っているかもしれませんね…それがあれば修理も可能やも…
なので、一晩まで待ってさしあげます。
明日の朝までに魔法石を持って帰ってこられなければ君たちは退学です」
デュース「はい!ありがとうございます!
ドワーフ鉱山…そこに行けばいいんだな」
エース「えぇー」
グリム「やなんだゾー」
ジェード「…グリム、取ってこないとお前も寮から追い出すから」
グリム「げぇ!?なんでだゾ!!」
ジェード「元はといえば、お前がシャンデリアの上になんか乗ったから、二人も退学寸前なんじゃん。
ならお前も退学だ、当たり前」
クロウリー「えぇ、そうですね。
ジュゼくんには悪いですが、使い魔契約も解消でしょうね…」
ジェード「そもそもジュゼ、こいつと使い魔契約してません」
クロウリー「おや、じゃあ追い出すだけでいいですね」
グリム「ふなー!わかったゾ!魔法石探せばいいんだな!
エース、デュース、行くゾ!」
デュース「おう!行くぞ!」
エース「はーぁ、しゃーねぇか。
んじゃ、パパっと行って魔法石を持って帰ってきますかぁ…」
クロウリー「………ジェードくん。
バイト代払いますので、三人の監視をお願いできますか?」
ジェード「え゙……あー…分かりました。
代わりにジュゼに伝言お願いできますか?遅くなりますと…」
クロウリー「えぇ分かりました、伝えておきましょう」
ジェード「…なぁ、お前らさぁ…
どうして今日だけで、おれの周りで大惨事が二回も起きるわけ?」
クロウリー「ジェードくんのおっしゃるとおりですねぇ」
エース「すんません…」
グリム「ふなぁ……」
デュース「どうして僕まで…」
正座する人数が、なぜか二人から三人に増え、ジェードはまるで、鬼の形相と化している。
隣では、クロウリーが飽きれた様子で、壊れたシャンデリアのがれきを見つめていた。
エース「いや元はといえば、お前がオレを投げなきゃシャンデリア割らずに済んだんだろ!
つか、もっとマシな捕まえ方あっただろが!」
グリム「そーだそーだ」
ジェード「グリム、シャラップ」
グリム「はい…」
ジェード「すみません、シャンデリアの掃除は致しますので…」
クロウリー「全く…ジェードくんはよくやってくれていましたので不問としますが…
貴方たちは、即 刻 退 学 です!」
エース・デュース「「えぇえええええ!!!???」」
ジェード「おっと、これは学園長ご立腹だぁ…」
エース「た、退学って…
シャンデリア壊しただけで!?」
デュース「っ…弁償します!いくら掛かってでも…
だから、退学だけは…!」
クロウリー「…そう言いますが、あのシャンデリア、歴史的価値のあるシャンデリアですよ?
この学園設立当初に伝説の魔法道具マイスターに作らせたとーっても素晴らしい、唯一無二のシャンデリア。
ま、ざっと10億マドルはくだらないでしょうね」
デュース「じゅ、10億マドル…!?」
ジェード「マドルってうちの世界の貨幣じゃいくらなんだろ…
まぁ、それを置いといたとしても、一生馬車馬働きしても払いきれるかどうか、だね…」
デュース「っ…な、何でもしますから!
どうか、どうか退学だけは…
退学なんて…母さんになんて言えば…」
ジェード「…学園長、なんか手立てはありませんか?」
クロウリー「おや…と、言いますと?」
ジェード「エースはともかく、デュースは巻き込まれの初犯だ。
まぁ…おれの見る限りだけど…
これで退学はちょっと、可哀想かなって…」
エース「つか、お前はどこの目線に立って言ってんの…
お前、ただの雑用係じゃねぇのかよ」
ジェード「おれ、お前らが授業や部活案内を楽しんでる間に、この学園の庭も廊下も空き教室も全部掃除したから」
エース「は!?この学園全体を!?
教室ってだけでもかなりあるし、廊下も庭も広いだろ!?」
クロウリー「ええ、私も驚きました…
ざっとではありますが、完璧に掃き掃除と拭き掃除、おまけに簡単な庭の手入れまで…
本当に、魔法が使えないのかと怪しむぐらいには…」
グリム「ホントだゾ…
こいつに付いてくの大変だったんだからな…」
ジェード「丁寧にやると流石に時間はかかるけど…
せっかくやるなら、学園開設時当初まで戻してやろうかと」
クロウリー「その意気込みは大変素晴らしい!
あんなオンボロ寮に住まわせているのが勿体無いくらいです!
いっそあの寮改装しましょうか!?」
ジェード「あ、いえ、自分でやります。
まぁ欲を言えばぁ、改装のための資金を工面してくだされば…」
クロウリー「それはもちろんですとも!
素晴らしい労働にはしっかり謝礼をいたします!私、この学園の学園長なので!!」
エース「完全に掃除だけで権力を取得しただと…
どうしてそこで交渉成立してんだよ…」
クロウリー「さて、話を戻しましょう。
10億マドルの件もそうですがそれ以前に、魔法道具の心臓とも呼べる魔法石が割れてしまっているのが何より問題ですね」
ジェード「魔法石?」
クロウリー「えぇ、あの灯りはただの灯りではなく、魔法石によって灯されておりましたので…
魔法石は2つと同じものはない。
その魔法石が壊された今、あのシャンデリアは二度と光を灯ることはないでしょう…
…しかしひとつだけ、ドワーフ鉱山にひょっとしたら同じ性質の魔法石が1つくらいは残っているかもしれませんね…それがあれば修理も可能やも…
なので、一晩まで待ってさしあげます。
明日の朝までに魔法石を持って帰ってこられなければ君たちは退学です」
デュース「はい!ありがとうございます!
ドワーフ鉱山…そこに行けばいいんだな」
エース「えぇー」
グリム「やなんだゾー」
ジェード「…グリム、取ってこないとお前も寮から追い出すから」
グリム「げぇ!?なんでだゾ!!」
ジェード「元はといえば、お前がシャンデリアの上になんか乗ったから、二人も退学寸前なんじゃん。
ならお前も退学だ、当たり前」
クロウリー「えぇ、そうですね。
ジュゼくんには悪いですが、使い魔契約も解消でしょうね…」
ジェード「そもそもジュゼ、こいつと使い魔契約してません」
クロウリー「おや、じゃあ追い出すだけでいいですね」
グリム「ふなー!わかったゾ!魔法石探せばいいんだな!
エース、デュース、行くゾ!」
デュース「おう!行くぞ!」
エース「はーぁ、しゃーねぇか。
んじゃ、パパっと行って魔法石を持って帰ってきますかぁ…」
クロウリー「………ジェードくん。
バイト代払いますので、三人の監視をお願いできますか?」
ジェード「え゙……あー…分かりました。
代わりにジュゼに伝言お願いできますか?遅くなりますと…」
クロウリー「えぇ分かりました、伝えておきましょう」
